部屋に貼ってあるポスターは、引越しの時どうやって運んだらいいのか…どうやって梱包するのかそれ以前にどうやってはがしたらいいのか…悩みますよね。
破りたくないし、折りたくないし、筒状にしてもダンボールに入れたら折れそうだし。
たかがポスターかもしれないけれど、大事だから折らずに大切に運びたい!
そんな人たちのために、ポスターの引越し時の扱い方を紹介していきましょう。
ポスターの荷造り・梱包方法
引越しの際、ポスターは通常の荷物と同じようにダンボールに詰めてしまうと折れるので、おすすめできません。
基本は、筒状に丸め、ダンボールなどに入れたとしても押しつぶされないような状態にしておく必要があります。
とは言え、ただ丸めて輪ゴムでとめておくだけだと、輪ゴムの部分が切れてしまいますので、そうした方法は向きません。
ポスターケース
これを見てください。
プラスチック製の頑丈そうなポスターケースです。
こうしたものに丸めたポスターを入れておけば、ダンボールに入れたとしても折れる心配はありませんね。
卒業証書や何かの賞状を入れる筒・製図の図面を入れる筒と言った感じです。
また、使い捨てにする場合やポスターの枚数が多い、種類ごとに分けたいと言うような場合はこちらもおすすめです。
これらのグッズを使うと、折りたくないポスターも安全に運ぶ事が可能です。
ただ、こうしたグッズを使っていても「ポスター在中」と明記しておいたほうがより安全でしょう。
処分したい場合
ポスターを処分する場合は、自治体の紙ごみの回収に出す事が可能です。
自治体によっては可燃ごみとなる場合もありますので、ルールに従ってください。
また、レア物なポスターやアニメなどのポスターは古くても欲しいという人も中にはいるので、単に捨てるのではなくオークションなどに出してみるのも良いでしょう。
意外に高値が付く事もあるので、時間に余裕がある場合はオークションなどで売ってみるのも良いですね。
ポスターをはがす際の注意
部屋の壁にポスターを貼っておく…よくある光景です。
ですが、賃貸住宅の場合はちょっと注意が必要になります。
というのは、賃貸住宅は退去の際に原状回復という義務が発生するからなのです。
原状回復の義務とは、退去して部屋を明け渡す際、簡単に言えば元のとおりに戻して返す事を言うのですが、この「元のとおり」というのは《一切何の違いもなく全く同じ状態》を指しているのではなく、「あったものがなくなっている」「荷物が置きっぱなし」など借りたときと違う状態で返すのはだめですよ…という事を意味しているのです。
畳が磨り減ったり壁紙が自然に汚れたものまで「違っているじゃないか!」と言っているものではないのです。
ただ、破れていなかった壁紙が破れていたり、壁にあいていなかった穴があいていたりすると、修繕費請求の対象となってしまうのです。
ポスターを貼ることはまったく問題ありませんが、退去時にははがす必要があります。
そして、はがす際に壁紙を破ってしまった場合、修繕費を請求されてしまうわけです。
だから、ポスターをはがす際には注意が必要になってくるんですね。
ほんのわずかにでも壁紙が破れてしまえば、それだけで修繕対象になってしまう可能性は高く、見た目の「綺麗」を売りにしているアパートであればあるほど、そういった点は厳しく請求されます。
壁紙の修繕費は、業者の考え方やオーナーさんの考え方によって異なりますが、その部分だけを直すと言うことはあまり多くはなく、破損部分を含む壁一面をすべて張り替える場合と、部屋全部の壁紙張替えになる場合とがあります。
一部の壁紙だけで済ませてくれるオーナーさんは良心的ですが、一部だけ壁紙の色合いが異なってしまうことを嫌がって前面張替え!と主張してくるオーナーさんも実はとても多いんです。
そうなると、万単位、広さによってはそれ以上の請求になりますので、敷金が戻ってこない可能性どころか、追加払いの可能性も出てきます。
きれいにはがすには温めて
ポスターを壁からきれいにはがすには、テープの部分をドライヤーなどで温めると良いと言われています。
確かに、粘着テープの類は温度が高くなるとはがれるので、車のパーツ類の取り外しにも使う方法です。
温めながらゆっくり少しずつはがすときれいにはがれて壁紙もポスターも傷つけずに済みますよ。
また、よくあるテープはがしなどを使うと、液剤がしみこんでしまう事もあるので、壁紙にもポスターにもあまり良くはありません。
どちらも汚したくないならこうしたテープはがしは使わないのが無難です。
新居でも貼る場合
引越し先でもポスターを壁に貼る場合、壁紙の素材の確認をよくして、テープもよく選ぶと良いでしょう。
最近はポスター貼りに適したテープが多く売られています。
こうした特殊テープは、目的の用途に最適な構造となっています。
こちらのテープの場合は、ポスター貼りに適した《壁紙用》となっているので、扱いがとても良くできています。
もちろん壁紙を破ってしまうような事はありませんし、ポスターにも安心でしょう。
次にポスターを貼る時は、次回の退去の事も頭に入れ、ポスターを貼る際のテープ選びから見直してみるのも良いかもしれませんね。