面倒でも引越し時に相見積もりをやるべき3つの理由!

引越し業者の訪問相見積もりは、正直言ってとても面倒ですよね。

ただでさえ引越し準備で忙しいのに時間を割いて見積もり…しかも何社もです。

相見積もりはやらなきゃ駄目なの?

やる場合の注意点は?

今回はそんな所に焦点を当てて紹介してみますね。

相見積もりなんて面倒!

引越し業者の訪問相見積もり、とても面倒だからできればやらずに、電話だけで見積もりをしてもらいたいですよね。

でも、費用面など色々な事を考えると、訪問相見積もりはとても大きな意味をもっていて、実はぜひやっておくべきものだったんですよ。

 

相見積もりをしておいたほうが良い理由

引越し料金が格段に安くなる

何社もの引越し業者に同時に見積もりをしてもらう相見積もりは、引越し料金を格段に安くする事ができるのでぜひやっておきたいものです。

一括見積もりなどをネット上で申し込むと、どの引越し業者もいっせいに電話をかけてきて訪問見積もりの予約を取ろうとします。

時間が許す限りできるだけ多くの業者と会って見積もりを取ってみるのが良いのですが、正直のところ、これが結構面倒ですし、「1時間程度で済みます」といわれていてもその時間で終わる事はまずありません。

実際筆者は、1時間半の余裕を持って次の業者と約束していたのですが、1社目との話が終わらずかぶってしまった事があります。

こうして訪問見積もりにきた営業マンは、次の業者との約束がある事を知ると、さらに料金を下げて交渉をし始めます。

最終手段は「今決めてもらえれば○○円まで下げます」のような言葉です。

ですがここで決めてはいけません。

1社目のこの見積もり金額を武器に、2社目と交渉しさらに安い料金を引き出す事ができるんですから!

このように、競争相手がいるとわかると引越し料金はいくらでも下がっていきます。

そのためには、相見積もりが重要なんですよ。

 

サービスの良い業者が見つかる

例えば本来なら有料のサービスを無料でやってくれるところや、引越しに使う梱包材の準備が良いところなど、サービスの良いところが見つかる可能性もあります。

1社しか見積もりをしていなかったら、それはまずありませんよね。

中にはダンボールなど梱包材は有料としているところもありますので、そういうものに費用をかけたくない場合は、無料でくれるところを選ぶ必要があります。

 

相性の良い業者が見つかる

ハッキリ言って引越し料金なんて相場があってないような物なので、業者の言い値の場合が結構あります。

ですので、料金だけで比較するのであれば2~3社見積もりを取ればそれで十分なんですよね。

でも、それ以上に相性というか、料金だけでない何かが「合う」と思える業者が見つかる可能性があるんです。

例えばちょっとした希望にも誠実に向き合って一生懸命考えてくれるとか、こちらに不利にならないように色々配慮してくれるとか、そういった面が「合う、いい」と思える業者です。

もちろん、訪問見積もりにきた営業マンが引越し作業をしに来るわけではないでしょうが、その会社の窓口ともなっている人なので、その対応ひとつで引越し作業がどうなのか、大体予測はできてしまうものですよね。

ただ、大手ではなく地元の小さな業者の場合は営業マンが現場で作業を行う場合もありますので、余計にその社風が見て取れます。

 

このように、引越しを控えた忙しい時期であっても相見積もりはしておく《価値》が十分にあります。

面倒かもしれませんが、それで「いい引越しができる」と思って何とか乗り切ってください。

 

相見積もりの注意点と上手な断り方

引越し業者の相見積もりは何社も自宅を訪問してくるので面倒だし疲れてしまいますが、いくつかの注意点だけはしっかりと頭に入れておきたいものです。

 

ダラダラと居座らせない

電話でのアポ取りの際には「1時間程度で終わる」と言っていても、実際は時間通りには帰りません。

「次に他の業者が来る」と言っても絶対に時間通りには帰ってくれませんので、出かけるから手短に…と最初に言っておくようにします。

行動を確認される事はないでしょうが、怪しまれるようでしたら10分ほどで戻っても良いので一旦外へ出てみるのも手です。

 

1社目で決めない

「今決めてくれたら」が営業マンの決めゼリフです。

これには絶対に応じないでください。

2社目以降が確実に自分のところより低料金を提示する事がわかっているので、阻止しているだけです。

また、この時「主人(奥さん)に聞いてみないとわからない」などという言葉を使う人がかなり多いのですが、引越し業者に言わせるとそれは全く耳に入っていないそうです。

 

断るときはハッキリと

何社か相見積もりをしてみて良い業者が見つかった場合、他の業者は断らなくてはなりません。

場合によっては、まだ見積もりに来てもらってもいないのに断る事もあります。

そんな断りの電話の仕方ですが、色々理由を考えるのではなく、ハッキリと「他の業者に決めた」と伝えるのがベストです。

また、その理由についても、料金が安かった、都合どおりの引越しをしてもらえる、対応が良かったなど、包み隠さず言ってしまって良いでしょう。

下手にいろんな言い訳じみた事を言うと、考え直してほしい、もう一度チャンスを、などしつこく食い下がってきます。

最悪、決めた業者と同じ条件にするから等言って来る事も考えられますので、断るときはキッパリと!が原則です。

筆者も何度もそういう思いをしてきましたが、時には引越し業者の営業マンが「僕が断ってあげますよ」などと言ってくる事もありました。

そういってもらえた時は遠慮なくそうしてもらうと楽ですし、同業者なので事情がわかっていますからそこは潔く引き下がってくれます。