引越しすると同時に、いい機会だから中古車を購入すると言う人もいることでしょう。
例えば社会人になるから車がほしい、車がないと生活が不便な場所に引っ越すから等、さまざまな理由がありますよね。
でも、中古車市場は今はとても大きく、どんな車をどんなところで買えば安心なのかわからない人も多いはず。
そこで今回は、中古車購入に関する注意点や選ぶ際のポイントなどについて解説してみますね。
目次
中古車購入に適した時期・タイミング
これまで車は所有していなかったけれど引越しを機に中古車を購入しよう、引越しで車を買い替えて中古車を何か購入しよう…など、動機はさまざまですが引越しをきっかけにして中古車を購入しようという人は結構いますよね。
引越しに伴って中古車を購入する場合、引越し前よりも引越し後にしたほうがお得なことがとても多くあります。
住所変更が不要になる
引越し前に車を購入してしまうと、引越し後に住所変更をする必要が出てきます。
せっかく購入時にお店の人が車庫証明などの手続きもすべてやってくれたのに、納車後に引越しをするとまた1から、今度は自分でやり直しになってしまうのです。
引越しをしたら人間と同じく車も住所変更をしなくてはなりません。
その手続きは、車庫証明の取得から始まり、ナンバープレートの変更が必要な地域に引っ越した場合はその手続きもあります。
当然ですが、変更するにあたっては車庫証明を取得するのに1週間程度の日数を要し、さらには普通車なら2,600円前後の費用もかかります。(神奈川県の場合)
車庫証明ができたら今度は新しい住所地を管轄する陸運支局へ出向き、住所変更、ナンバープレートの変更などの手続きを行いますが、これが結構面倒なんですよね…。
手数料もかかりますしナンバープレート代もかかり、時期によっては人でごった返していて時間ばかりがかかる始末です。
こうした面倒な作業と無駄な費用をかけないためには、車の購入は引越し後にするのがいいんですよ。
税金のことも考慮する
車の所有には税金がかかります。
基本的には、毎年4月1日現在所有している人に1年分の税金が課されてきますので、この税金の分を節約するためには4月2日以降に購入するのがベストです。
もっと言えば、4月2日以降の早い時期です。
例えば4月2日に購入したら、翌年まで税金を払わずに済んでしまうのでとってもお得なんですよ。
ですので、中古車購入のタイミングで悩んでいるなら、こうした時期を選んでみるのもおすすめです。
総合的に考えると、引越しに伴って中古車を購入する場合は、引越し後の4月2日以降にするというのが一番お得に済む方法のようですね。
3月前後の人民大移動の時期に引越しをする場合はまさにドンピシャリ、引越し後の中古車購入の最高のタイミングになります。
中古車選びのポイント
中古車を購入する際の選び方について、少し解説してみますね。
試乗させてもらう
見た目だけでは内燃機関の具合などが把握できないので、可能なら試乗させてもらいましょう。
エンジンのかかり具合やブレーキのきき、エアコンやワイパー、あらゆる部分を動かしてみて確認します。
乗り心地や加速の感じも確認できるので、試乗は大きなポイントになります。
エンジンルーム・外観の点検
事故あり・なしがわかります。
ネジ部分の塗装の違いを確認し、事故の有無を確認してください。
また、ヘッドライトによく見られる「涙目」と呼ばれる現象は、フロント部分をぶつける事故を起こしている可能性が高いので、それも確認しておきましょう。
他にも、ボンネットのゆがみ具合や左右の隙間の大きさの違いなどからも、事故の有無は判断できます。
記録簿を見せてもらう
点検記録簿は、各車に必ず積んであるものです。
車検の際にも必要になりますので、「ない」は不審だと思ってください。
記録簿の状態を見れば、前所有者の車の扱いが一目瞭然です。
しっかりと点検をされてきた車なら、まず大丈夫でしょう。
色でも価格が異なる
中古車は、年式や距離だけでなく、グレード、そして色によっても値段が変わります。
基本的には人気のある白や黒、グレードの高い車に見られるパールなどがもっとも価格の高い設定となっており、人気のあまりないカラーだと値段は安くなります。
特に車に対するこだわりがなく、費用を抑えたい場合はこうした「不人気カラー」をあえて選択すると言う方法もあります。
保証の詳細を見極める
中古車購入の際には、たいてい保証がついていますが、中には保証なしというようなものもあります。
一般的に、ディーラーで購入した場合は比較的長期の保証がついてきますので安心感は大きいですが、それ以外の中古車店ではせいぜい1ヶ月から3ヶ月程度の保証になっていることがほとんどです。
また、消耗品部分については保証の対象外となることが多いので、こういった点も含めて試乗時に確認し、直してもらっておくことが必要なんですよ。
天気の良い日に行く
雨の日はしっかりとチェックができないことが多いので、天気の良い日に見に行きましょう。
