引越しの見積もりと予約はどのタイミングでやればいいのか、ふっと考えた時、疑問に思う人も少なくないでしょう。
全部の荷造りが終わってから?
荷造りに関係なくいつでもOK?
引越し直前とかでも大丈夫?
そんな悩みにお答えしていきますね。
引越し見積もりが可能な期間
引越しの見積もりや予約は、引越しをしようと考えているその日からさかのぼって1ヶ月程度前から行う事が可能です。
しかし現実には、3月前後の繁忙期に引越しをする場合はもっと前から見積もり・予約をしている人も珍しくありません。
と言うより、その時期はそのくらい前から見積もりと予約をしておかなければ引越しをする事が困難になる場合が多いからです。
それ以外の通常の時期なら、1ヶ月くらい前の見積もりと予約で十分でしょう。
では、引越し直前の見積もりや一週間前など比較的引越し日が迫っている時期の見積もりと予約はどうでしょう。
多くの引越し業者では「最低でも1週間前くらいまでには見積もりと予約を済ませてほしい」と考えているようです。
中には直前でも対応可能なところもありますが、大手は厳しい傾向が見られます。
また、引越し直前の見積もりと予約だった場合、引越し料金の価格交渉は困難になるケースが多く、また、時間帯などの指定も難しい事があります。
そういった点で妥協できれば、3日前など本当に目前に迫った時期でも可能とするところがないわけではありません。
もし、そういった形で頼む可能性がある場合は、事前に引越し業者に見積もりや予約はいつから可能なのか、また、いつまでに行う必要があるかを確認しておくと良いでしょう。
見積もり・予約に最適な時期とタイミング
1ヶ月~2週間前がおすすめ
引越しの見積もりと予約に最も適している時期は、引越し日の1ヶ月前から2週間前くらいまでの間と言われており、時期によって前後します。
引越しには繁忙期と閑散期があり、繁忙期の見積もりと予約は早めに行うのが鉄則で、そうしなければ予約はおろか、見積もりすらお断り…となる場合が多くなります。
逆に閑散期は引越し何日前でも見積もり可とするところや直前でも対応可能とするところも出てきます。
このように、引越しの見積もりと予約は頼む時期によって選んでいく必要があるのです。
また、あまり直前ではなく比較的余裕を持って見積もりと予約をする事にはメリットがあります。
早めに予約をすると、曜日や時間帯などが希望通りになる可能性が高いのです。
引越し件数が多く予約がとりにくい土日や大安、友引など縁起の良さそうな日取りや、時間が比較的はっきりとしていて無駄のない午前便などが簡単に予約できる可能性が非常に高いんですよ。
なかなか仕事が休めないと言うような人には、自分の都合に合わせる事が十分可能だとして好評のようです。
見積もり・予約のタイミング
引越しの見積もりと予約をするタイミングとしては、荷造りが終わってからにする必要はなく、荷造り前でもまったく問題ありません。
というのは、引越しの見積もりはほとんどが「訪問見積もり」という形になり、営業マンが自宅に来て荷物の量を確認した上で概算を出すという流れになるのですが、この営業マンは引越し見積もりのプロなので、ぱっと見ただけでも荷物量を把握する事ができると言われています。
いえ、それどころか、家族構成を聞いただけでもある程度の荷物量はわかるとも言われています。
ですので、自分でダンボールがいくつ分…などの把握ができていなくても良く、荷造りは見積もりと予約が完了した後でもまったく問題ないのです。
とは言え、インターネットなどの一括見積もりを利用する際、荷物のリストを入力しなくてはなりません。
たいてい「ダンボール何個」など数値で入力するようになっているので、何となく《荷造りが終わっていないと荷物量がわからないし利用しづらい》と感じる場合もありますよね。
そんな場合は、入力せず、訪問見積もりに来てもらってから判断してもらうと良いでしょう。
全然心配する必要なんてありませんよ。
安く済ませたいなら早めの予約を
引越し料金には相場や定価がありません。
時期によって料金は上がったり下がったり、常に変化しています。
こうした中で引越し料金を少しでも安く抑えたいと考えた場合は、できるだけ早めの見積もりと予約を行う事が大切です。
ただ、繁忙期には正直、料金の交渉は一切できないと思って間違いないので、それ以外の時期ならこうした方法で安くする事は可能です。
引越し料金の安い平日や午後便、フリー便、仏滅や赤口などあまり縁起が良さそうでない日取り、月末よりも月初など、引越し料金が安くなる条件のそろったところを予約するのが比較的簡単になるのも、早めの予約だからです。
また、料金だけでなく都合に合わせる事ができるのも、早めの予約のメリットと言えるでしょう。
さらに、閑散期なら大安や土日など人気の日程も、格安料金で利用できる可能性が十分にあります。
実際、筆者は閑散期に引越しを依頼した事がありますが、営業マンが顔色を変えながら「え!?それで大丈夫なんですか?土日ですよ?!時間も午前便ですよ?!」と営業所に電話しているのを聞いてしまった事があります。
営業マンもびっくり、ありえない料金での引越し実現も、早めの予約ならありえるんですね。