荷物が少ないと郵送が安い?!ゆうパックでの引越しはどうなの?

ゆうパックを使った引越しが最近注目を浴びています。

手軽さ、料金の安さ、荷物の届くのが早い事など、さまざまな点がウケているためです。

今回は、ゆうパックを使った引越しの仕方、料金の目安、どんな人にお勧めなのか等、さまざまな面から検証してみます。

ゆうパックで引越しが流行っているワケと良さ

ゆうパックを使った、郵送による引越しが注目を浴びています。

特に若い世代などの単身者に人気で、利用者数も急増中です。

その理由は、料金の安さ。

普通に引越しをするよりもずっと安く済む事が注目されている理由のひとつで、家具類がほとんどない人、荷物が少ない人たちには当たり前のように利用されています。

一般的な引越し業者を使った場合、単身者の引越しプランは距離に応じて2万円前後からありますが、距離が伸びれば料金もぐんと上がってしまうので、躊躇してしまう原因となっています。

ところがゆうパックなら、荷物を送る距離が伸びたところでそんなに急激な料金の上がり幅を見せないので、お得感が強いのです。

たとえばダンボール10個程度なら2万円以下で送る事ができる場合が多いので安いという印象が強くなりますよね。

また、遠方への引越しでは、一般的な引越し業者の場合、料金を安く抑えようとすると混載便などになり荷物の到着がずいぶん遅くなってしまったり、都合どおりにいかないことも多いものです。

ですがゆうパックなら通常の宅配便や宅急便と同じく、早ければ翌日、遅くても翌々日程度で荷物が届くので、遠方への引越しの場合はさらに「お得」と感じるのでしょう。

 

ゆうパック引越しの方法

ゆうパックでの引越しのやり方は、いたって簡単。

普通の宅配便や宅急便を送る時と同じように、ダンボールに荷物を詰めて依頼するだけです。

ダンボールは郵便局の窓口で購入することもできますが、スーパーなどでもらってきたダンボールでも十分可能です。

三辺合計のサイズで料金が変わるので、無駄のないサイズを選ぶようにしましょう。

依頼の方法は3種類あって、

  • 電話で集荷を依頼
  • インターネットで集荷を依頼
  • 窓口への持ち込み

となっています。

電話で集荷を依頼すると、ゆうパックの集配担当者が集荷に来ます。

インターネットの場合も同じです。

窓口まで出しにいく暇がない、車がないから行けない…などの場合に便利です。

窓口への持ち込みは、持込による割引サービスを受けることができるので、さらにお得に荷物を送る事ができます。

 

ゆうパックの割引サービス

ゆうパックには、利用状況によって割引サービスがあります。

 

1.持ち込み割引

窓口へ荷物を持ち込んだ場合に割引が適用されるサービスで、1個につき120円の割引が受けられます。

電話での集荷、インターネットによる集荷依頼で送った荷物については適用されません。

 

2.同一宛先割引

同じ宛先に1年以内に複数の荷物を送る場合に適用される割引サービスで、1個につき60円の割引が受けられます。

前回送った時から1年以内に同一の宛先に送る場合に適用されるので、前回送ったときの控えを提出する必要があります。

 

3.複数口割引

同じ宛先に2個以上の荷物を送る場合に適用される割引サービスで、1個につき60円の割引が受けられます。

 

ゆうパックを利用して引越しをする場合、自分で窓口へ持ち込めば、「持ち込み割引」「複数口割引」の両方が適用されるということになりますので、1個につき180円の割引となります。

仮に10個のダンボールを送った場合、1,800円の割引になりますので、大きいですよね。

ただ、同一宛先割引と複数口割引は併用できないので、どちらか片方のみ適用となります。

 

ゆうパック、宅配便引越しのデメリット

いい事だらけのように思えるゆうパックや宅配便を利用した引越しですが、当然のことながら、デメリットだってそこには存在しています。

 

1.荷物の到着が翌日以降

引越し業者の引越しは、遠方でなければ当日中に荷物が到着することがほとんどです。

ですが、ゆうパックや宅急便を利用した引越しでは、荷物の到着が早くても翌日以降になります。

たとえ同一市区町村だったとしても、早くても翌日です。

ですので、大至急で荷物がほしい人には不向きとなります。

 

2.荷物の扱いに不安

引越し業者の場合は、荷物の扱いをその目で確認することも可能ですが、ゆうパックや宅配便ともなると、その扱いを確認する事ができません。

一時問題になりましたが、荷物の扱いが不適切な場合もあるので心配な人は引越し業者を利用したほうが無難です。

 

実は2に関しては、筆者は某大手宅配便の会社でアルバイトをした事があり、また、ゆうパックをトラックで郵便局に配送する仕事もしていた事があるのでいずれの荷物の扱いも良く知っています。

どこの会社かは言いませんが、下積み禁止の荷物が一番下に入っていたり、縦にしてはいけない荷物が斜めになっていたりと、結構適当な面も見え隠れしています。

とはいえ、だからと言って引っ越し業者が完璧だというわけでもないので、費用の面、荷物の到着に関する面などさまざまな角度から業者選びをしてみるのも良いでしょう。

ちなみにゆうパックや宅配便による引越しでも、荷物にはきちんと補償がついていますので、万が一破損等があった場合にはきちんと対応してもらえるので安心です。