特に外観は雨の日のチェックは絶対にだめです。
塗装の状態が正確に確認できず、購入後に「こんなだった?」となることがあるんですよ。
実際、筆者はそういう目にあいました。
探し続けていた車があるとわかったので雨の日でしたがかまわず見に行きました。
雨で塗装の状態はよく確認できず、大丈夫だろうと思い契約したものの、納車されてきた車はボンネットの塗装が痛み、こすれたようになっていてひどいものでした。
それ以降、雨の日には絶対に車を見に行きません。
他にもいろいろと確認しておくべき部分はありますが、大まかにはこのようになります。
中古車購入の注意点
中古車購入の際の注意点をまとめてみました。
事故の有無を慎重に見る
事故車を買いたいと思う人はあまり多くはないでしょう。
できれば年式が新しく、距離も少なめ、事故なし…が理想ですよね。
でもこの「事故なし」が結構曲者だったりします。
例えばちょっとリア部分を電柱に当ててへこんだ程度なら「事故なし」とする業者がほとんどです。
ちょっとした修理で直すことができますし、《走行に支障がないから事故車とは言わない》という理屈です。
これには筆者も驚きましたが、ディーラーも含め、ほとんどの業者はこういった理屈で「事故なし」と主張しています。
見積書をよく確認
実はディーラーでもよくやるのですが、納車日に自分で引き取りに行くと言ってあるのに見積書の中では「納車費用」が請求されていたり、車庫証明が要らない地域または自分で取ってくると言うことになっているのにその費用が請求されているなど、細かなところでごまかされていることがあります。
見積書のあの小さな文字となんだかよくわからない言葉が並んだ紙をそんなにじっくり見つめて検討する人もいないという現実がこうした自体を生むんですが、きちんと確認しておかないと確実に損をします。
筆者は少し前に購入したセカンドカーの見積書の中で、トータル数万円ほどのごまかしを発見し、訂正させました。
残念なことに大手ディーラーNでした。
必要なものを揃えておく
中古車購入のために必要な書類は、事前に揃えておくと便利です。
- 車庫証明
- 印鑑証明書
- 実印
これら3点は、中古車購入時に必ず必要になるものです。
車庫証明はお店で代行して取得してくれることがほとんどで、この場合代行費用が請求されます。
代行費用の相場はおよそ1万円ですが、自分で取得しに行けば3,000円以下です。
印鑑証明書は現住所地で登録したもので、発行から3ヶ月以内のものが基本です。
実印は、お店で用意される「委任状」に押印するためにもって行きます。
この委任状は、購入する車の登録作業などを代行するために必要なものなので、欠かせません。
他のサイトでは必要書類として「車検証」「自賠責保険の証書」などの記載がありますが、新規に中古車を購入する場合はそんなものは手元に存在しませんので、上記3点だけで大丈夫です。
中古車購入の仕方
中古車を購入する際、当てもなくただ中古車店をまわったところでお気に入りの1台を見つけ出すことはほぼ不可能と言えます。
というのは、自分がどんな車種を探しているのかがはっきりしていないからです。
どのメーカーのなんと言う車がほしくて、その中でもどのグレードのもの、色はこれ、年式はこのくらい、距離はここまで、事故は…と、ほしい車の条件をまずは絞り込みましょう。
希望の車の条件が絞り込まれると、それに該当するものだけを探し出せばいいので、とても効率的になります。
また、インターネットなどで探すこともとても楽になりますので、こうした方法がおすすめです。
そこで、特に使い勝手が良かったこちらのサイトを紹介しますね。
http://221616.com/
買い取りも行っている大手のガリバー運営のサイトなので、希望の車がとても見つけやすいです。
また、いつまでも売れ残っている車を保有することはなく、一定期間が経過すればオークションで売却しているので、「いつでも新鮮な車」を見つけることができるんですね。
探し方もとても簡単でした。
実際に筆者も使ってみましたが、いつもどのサイトを見てもあきらめている「マニュアル車」で検索しましたが、なんと該当が!
保有車両数が多いからこそ、こんな少ない要望にも応えられるのだろうと実感しましたね。
また、事故車の販売は一切行わないと言うその安心感、中古車なのに最長10年の保証付きだなんて、ちょっとびっくりです。
ディーラーでも10年の保証なんてありえませんよね。
さらに、一般的にはありえない「返品制度」まで設けているので、購入後100日以内で条件を満たす場合には返品ができてしまうんです。
これは、筆者も個人的にはとても画期的な制度だと思います。
買ってみたけれど理想と違った…ということは非常に多いものです。
筆者のセカンドカーもあまりのパワーのなさに「こんなの買うんじゃなかった」と何度後悔したかわかりません。
そんなわけで筆者も今、セカンドカーの買い替え検討中です。
なかなか使い勝手がいいので、中古車検索にちょっと使ってみてはいかがでしょうか。