引越し時、オーディオ機器はしっかりと正しく梱包しないと破損につながる危険性があります。
梱包といってもただ単にダンボールに詰めればいいわけではなく、機器ごとに特殊な梱包を必要とするものもあるので注意が必要です。
では、各オーディオ機器ごとの梱包方法や処分方法などを紹介してみますね。
目次
オーディオ機器の梱包・荷造り方法
コンポやスピーカー、ヘッドホンなどを引越しの時どうやって梱包したらいいのか悩む人も少なくありません。
最近はブームなのか、ただのイヤホンではなく高級ヘッドホンなどを好む人も増えてきて、以前のようにただダンボールに入れればいい…とはいかないことも多いようです。
そこで、オーディオ機器の種類ごとにその梱包方法や荷造り方法を見ていくことにしてみました。
CD・HDDコンポ
購入時の元箱がある場合はそれに元通り入れておきます。
元箱がない場合は、エアパッキン(プチプチ)で1個ずつ丁寧に包み、ダンボールに入れていきましょう。
ダンボールに入れる際も、できればエアパッキンを敷き、その上に乗せる形で入れていき、隙間は新聞紙やエアパッキンで埋めていきましょう。
運んでいる最中に中身が動くと破損につながりますので十分に注意します。
最後に「こわれもの」「オーディオ」などの注意書きを貼り付けておけばOKです。
スピーカー・アンプ
スピーカーやアンプは少し特殊な梱包方法になります。
エアパッキンを床に敷いて、その上にスピーカー部が下を向くようにして寝かせます。
上部を包み、側面、そして下部から最後にエアパッキンを持ち上げる形で包み、ガムテープで留めておきます。
スピーカーやアンプなどの機器はサイズが大きいのでダンボールには入らない事も多いので、エアパッキンで包んだ状態で運ぶ事になります。
運ぶ際も、スピーカー部を下へ向けた状態です。
というのは、スピーカーは前後(横方向)への振動を行う事で音を響かせているので上下方向への振動に弱いのです。
スピーカー部を前面に向けてしまうと運ぶ際の振動は上下に伝わってきますので、弱点を突かれる形となってしまうんですね。
ですから、スピーカー部は下向きにしたまま運ぶように注意してください。
業者にもそれを伝えておき、注意してもらうようにしましょう。
イヤホン・ヘッドホン
イヤホンはコード部を丁寧にまとめ、小さく切ったエアパッキンで包む、またはビニール袋などに入れて梱包しても大丈夫でしょう。
ただ、ダンボールに入れる際は一番上に乗せておかないと、小さいので下へ入ってしまいつぶされる可能性があります。
ダンボールの一番上に乗せ、セロテープなどでほかの荷物にくっつけておくと移動しません。
ヘッドホンは、購入時のケースに入れて運ぶのがもっとも安全ですが、ない場合はエアパッキンに包みます。
耳当て部分を向かい合わせる形でコンパクトにまとめ、エアパッキンで全体を包み込みます。
ダンボールに入れる際はタオルなどを敷いた上に乗せるなどの工夫をすると良いでしょう。
ケーブル・配線
オーディオ機器のケーブルや配線類は、どれがどのケーブルなのかがわからなくならないように注意しながらまとめていきます。
例えば色分けしたビニールテープを少し巻いておき、どの機器のものか判断できるようにしておいたり、ビニール袋に小分けしてどの機器のものか記入しておくなどが良いでしょう。
ダンボールに入れる際は、付属していた機器と一緒のダンボールに入れるのが基本です。
また、配線方法がわからなくなる可能性もありますので、はずす前に写真を撮っておき、新居ではそれを参考に配線しなおしていきましょう。
オーディオ機器の処分方法
オーディオ機器を手放す場合は、さまざまな方法で処分することができます。
粗大ごみ
コンポやスピーカー、アンプなど比較的大きなものは、粗大ごみとなる可能性が高いです。
自治体ごとにルールが異なるので確認しておく必要がありますが、たいていは数百円から千円程度の料金で処分することができます。
不燃ごみ
イヤホンやヘッドホンなどの小さなものは、どこでもだいたい不燃ごみとして出すことができます。
自治体によっては可燃ごみで良いとするところもあるので、事前に確認してくださいね。
また、ケーブルや配線類も不燃ごみで出せる場合が多いです。
リサイクルショップ
まだ壊れていない使えるものは、リサイクルショップで買い取ってくれる場合があります。
ただ、ヘッドホンは買い取ってもらえる可能性もありますが、イヤホンは衛生的な問題から拒否される場合があります。
オークション
引越しまでに時間的余裕があるなら、オークションに出すのも良いでしょう。
コンポやスピーカー、アンプなどは中古であっても比較的入札が多い品物です。
処分に費用をかけたくない場合は、オークションへの出品がおすすめです。
このほかにも、知人や友人にほしがっている人がいないか聞いてみたり、引越し業者に不用品として処分してもらう方法がありますので、不法投棄はしないように注意してくださいね。