引越し準備で忙しくなると、どういうわけだか喧嘩が耐えない…という状況に陥る人たちが増えてきます。
せっかく向ける新しい家での新しい生活が、いきなり喧嘩で始まるのはちょっと避けたいですよね。
そんな、引越しを目前に控えた時期に起こりがちな喧嘩の原因とその対処法について、紹介していきましょう。
引越し前の喧嘩の原因は?
引越しを控えた時期に喧嘩をしてしまう結婚前の同棲カップルや夫婦は意外に多く、その原因も実に些細なものが多いという統計が出ています。
引越し前に発生する喧嘩の原因、そしてその対処法について詳しく見てみましょう。
引越しのための休み取得
引越しやその準備のために休みを取得するとかしないとか、そんな理由で喧嘩になる人たちが多くいます。
引越し当日はもちろん、前日や翌日などに準備および片付けのために休みを取ってもらいたいのにそうしてくれない旦那や彼氏…全部を妻や彼女など女性側がやらなくてはいけなくなる、そのために喧嘩になってしまう。
そんなパターンは非常に多いようです。
確かに引越し作業はとても大変で、作業自体は引越し業者がやってくれるとしても、その前段階の梱包や荷造りといった作業は一人でやるにはあまりにも大掛かりすぎるものです。
ましてや小さな子供がいたりすればなおの事。
スムーズに進むはずの作業も思うように進まず、1日ですむところが3日かかってしまう…何てことも少なくないんですよね。
こんな理由で喧嘩になってしまった場合、思い切ってすべてお任せのプランを利用してみると言うのもひとつの方法です。
梱包や荷造り、新居への搬入やセッティングまですべてやってもらえるので自分たちでやることは何一つありません。
これなら引越し前に休みが取れなくても喧嘩にならずに済むのではないでしょうか。
手続きはすべて一人で?
引越しに伴うさまざまな手続き関係も、すべて妻・彼女側がやらなくてはならず不満に思って喧嘩に発展するケースです。
引越し前の休日の取得の問題で喧嘩になるのと同様に、平日しか窓口が開いていない役所での手続きは、会社勤めをしていない専業主婦などの場合「やって当然」と思われている場合がほとんどです。
確かに、会社はやたらと休みが取れるわけではなく、社会人として責任を持って勤務しているはずですのであるい意味仕方がない、時間が取れる人がやるべき…という考え方もあります。
ですが、小さな子供がいれば時間はあっても思うように身動きが取れない事も多く、決して「お気楽」なわけではないという事を理解してもらいたいんですよね。
こんな場合は、実家や知人の助けも借りて何とか手続きを済ませてしまうほかありません。
休みを取ってくれない・休みが取れない旦那や彼氏に期待してイライラするよりも、実家や知人・友人の助けを借り、食事がてら…のような感覚で手続きに出かけ、その日はそれで1日終わっていいや!ぐらいな気持ちでやってみてください。
引越し準備が進んでいないじゃないかと文句なんか言わせる事はないんですよ。
生活用品選びで喧嘩
カーテンや家具類、生活用品などを買い換える事が多いのも引越し。
こうした生活用品選びで喧嘩になるケースも多く見られています。
見た目、センス、使い勝手、価格などさまざまな要素で品物を選ぶ事が多いですが、その意見が合わずに衝突してしまうんですよね。
そんな場合は、結局はどちらかが折れるしかないんですよね。
妥協できる点をお互い見つけ出し、そういった事をトータルで考えれば自然と「これにしよう」と選べるはずです。
捨てる荷物
引越しは、いらない物を処分するとても良い機会ですよね。
押入れの奥深くに眠っている使わない物・いらない物をこの際だから処分して、荷物を少なくしよう!…と考える人は少なくありません。
ですが、ここでも喧嘩の引き金が用意されているんですよね。
「これはいらないだろう」と自分が思っても、相手にとっては「まだ必要」なのかもしれませんし、逆のパターンだってあります。
「使っていないじゃないか」と思っても、「まだ使うかもしれない」と言うかもしれません。
こんなところからも喧嘩に発展していきます。
このような場合は、とりあえず捨てずに新居に持っていく事にしておき、でも条件をつけるなどしてはどうでしょうか。
新居に移っても結局使わなかったら次の引越しの時は処分すること!などです。
捨てることは簡単です。
でも、必要なものを捨ててしまったら取り返しがつきません。
ですので、条件をつけて猶予を与え、引越し先にとりあえず持っていくことにしておきましょう。
引越しに喧嘩はつきもの
引越しはとても忙しく、物事がすべて停滞しがちで日常生活すらまともには送れなくなる事もあるのでイライラが募ります。
そんな中で協力してくれるはずの人が協力してくれない、すべて自分任せ、口だけは出すけど手は出さない、そんな姿勢に我慢の限界を迎えてしまう人も少なくないんですよね。
もともと違う環境で育ってきた者同士が一緒に暮らすのですから、意見が合わない、考え方が合わないのは仕方のない事。
それをいかに協力し合っていくかが重要な問題なんです。
「休みを取ってくれない!自分ばかりやらされてる!」ではなく「引越しを控えて一生懸命働いて少しでも多く稼いでくれている、信頼して任せてくれている」と視点を変えてみてはどうでしょうか。
お互いやるべき事がある・分担し合っていく、ということはとても大切です。
何でもかんでも「一緒にやってくれなきゃだめ」ではないのが《共に暮らす》と言うことの真意です。
その人にしかできない事もあります。
誰にでもできる事だってあります。
それを上手に分担してやっていく事が、本当の意味での協力なんじゃないかなと、筆者は個人的には思ったりしています。