引っ越しの荷造りの中でも、かなり重量級な本や雑誌類。ただダンボールに詰めていけばいいと思っている人、多くありませんか?実は、本や雑誌の詰め方には他の荷物とは違った【詰め方のポイント】があったんです。
目次
本や雑誌の基本的な梱包方法
引っ越しの荷造りの中でも、超重量級と言えるのが、本や雑誌類でしょう。いつの間にかその量を増やしてしまい、気づいた時には「こんなに??」という状態になっている事もよくあります。
そんな本や雑誌は引っ越しの荷造りの時、ただダンボールに詰めれば良いと思っている人も少なくありませんが、実はそれではダメなのです。
大きさをそろえるのがポイント
本や雑誌は、大きさをできるだけ揃えて詰めるのがコツです。ですから、梱包する前に「同じくらいの大きさ」ごとに分けておくと良いでしょう。
こうする事で、箱詰めがしやすくなり、また、重さが偏ったりしない状態を作る事ができるのです。
ダンボールは小さなものを使う
本や雑誌を詰めるダンボールは、できるだけ小さめの物を使いましょう。ただでさえ重さのある本や雑誌ですから、あまりにも大きなダンボールを使うと、つい目いっぱい詰めてしまい、重くて運ぶことができなくなってしまいます。
また、その重さで底が抜けてしまう事もありますので、できるだけ小さなダンボールに小分けにして詰めるのがポイントです。
箱詰めは本を立てるのが基本
本は、立てて箱詰めしましょう。横向きで積んでいく方法が普通だと思っている人も多いようですが、実は横向きに詰めていくと、いくらでも詰めてしまうため、結果的に重くなってしまうのです。それを防ぐために、立てて詰めていくのです。
空いた空間にはタオルや軽めの小物類を入れる
ダンボールに本や雑誌を詰めていて、空間ができた場合、さらにそこに本を詰めるのではなく、軽めの小物類を詰めて重さを調節しましょう。例えばティッシュやマスクの箱などがおススメでしょう。
このように、一つ一つの重さがある本や雑誌は、できるだけ小分けにして重さを制限し、運びやすい状態を作っておくことが大切です。そうしなければ、運んでいる途中で落として破損するだけでなく、怪我をしてしまう可能性もあるので、注意してください。
本を売るってできるのかな?
引っ越しの機会に、増えすぎていらなくなった本を売る人も多くいます。一般的な方法としては、古本屋さんに持ち込む方法、そしてブックオフのような買い取り店への持ち込みなどがあります。
また、時間のない人には、インターネットを使った買い取りもありますので、都合に合わせて方法を選択すると良いでしょう。
また、売る場合の価格としては、あまり期待はしないほうが良いでしょう。1冊につき10円程度…といった事が多く、「お金になる」というより、「捨てるよりはいい」程度と考えましょう。
ちなみに、専門書のように高度な知識を得る事のできる本などは、高く売れそうな印象がありますが、実はそうでもないのです。そういった専門書は買う人があまり多くないため、逆に買い取り額は低くなってしまう傾向があるのです。需要と供給のバランスで買い取り店は成り立っているため、そういった事も起こるのでしょう。
もし引っ越し業者に引っ越しを依頼していたのであれば、古本、雑誌の処分や買い取りについて事前に相談してみると良いでしょう。
引っ越しの機会に本を処分するという選択もある
調重量級な本や雑誌ですから、引っ越しの機会に思い切って処分してしまおう、という選択肢もあります。そんな重い物を必死に運ぶことを考えたら、どうせもう読まないかもしれないんだしいっそ処分しちゃったらいいんじゃないか…?そんな考えが頭をよぎる事もなくはないでしょう。
一般に、本や雑誌を処分する場合、各自治体の資源回収に出す形となります。紙や布の回収日に出すことになっている場合が多く、ひもなどでくくってひとまとめにして出すのが通常のやり方です。
ただ、こうした処分の仕方だと、回収日が決まっているため、タイミングによっては引っ越し日までに出せない可能性も出て来ます。ですから自治体の資源回収に出す場合は、回収日の確認を事前にしておく必要があるでしょう。
自治体の資源回収日に間に合わせて出す事が出来なかった場合、引っ越し業者に処分を依頼してみるのも一つの方法です。処分を依頼すると費用はかかりますが、重いものを自分であちこちに運ぶ労力がいりませんし、新居へ持って行かなくて済むので片付きます。
売ってもお金にならない本や雑誌は、持ち込む労力がかかるばかりで何も得るものがないので、その場合は潔く処分してしまうというのも選択としては良いと言えそうです。
よく、引っ越した先であまり読まないだろう本は開梱しないでそのまま収納しておくと、次の引っ越しの時に楽で良いというような意見もありますが、必要ない本なら処分してしまえば、その分の収納スペースが空きますから、有効に活用できるでしょう。
また、ずっと押し入れにしまいっぱなしの本は、傷みも出てきてしまいますので、できるだけきれいな空気が通る場所に置きたいものですね。