引越し時のトラックの種類と荷物量!1t、2t、3t、4tでどれだけ違う?

引越しの時、2tトラックで運べる荷物の量はどのくらいか、具体的な目安が知りたいと思った事はありませんか。

2tトラック、と言われても具体的にはどのくらい積めるのかがわからないと不安にもなりますよね。

そこで、引越しに使われるトラックの種類や積める荷物量の目安などを解説してみます。

引越しに使われるトラックの種類

引越しに使われるトラックには、2t車をはじめ、さまざまな大きさのものがあります。

 

軽トラック

荷室の広さ:約1.5畳分

荷物が少ない単身者に適しています。ただ、大型家具は運べない場合がほとんどですので、小さな荷物がメインの場合には良いでしょう。

 

1tトラック

荷室の広さ:約2.5畳分

荷物が多めの単身者に適しています。大型家具には厳しい面もありますが、比較的多くの荷物が運べます。

単身者なら問題なく引越しができます。

 

2tショート

荷室の広さ:約3畳分

単身者または荷物の少ない夫婦など1~2人の荷物に適しています。ほとんどの家具類、家電類も十分に運べる広さがあります。

 

2tロング

荷室の広さ:約4.5畳分

荷物が少なめの家族でも対応できるサイズです。2tとは思えない大きな車体なので、十分な荷物量が入ります。

 

3tトラック

荷室の広さ:約6畳分

荷物が多めの家族でも対応できるサイズです。部屋の広さとしては2DK位までに適しています。

 

4tトラック

荷室の広さ:約7.5畳分

荷物が多い家族、人数が多い家族でも対応可能なサイズです。2LDKや3DK以上の部屋に適しています。

 

4tロング

荷室の広さ:約9畳分

かなり荷物が多い家族でも対応可能なサイズです。3LDK以上でも十分対応可能です。

 

10tトラック

荷室の広さ:約12畳分

一般的な家庭では大きすぎ、ほとんどの場合2世帯などの家族で引越すのに利用されます。2家族分の荷物でも積める特大サイズです。

このように、引越しに使われるトラックにはさまざまなサイズのものがあります。

自分では「このくらい」と思っていても、専門家である引越し業者の営業マンに見積もりをしてもらったら予想以上に荷物が多く、大き目のトラックになったという事もあるでしょう。

もちろん積み方の問題もありますし、資材や梱包材などのスペースも考慮しての事ですので、思うようにいかないですよね。

ちなみに筆者は、前回の引越しで4tロングを使いました。それまでが4tだったのでそれで済むかと思ったのですが、そうもいかなかったようです。

 

トラックのサイズで料金はどれくらい違う?

引越しに使われるトラックは、1tにつき2万円が相場だと言われています。

例えば3tトラック1台での引越しなら、トラック代だけで3t×2万円=6万円という計算になるわけです。

ですから、2t→3t、3t→4tと、サイズが上がっていくごとに2万円ほどの違いが出てくると言えます。

そう考えると、引越しの訪問見積りの際に大きなトラックだと言われたら「少し小さなトラックにならないものか」を相談してみると良いでしょう。

本当は余裕で入るのに、大き目のトラックだと言っている可能性もあるからです。

とは言え、荷物が積めなかったら困ってしまいますので、上手に交渉していくと良いでしょう。

また、逆に小さなトラックを数台使うという場合や、ピストン輸送と言って何度も往復して運ぶ場合もあります。

これは、部屋の前の道路の広さが影響していて、前面道路が狭かったり、物件周辺が全て狭い道路だった場合に使われる方法です。

以前筆者が見積りをしてもらったところでは、前面道路だけでなく周辺道路すべてが狭かったので、4t分の荷物の量があるのに4tでは入れないから2tを2回、つまりピストン輸送で…という提案を受けました。

費用としては、2tでピストンにしてもらったほうが安く上がります。

これがピストンではなく2台でとなると4tの時と同じになってしまうわけですが、使うトラックは1台という事で安く上がるのだと説明されました。

引越し費用を安く上げたい場合、こんな方法もあるので参考にしてみてくださいね。

 

正しい見積りをしてもらうために

引越しのトラックの料金相場なんて、普通は知りません。

だいたいいつも2tトラックだし荷物量も変わらないから同じじゃないの?ぐらいに考えている人も多いですよね。

でも、引越し業者によっては見積りの際のトラックサイズが全く違ったり、それに伴って料金もずいぶん変わる…という事が多々あります。

現に、筆者も4tで十分な引越しができていたのに4tロングになってしまっていたり、ありました。

ですが、大切なのはトラックのサイズよりも、値引き交渉なんですよね。

繁忙期はそれはほぼ無理だと言えますが、閑散期は交渉が十分にできるので、うまくいけばトラック代以下で引越しができてしまう可能性もあるんです。

筆者は今回、トラック代以下で3名の作業員付きの引越しを実現しています。

正しい見積りをしてもらうために、引越し用のトラックは1tにつき2万円…という相場を頭に入れておき、その上で本当にこれが正しい見積りなのかをひそかに判断して、交渉に繋げていくと良いでしょう。