「長距離の引越しは高い」は妄想!格安で長距離引越しをする裏ワザはコレ!

引越しが長距離になる場合、費用が高くなってしまう事はある程度覚悟しておかなくてはなりません。

しかし、ちょっとしたポイントを抑える事ができれば、長距離の引越しでも予想以上に安く済ませる事ができてしまうんですよ!

と言っても、難しい事は何一つありませんので、ここで紹介する方法をぜひ参考にしてみてくださいね!

初めての長距離引越し…すべてがわからない!

始めて長距離の引越しをする場合、何から手を付けていいのか、どういう準備が必要なのか…さっぱりわからない事が多いですよね。

でも、悩むことはありません。普通の引越しと同じように準備を進めていけばいいんですよ。

荷造りや梱包、不用品の処分、これらは一般的な引越しと何ら変わるところなんてないんですから。
ただ、一つだけ違うところがあるとすれば、《すぐ必要なものを別に確保して苦必要がある》事でしょう。

あとは、強いて言えば、長距離の輸送に耐えられるよう、梱包はしっかりと行う事…くらいです。

また、こうした遠距離の引越しにかかる費用は、移動距離とその方法、荷物の量などによって異なり、また、業者によっても異なります。

ただ距離ごとの料金に関しては、一定の基準が国土交通省によって定められているので、とんでもなく差があるという事はありません。

ですが、人件費や必要経費などを加味すると業者ごとに差が出て来ますので、気になる業者があれば、直接問い合わせてみるのが良いでしょう。

 

注意点はコレ!すぐ必要なものを別で確保しておく

長距離の引越しにおいて、一般的な引越しとは違う「すぐ使う物は別で確保しておく」という注意点について、ちょっと説明しますね。

長距離の引越しは、基本的には300キロ、400キロ以上の距離を移動するものを指して言いますが、こうした長距離の移動を伴う引越しの場合、荷物の到着が当日中にできるとは限らず日数がかかる場合がほとんどです。

例えば今日積んだ荷物が到着するのは明後日…とか、早くても明日…のような形です。

となると、当然ですが、何も荷物が届いていない空の新居で数日間を過ごしたり、ホテルに宿泊するなどして荷物を待たなくてはなりません。

その際に普段使う日用品や身の回りの品が全くなかったら、困ってしまいますよね。ですから、最低でも2日間くらいは過ごす事ができるだけの身の回り品や着替えを手元に置いておく必要があるんです。

とは言え、何も難しく考える必要がありません。2泊くらいの旅行にでも行く時と同じ準備をしておけばいいだけの話です。例えばボストンバッグに入れて持ち歩く、それだけでOKでしょう。

 

長距離を安く!混載便

長距離の引越しを安く済ませるために最も一般的に用いられるのが「混載便」と呼ばれる輸送方法です。
混載便とは、複数の依頼先からの荷物を同じ車両に乗せて運ぶ輸送方法を指しており、一般的な引越しに用いられる「1台のトラックに1軒分の荷物」というやり方とは大きく異なります。

ですが、他の荷物と混ざる事はなく、また、交通費などの経費部分が大幅に削減できるため、総合的に相場よりもとても安い料金で引越しをする事が可能なんですね。

例えば、東京から青森まで引越す家族が3組いたとします。

それぞれにトラックを1台ずつ使って合計3台のトラックを走らせ、高速代、ガソリン代、人件費を使えば引越し業者にとっては儲けになるかもしれませんが、環境問題や総合的なコストを考えた場合、必ずしもプラスになるとは言えません。

これを、1代の大型トラックに変更し、3組の荷物をいっぺんに積み、輸送した場合はどうでしょう。高速代もガソリン代も1台分で済んでしまい、人件費も当然削減する事が可能になります。これを上手に利用したのが混載便なんですよ。

引越しを依頼する客側から見ても、複数人で依頼したと同じになれば経費も分担したのと同じ、結局長距離の引越しでも安くできるので大歓迎という事になるわけです。

ただ、混載便は引越す側の都合で日程を組む事ができないので、引越し業者に任せるか、混載便がタイミングよく発生した場合にしか利用できないという欠点もあります。

ですので、引っ越し日に関して「この日でなければ!」という希望がある場合は、混載便を利用できない可能性もある事を理解しておきましょう。

それさえクリアできれば、混載便は長距離の引越しをかなり安く実現する事ができるのでおすすめなんですよ!

