引越しを考えているものの、迷う気持ちもあってどうしたらいいのかわからない。
そんな人も少なくないはずです。
いろいろなことを考えれば引越しをしたいけれど、じっくり考えると引越さないほうがいいのかも…考えれば考えるほどわからなくなりますよね。
ここでは、引越しを迷ったときにもう一度冷静に考えるべきポイントについて解説していきますね。
目次
明確な答えが得られない問題の場合
引越しをしようと思いつつも、心のどこかで迷う自分がいる。
どうしてこんなことが起こるのでしょうか。
おそらくそれは、引越しを考えたその理由が原因になっているのでしょう。
例えばよくあるのが、引越しをすることで、求めている事の何が改善されるのか、どう改善されるのか、明確にイメージできていない場合です。
もしかしたら改善されるのかも、もしかしたら改善されないのかも…といったハッキリしない思いが引越しをしたい理由になっているからです。
このような場合は、急いで引越しを決めてしまうのではなく、もう一度冷静に考え直してみる必要があります。
《例》
- 騒音や設備などの問題で生活しにくく、イライラする事が多いから。
- 周辺住民とのトラブルがあったから。
- なんとなく飽きて、ほかのところに引越したいから。
当事者にとっては些細なことではなくとても重要な事かもしれません。
ですが、こうした理由での引越しは、引越しをすることで解決される保証はなく、また引越し先で同じことが起こる可能性すら残されています。
また、時間を置くことで周囲の環境が変わる可能性もありますので、もう一度冷静に検討し直してみることをおすすめします。
とは言え、精神的に参ってしまいそうなほどダメージを受けている場合は、その限りではないでしょう。
精神的に病んでしまって取り返しのつかない事になるくらいなら、引越しをすることも意味があります。
ただ、その場合も「引越し先で同じことが起こったら」という事を考えておかなくてはなりません。
筆者もそうですが、どこへ行っても嫌がらせを受けてしまう人というのはいるものです。
人と違う、個性的、そういった部分が目立つ人というのは、そういう目に遭いやすいようです。
現実的な問題に直面している場合
一方、現実的な問題に直面している場合もあります。
家族が増えて手狭になった
子供が生まれるなどして手狭になってしまった場合、引越しを前向きに検討することも必要になります。
生まれたばかりの頃はまだ良いかもしれませんが、動き回る時期が来ると、安全を考えてもう少し広いほうが…と考える人も少なくありません。
このように家族が増えた場合、即時ではなくても将来的には広いところへ引越す必要が出てくるでしょう。
経済的な理由
仕事を失った・就職先が変わるなどして収入面に変化があった場合、引越しを考えるのも妥当です。
家賃の支払いが滞ってしまうことを避けるためには、ある意味引越しも仕方ない選択といえます。
ただ、そのために引越し費用がかかるということを考えると躊躇してしまう面もありますが、長い目で見た時、やはり家賃の高さはネックになっていきます。
一般的に、家賃は更新の際に上がってしまう可能性がありますが、下がる可能性はあまりありません。
現時点で家賃の高さに悩んでいるのなら、早い段階で家賃の安いところに引越しをするというのはまったく意味のないことではないでしょう。
治安が悪い・安全性が低い
女性の一人暮らしの場合は特に、治安の悪い場所なら引越しを積極的に考えるべきです。
住んでいる部屋がセキュリティー性の高い住宅なら良いですが、そうでなかった場合、少しでも安全な場所で暮らすことが重要です。
通勤が不便すぎる
就職した会社までの道のりが遠すぎる・交通の便が悪すぎる…などの場合も、引越しを検討する意味は十分にあります。
通勤は毎日のことですので、少しでも時間が短く・距離も近いというのは理想です。
いえ、理想なだけでなく現実的です。
また、通勤に不便だということは、それなりに費用もかかるということを意味しますので、引越しをすることで通勤にかかる負担を減らすだけでなく、交通費の負担という部分でも軽減されるので引越しは大いに意味があるでしょう。
こうした理由の場合は、引越しを前向きに検討する必要があるでしょう。
理想が前提になっている場合
例えば憧れのタワーマンションに空き部屋が出ているのを知ったから、憧れのカウンターキッチンの新築マンションが近くにできたから、憧れの品川区に住みたいから…など、現実ではなく憧れを優先して引越しを検討している場合は、引越しを思いとどまって考え直してみましょう。
もちろん、経済的にも何の問題もなく、通勤も子供の問題もクリアできるのなら良いかもしれません。
ただ、そうでない場合、後悔する可能性もあるので十分にいろいろな情報を入手して考えてみる必要がありそうです。