引越しを機に買い替えるものでオススメ生活用品一覧!

家の中には大きな家具やさまざまな家電製品、生活用品がたくさん詰まっています。

普段はそれに気づく事もありませんが、引越し準備を開始すると改めて実感できるものですよね。

そんな家の中の生活用品類ですが、引越しを気に買い換えるのがおすすめな物も中にはあるんですよ。

今回は、そうした生活用品類の寿命や買い替えのタイミングなどについて、解説していきますね。

引越しの際の買い替え検討に役立つ生活用品の寿命

引越しの際には色々買い替える物が出てくる事が多いですよね。

たとえば家具や家電製品、調理器具などの生活用品、さまざまです。

新しい部屋にあわせて買い替える必要があるものや、気分的に新しくしたいという希望によって買い替えを検討しているもの、色々ありますよね。

実はこうした物には必ず寿命があるので、新しくしたいという気持ちや部屋に合わせて買い替える必要があるものなどは、寿命に絡めて検討していくのがもっとも良い方法と言えます。

では、色々な物の一般的な寿命をちょっとピックアップしてリストにしてみますね。

 

家具類

マットレス

最長でも10年程度と考えましょう。

また、マットレスはコイル入りのものとそうでないものがありますが、コイルの入ったものは、中で錆びが生じている可能性もあり、最長の10年を目安に買い換えるのがおすすめです。

コイルの入っていないマットレスの場合は、物によってヘタリの出方が異なりますが、コイル入りよりは寿命が短いと考えましょう。

 

ソファー

材質によって異なります。

革のものは20年や30年持つ場合もありますが、布や合皮の場合は10年~15年が良いところでしょう。

また、ラブソファーなどは比較的寿命も長いようですが、リクライニング式で脚のない床に置くタイプのものなどは格段に寿命が短くなる傾向があります。

筆者の使っていたソファーはこのタイプでしたが、2年で寿命を迎えました。

 

椅子

一般的には8年程度の寿命だと言われています。

材質が金属製のものならもう少し長い傾向があるようです。

 

家電製品

  • テレビ:10年前後
  • 洗濯機:8年~10年前後
  • 冷蔵庫:10年前後
  • 電子レンジ:10年前後
  • 炊飯器:5年前後
  • 照明器具:10年前後
  • 掃除機:5年~7年前後
  • エアコン:10年前後
  • パソコン:4年~5年前後
  • プリンター:5年前後
  • 扇風機:10年前後

 

生活用品

調理器具

  • フライパン(鉄):鉄製フライパンは手入れしだいでいくらでも復活するので、寿命と言えるようなものがありません。 しいて言えば持ち手部分の傷みや穴が開くなどしたときが寿命と言える時期で、これも20年程度使っても起こるかどうか…です。
  • フライパン(テフロン):テフロンの加工がはがれたら使い勝手が極端に悪くなるので寿命と考えます。 およそ2年前後がその時期です。
  • まな板:10年前後
  • なべ:2年~3年前後
  • 包丁:研ぎなおして使うのが一般的ですので、需要と言えるようなものはありません。 また、材質や手入れの仕方によっても異なり、20年、30年と使っても大丈夫な場合もあります。
  • やかん:材質にもよりますが10年前後

 

買い替えた場合どれくらいかかる?

こうした家具類や家電製品などを引越しを機に買い替えた場合、どれくらいお金がかかるのか計算してみましょう。

 

マットレス

コイル入り:(高)10万円前後、(安)3万円前後

コイルなし:(高)5万円前後、(安)1万円前後

 

ソファー

(高)10万円前後

(安)2万円前後

 

椅子

(高)2万円前後

(安)5千円前後

 

テレビ

(高)10万円前後

(安)1万円前後

 

洗濯機

(高)8万円~10万円前後

(安)1万円~2万円前後

 

冷蔵庫

(高)10万円~20万円前後

(安)3万円前後

 

電子レンジ

(高)10万円前後

(安)1万円前後

 

炊飯器

(高)10万円前後

(安)1万円前後

 

照明器具

(高)2万円前後

(安)5千円前後

 

掃除機

(高)10万円前後

(安)5千円前後

 

エアコン

(高)20万円前後

(安)3万円前後

 

