引っ越した新しい部屋での盛り塩の正しいやり方・知識まとめ!

引越し先で悪い事が起こらないように、盛り塩などのお清めをしてから入居したいと考える人は少なくありません。

賃貸住宅の場合は前の入居者の気が残っていたりするとなんとなく気分的にお清めをしたくもなりますし、新築の場合も建設に携わった人たちの気を取り除きたいような気持ちになりますよね。

今回は、引越し先でお清めとして盛り塩をする場合の正しいやり方やその知識について、少し紹介してみたいと思います。

引越しの時の盛り塩の意味と目的

引越しに際して盛り塩をするという人は結構多くいます。

元来、塩には浄化、清浄などの効果があるとされていることから、お清めの意味をこめて盛り塩という風習が生まれてきました。

わかりやすい例で言うと、お葬式後には塩でお清め…なんて、しますよね。

人間は「気」の影響を受けやすいと言われています。

賃貸住宅などでは、物理的にはクリーニングが施されて綺麗な状態になっているかもしれませんが、気の浄化まではされていません。

前の入居者がそこでどのような生活を送り、どのような思いを持って暮らしていたのか、どんな思いをそこに残していったのか、知る由もありません。

もしかすると色々な邪気を残している可能性もあるわけです。

そこで、塩の持つこうした清浄作用、浄化作用にあやかり、引越し先で不幸が起こらないように…悪い事が起こらないようにと願って厄除けの意味もこめて行われるのが盛り塩なんですね。

引越しの時だけでなく、何もなくても盛り塩をする人も中にはいますよね。

昔から水周りなど「不浄の場」には盛り塩をすると良い…と風水などでも言われているので、実は筆者もやっています。

信じる者は救われる…という事なのか、1週間ほどの期間で新しいものに入れ替えるのですが、新しくなった後は何となく安定した生活が送れているように感じます。

 

盛り塩の正しいやり方

塩が邪気を祓ってくれる、厄除けになると言っても、ただそこに撒いたり置いたりすればいいものではありません。

盛り塩には正しいやり方があるので、参考にしてみてくださいね。

 

盛り塩の形

盛り塩は、三角錐または八角形の三角錐にします。

風水的には八角形が非常に良いとされているので、この形を使う人も多くいます。

(硬めの紙などを使って形を作っておくと便利です。)

この三角錐の盛り塩を、白い小皿に乗せて置くのが正しいやり方です。

 

塩の種類

食卓塩ではなく、粗塩が基本です。

ちょうど良い感じに水分を含んでいるので、形が作りやすく、湿気に対する影響がそれほど大きくありません。

もし粗塩が用意できない場合は普通の食卓塩に少し水分を霧吹きしてあげると形が作りやすくなるので、それでも良いでしょう。

 

置く場所

ここに置かなくてはいけない!というものはありません。

清めたい、浄化したいと思う場所に置けばいいのです。

 

玄関

引越しの際に盛り塩をするなら、まずは玄関に置くようにしてください。

良い気も悪い気も、すべては玄関から入ってくると言われています。

そこで、悪い気が入ってくるのを防ぐという意味で玄関に置くのが一般的です。

できれば玄関の外側、扉の両端に置きますが、人の目が気になる場合は玄関の内側、入ってすぐのところでも良いでしょう。

筆者は玄関の内側に置いています。

 

水周り

水周りは昔から不浄の場と呼ばれている事もあり、浄化が必要な場所として知られています。

トイレ、洗面所、キッチンなどに置いておくと良いでしょう。

 

部屋

子供部屋は邪気を祓っておきたい場所のひとつですよね。

勉強が問題なくはかどるように、学校などでトラブルが起きないように、健康でいられるように…と、願いは尽きないものです。

子供部屋だけに限りませんが、部屋に置く場合は四隅に置くようにすると、部屋全体が浄化されますのでおすすめです。

 

リビング

家族全員が集まる場所ですので、全員の健康、家内安全という願いを込めて浄化すると良いでしょう。

 

盛り塩をするタイミングと期間

盛り塩をする期間がいつまでなのかは、特に決まっていません。

また、いつからやるという事も決まっていません。

ですので、自分でこのタイミングだと思う時に始めて、自分で「もう浄化された」と感じたらやめて良いという事でしょう。

ちなみに筆者はずっと継続しています。

できれば入居前、引越しの荷物が入る前にやっておきたかったのですが、住み始めてからになってしまいました。

塩の交換期間にはさまざまな考え方がありますが、だいたい1~2週間程度で行うのが良いとされています。

盛り塩の基本的な仕方は、このようになります。

置く場所や置き方、置いておく期間など疑問だった点が解消されたでしょうか。

 

盛り塩だけでなく味噌の場合もある

地域によっては、新築への引越しなどの場合に盛り塩だけでなく味噌を一緒に置くという風習もあるようです。

特に沖縄で行われている風習として有名ですが、「家の神様」へのお供え物として塩と味噌が置かれるようです。

家には神様がいるといわれていますよね。

だから、引越しをしてきたらまず家の神様に「これから住まわせていただきます」といったご挨拶をすることが大切で、それを疎かにすると良くないことが起こったりするとも言われています。

そういった意味もあり、引越しの時には盛り塩だけでなく味噌も一緒に置く…そんな考え方もあるようですよ。