引越しの見積もり、準備から荷ほどき完了までの期間はどのくらい?

初めての引越しなどでは、準備にどれくらいの期間が必要になるのか全く予測もつかない事が多いでしょう。

引越し当日になって間に合わなかったら大変ですので、一人暮らしの場合と家族の場合の2つのパターンで引越しにかかる期間を詳しく解説します。

 

部屋が決まってから引越し当日までの平均的な期間

引越しにかかる期間はどのくらいが妥当なのか、普通はどれくらいなのか、と言う点は、引越しをする人が一人暮らしなのか家族なのかによっても異なります。

 

一人暮らしの場合

一人暮らしの場合は、家族と比べて荷物の量が少ないのが特徴です。ですから時間さえうまく確保できれば荷造り期間はそれほどかからない事が多いです。

ただ、会社勤めをしている場合はなかなか普段の日に時間が取れず、たまの休みに一気に…という事も多いので、全体としての準備期間は意外にかかる可能性もあります。

一人暮らしの人の平均的な引越し準備期間は2~4週間前後と言われていますが、学生なのか社会人なのかによっても違いがあるでしょう。

また、男女別に見ると女性の方が準備期間が長いと言うデータもあり、およそ1ヶ月ほどかかっていると言われています。

 

家族の場合

家族の場合は、荷物の量が多いので全体的な準備期間は長くなる傾向が強いです。特に荷造り期間が長く、引っ越し準備期間の半分以上を占める事がほとんどです。

また、家族と言っても夫は普段は仕事で不在である場合が多く、小さな子どもでもいたら荷造りどころではない場合もあります。

そんな事から、家族の場合の引越し準備期間は少なくとも1ヶ月はかかると考えて良いでしょう。

ただ、夫が休みの日などに家族総出で荷造りをしたり、自分たちで運べるものは運ぶなどをしていくと、総合的な期間は予想以上に短く済む可能性もあります。

筆者は家族での引越しですが、普段は一人で毎日少しずつ荷造り、家族がそろった日は新居の掃除や荷物を運ぶなど少しずつ進めていたので準備期間は1ヶ月かからずに済みました。

 

引っ越し見積りにかかる期間

引越し業者の見積もりにかかる期間については、単身or家族ではそれほど違いはありません。

例えば一括見積などをした場合、複数の引越し業者との交渉が可能になりますが、たいていは1社~2社目くらいで決定してしまう場合が多いので、筆者の経験上は1~2日しかかかりませんでした。

せっかく交渉して価格を下げる事に成功していても、日にちがかかると逆にそれ以上は下がらなくなり、それよりも高い料金でしか契約できなくなっていくからです。

そして最悪の場合、引越し業者が決まらずに時間ばかり過ぎていく…という事にもなりかねません。

「今決めてもらえればこの料金で」という常套句がありますが、それをどこで止めるかが交渉のコツになってきますよ。

 

荷造りだけじゃない!荷ほどきにも予想以上の時間が…

部屋が決まってから引越し当日までにかかる期間はある程度把握できましたよね。でもちょっと待って!荷ほどきにかかる期間を忘れていては困ります。

 

一人暮らしの場合

一人暮らしの場合、荷ほどきにかかる期間は人によって異なりますがおよそ1~2週間前後で済むと言えます。休みのたびにしかできないとしても、それくらいの期間でほぼ完了するでしょう。

 

家族の場合

家族の場合、荷物の量が多いのでやはり荷ほどきにも時間がかかります。とは言え、一般的には1ヶ月っもあれば荷ほどきは完了できると言われています。

ただ、家族全員が揃わなくても少しずつ進めていく事ができるので、予想より早く終わった…という事もありえます。

逆に、子どもの世話や色々な手続きに追われ、思うように荷ほどきが進まないという事もあります。

実際、筆者宅では一番最近の引越し後の荷ほどきに1ヶ月半ほどかかりました。

子どもの世話だけでなく筆者自身も仕事を抱えているので仕事をしながら、そして役所などの手続きに駆け回り、荷物は放置…と言う状態でした。

一人暮らしの場合も家族の場合も、いずれの場合にも共通するのは「やる気を起こすかどうか」という点のようです。

わかっているけど何だかやる気が起こらない…後にしよう…という日もやはりあります。

でも、放置しておいても荷物は片付きませんから、どうせやらなきゃいけないのなら早めに片付けてしまうとスッキリしますよ。

 

サッと終わる荷ほどきのコツとポイント

荷ほどきがサッと終わったらどんなに楽でしょう。荷造りも大変でしたが、荷をほどいて元の場所に戻す作業もかなり大変なものです。

そんな面倒な荷ほどきにも、コツとポイントがあったんですよ。

 

1.収納スペースに入れるものは先に入れて行く

押し入れなど収納スペースに入れるべきものは、先にどんどん入れていきましょう。

そうやっていくと、残るのはダンボールくらいになりますので、だいぶ片付いたと言う感じになります。

 

2.ダンボールは部屋ごとにわけていく

何でもかんでも一か所に積んであると、何がどこの部屋の物なのかさっぱりわかりません。これでは片付けようと言う気持ちにもならないでしょう。

ですから、まずは部屋ごとにダンボールを分け、部屋ごとに荷ほどきをしていきます。

 

3.ダンボールは一気に開けない

一つずつ開けていきます。そして空になった段ボールはその都度つぶしてたたんでいきます。持ち運べる量の限界まできたら、紐でくくってまとめると良いでしょう。資源回収に出す場合でも問題なく運べます。

筆者宅では、最後の引越し後のダンボールの処理に、実に5か月かかりました!

資源回収のルールで、引越しのダンボールは一気に出してはいけないというものがあり、さらにダンボールの回収は月に2回しか来ないのです。

そして、雨が降ったら出せないなど色々な条件が重なり、結局は年末になってやっと全て出せた…という経験をしています。

ですので、引越し後のダンボールを資源回収に出すのなら、こうした事も考慮して早め早めにダンボールを処理していく必要があります。

引越し業者による有料のダンボール回収を利用する場合も、一度に出さないと何度も料金を取られてしまうので、一度で全部出せるように計画的に処理していきましょう。

 

自分で作業できない場合はお任せプランを使おう

仕事が忙しい、学校が忙しい、子どもが小さいから作業できない…など、さまざまな事情を抱えながら引越しをする人も多いものです。

そういった事情を抱えての引越しでは、荷造りから引越し作業、そして荷ほどきまでの全てに平均以上の期間がかかってしまうものです。

それでは、ただでさえ忙しいのにどうしようもなくなってしまいますよね。

そんな場合は、多くの引越し業者が用意している「全てお任せ」のプランを利用すると良いでしょう。

これなら引っ越し前の荷造りから引越し後の荷ほどきまで、全てを引越し業者がやってくれるので自分では一切何もしなくて良いのです。

さらに、最近では新居やこれまで住んでいたお部屋の掃除までしてくれるとっておきのプランを用意しているところもあるので、掃除もする暇がない、引っ越したらすぐに通常通りの生活がしたい、と言う人には好評なんですよ。

時間がない人も忙しい人も、これなら安心して引越す事ができるでしょう。

ただ、料金はその分割高にはなりますが、多少高めの料金を払っても、面倒な荷造りから荷ほどきまで全部やってもらえる、しかも引っ越しのプロにやってもらえるのですから満足度は高いでしょう。

自分の家の引越し期間がどのくらいかかるか全く予測もできないほど多忙な場合は、こうしたお任せのプランを使ってみるのも悪くはありませんよ。