 

もっとお得に、帰り便!

混載便は複数の引越し荷物を一緒に積んで運ぶプランでしたが、もっと格安に、そして自分の荷物だけで運んでもらえる可能性があるのが、帰り便と呼ばれる輸送方法です。

言い方は悪いですが、地方などへ輸送のために行っていたトラックが帰ってくる際に「どうせそっちの方面へ行くんだから、ついでに積んで帰る」というやり方をするものです。

もともとの輸送のために経費はすでに組んである、そこに「ついで」の荷物を積んで戻って来るので、交通費がまるまる浮くのと同じです。

また、帰り便の場合は事前の訪問見積りもなくダンボールなど梱包材が用意されないため、そうした経費が浮く事も安く上がる理由の一つになっています。

では、帰り便がどれくらい安いのかを、筆者の経験談でお話しますね。

筆者は山形の母のもとに一時的に引越しの荷物を預けた事がありました。離婚に伴う退去までの間に、引越し先が見つからなかったからです。

自分が戻るべき神奈川で部屋を見つけ、山形に置いてある荷物を運んでもらう必要があり、引越し業者を片っ端から当たっていました。

その時、「ちょうど山形からの帰り便がありますから、それでよければ」というお話をいただき、お願いする事にしました。

普通に引越し業者に見積もりをしてもらった所、山形から神奈川の引越しは20万円以上、安いところでも18万円、15万円などのところが多く、自分でやった方が良いのかと諦めかけていたところでしたが、その帰り便でやってくれるというところは、なんと8万円きっかりで!だったんです。

トラックに満杯に積まれた荷物は多少窮屈そうでしたが、何とか全ての荷物が積み込まれ、8万円ピッタリでやってもらえました。

作業員はこれもビックリの1名、それなのにあっという間に全ての荷物を積み終わり、神奈川へ向けて走って行きました。

荷おろしは翌日でした。急ぐわけではないのでいつでもいいと話してありましたが、翌日には届けてもらえ、感謝の気持ちで新しい生活がスタートできた事を思い出します。

帰り便は、引越し業者の都合が運よく合えば、最高にお得に引越せる方法です。ただ、混載便と同じく「この日に引越したい」といった希望の日程がある場合は使えない事がほとんどです。

とにかく安く長距離の引越しができる帰り便ですが、その反面、自分の都合ではなく引越し業者の都合のみで可否が決まるという欠点も持っています。

 

長距離に強い引越し業者の選び方と当日のスケジュール

長距離引越しの業者を探す際、注目したいのが「全国的なネットワークを持っているかどうか」です。
大手の業者ならほぼ全国的なネットワークを持っているので、長距離の引越しには強いと言えます。

規模の小さな業者の場合、長距離引越しはできないと断られたり、できたとしても途中から別の業者に変わるなどしてしまうため、トータルの引越し費用は高くついてしまう可能性があります。

それだけでなく、荷物の積み替えなどが発生した場合、破損にもつながってしまうので、あまりおすすめはできません。

表面上の費用は大手の方が高い感がありますが、こうした細かい部分を良く考えてみると、大手は決して高くはないのだという事がよくわかりますよね。

さて、引越し当日のスケジュールですが、荷物の搬出は鍵の返却等もあるので立ち会う事になります。
全ての荷物を搬出し終わった時点で、鍵の返却等の処理を終わらせ、新居に向けて出発しましょう。

長距離引越しでは、荷物の到着が当日とは限らず、2~3日かかるのが一般的です。
大手引越し業者Aでも、3日間は必要だとしています。

ですので、これまでの部屋の処理を終わらせてからのんびり新居に向かっても十分間に合うと言えますね。