パソコン

(高)10万円~20万円前後

(安)3万円前後

 

プリンター

(高)3万円前後

(安)5千円前後

 

フライパン

(高)1万円前後

(安)千円前後

 

まな板

(高)1万円前後

(安)500円前後

 

なべ

(高)1万円前後

(安)千円前後

 

包丁

(高)1万円~2万円前後

(安)千円前後

 

やかん

(高)1万円前後

(安)千円前後

 

これらをすべて高額商品でそろえた場合は161万円、低価格な商品でそろえた場合は21万4千円という結果になりました。

もちろん、高額商品は上を見たらキリがありませんし、低価格な方も下を見ればいくらでも安いものはありますので、今回出してみた結果とは異なる場合もあります。

(大手家具メーカーを参考に算出しました。)

 

本当に買い替えるべきものをしっかり見極める

家具や家電類の寿命と、買い替えた場合の金額。

この両方を見比べてみて、本当に今回の引越しで買い替えるべきなのか、もう少し待ったほうがいいのか…その判断が揺らいでくる人もいるかもしれませんね。

でも、費用の面だけでストップをかけるのもある意味危険と言える場合があります。

というのは、寿命はもちろんですが、一定期間を過ぎると修理のための部品が入手できなくなるからなんです。

一般的な家電製品は、寿命と言われる期間を過ぎると、部品の製造が行われなくなります。

つまり、故障しても修理できなくなると言うことなんですね。

そして、寿命と言われる期間を過ぎた家電製品などは、ある日突然故障する可能性も高くなっていきます。

こんな風に寿命を過ぎた家電製品はある日突然壊れた、修理もできない、買わなきゃ…ということが起こるわけですが、たとえばそれが冷蔵庫だったらどうでしょう。

筆者は実際に、真夏に冷蔵庫が逝ってしまった経験があり、数日間を冷蔵庫なしで耐えるという拷問のような暮らしをした事があります。

突然の故障でその費用の捻出にも困りましたし、買いに行く手間隙、どれを選んだらいいのか迷うなど、事前に買い替えを検討していた場合よりも多くの苦労がついて回りました。

調理器具などはだめになりそうな予兆が出てくるので買い替えを検討しやすいものですが、家電製品や家具などは、「まだ使えるんじゃ?」と思ってしまいがちですよね。

実際はまだ使えているかもしれませんが、寿命、突然の故障、そして省エネという観点からも、年数のたっているものは買い替えても良いのかもしれません。

また、引越し自体の大変さを考えれば、引越し前に買い替えたいものはすべて処分し、新しい部屋には新しい家具や家電をお店から直接配送してもらうのがもっとも効率的なやり方ですよね。

大幅に荷物が減るので引越し費用自体も相当に浮かせることができますし、大量にあれこれ処分する気なら、引越し前がベストタイミングです。

ただ、買い替える物をすべて高品質なものに…と思うと、先ほどの計算でもわかるようにかなりの出費が予測されてしまいます。

逆に低価格なものでそろえれば出費は大きくはありませんが、その分品質的な問題が残るので、一般的な寿命より短い期間しか持たない可能性も出てきます。

これがよく言う「安物買いの銭失い」という結果を招くと言えます。

もちろん、引越しのたびに新しいものに買い替えるというスタンスであれば何も問題はありませんが、そうでない場合はこの機会に一旦手を止め、よく考えてみるのも良いのかもしれませんよ。

 

処分のことも考えて

引越しを機にいろいろなものを買い替えるとなると、購入費用だけでなく処分費用も考えておかなくてはなりません。

まだ使えるものはリサイクルショップに買い取ってもらうなどすれば大きなプラスにはならなくとも、余分な出費を抑える効果は期待できます。

また、リサイクルショップに引き取ってもらえないものは粗大ごみに出すなどして処分しなくてはなりません。

粗大ごみならそれほど多額の費用がかかることはありませんが、運ばなくてはいけなかったり、一度に大量には出さないなど色々なルールがあるので面倒に感じることもあります。

引越し業者に処分してもらう方法もありますが、この場合は多少割高な費用がかかることになります。

また、家電製品の場合、家電リサイクル方に従った処分の仕方が必要なものもありますので、注意してください。