引越し作業は、何時から開始して何時までに終わるのが常識的なのか…業者に依頼している場合はあまり考えたことがないという人が多いのではないでしょうか。
もしこれを自分でやるとしたら、やはり時間は気になるもの。
いきなりクレームがついたりするようでは暮らしにくくなってしまうので、引越し作業の時間帯について、解説してみましょう。
引越し業者に依頼している場合
引越し作業を引っ越し業者に依頼している場合、引越し業者ごとに設けられている規約の範囲で作業開始時間や終了時間が決められています。
とは言え、交通事情や作業の進捗状況などから多少ずれることは必ずありますので、《絶対》とは言えない部分も多いのが現状です。
午前便
午前中に作業を開始する契約です。
たいてい8時から9時の間に作業開始となる場合が多いです。
午後便
作業開始が午後になる契約です。
一般に、作業開始時間は未定とされており、午前中の作業が終了次第向かう形になります。
ですので、前の作業の進み具合によっては作業開始が夕方になることも珍しくありません。
引越し業者との契約では、これらのような午前便・午後便といったものがメインになっていますが、いずれも時間指定はできないのが原則です。
特に午後便に関しては、前の作業の影響を強く受ける便なので、「大体何時ごろ」といわれていたものすら大幅にズレてしまうということも多々あります。
筆者も午後便を利用して「大体1時頃に到着予定」と言われていたのに、実際に来たのは4時頃だった…という経験があります。
一方の午前便に関しては、たいてい朝一番の作業になるため、渋滞の影響以外で大幅に遅れてくると言うことはほとんどありません。
また、午前便でも時間指定はできないのが原則ですが、たとえば8時からのところを「9時からにしてほしい」と言った程度の希望は聞いてもらえる可能性があります。
さて、作業開始時間については大体理解できたところですが、何時まで作業をするものなのか?という疑問です。
これについては、作業開始時間のずれ込み方によって大きく異なるので一概には言えませんが、作業が終了次第と言うことなのではないでしょうか。
作業がまだ終わっていないのに「もう夜遅いですから」と帰ってしまう業者はいません。
また、「後の続きは明日、改めて来ますから」なんてこともありませんよね。
ただ、業者なので一般常識の範囲内で作業が終了するようにしてくれるのではないでしょうか。
筆者が経験した一番遅く終わった引越し作業は、午後9時少し前でした。
開始時間が大幅に遅れたのでそれに伴って終了時間も遅くなりました。
自力の作業の場合
引越し作業を自力でやると言う人も少なくありません。
特に繁忙期などは業者で予約が取れないか亜仕方なく自力で…という人がとても多くなりますよね。
このように、自力で引越しをする場合の開始時間や終了時間については、どうするのがマナー違反にならないのか気になるところですよね。
何時からやる?
誰もがすでに起きて活動を開始しているであろう時間から開始するようにするのが良いでしょう。
一般的には学校なども8時からとなっていますので、そのくらいの時間を目安にするのが無難です。
いくら起きているだろう時間であっても、6時からバタバタと作業を開始していたのでは近所迷惑以外の何でもありません。
何時までやる?
これも開始時間と同じく、一般的に就寝するであろう時間までには終わらせておくことです。
とは言え、人によって寝る時間も異なりますので「自分はまだ寝ない時間だから大丈夫」と思っても、隣人は仕事の都合などで早く寝る習慣がある可能性だってあります。
ですので一般的に「静かにするべき時間帯」を目安に考えましょう。
時代が違うと言われればそれまでですが、筆者は夜10時を回ったら静かにしなさいと教育されました。
また、友人であってもその時間を過ぎたら電話をするなども控えるようにとしつけられました。
今の時代がどうなのかはよくわかりませんが、もし周囲に小さな子供のいる家庭があった場合は、やはり9時には静かにしてあげるのが常識かもしれません。
引越し挨拶
このように、周囲の状況に合わせて引越し作業および片付け作業などをしていく必要があります。
そういった周囲の状況を把握するのに役立つのが《引越し挨拶》です。
挨拶がてら、子供のいる家庭か単身者かなど周囲の状況をそれとなく確認することができますので、挨拶は重要ですよね。
その引越し挨拶ですが、回る時間はどれくらいまでが常識的でしょう?
曜日にもよりますが、平日ならやはり夜は8時~9時くらいまでに回っておくのが無難です。
さすがに10時を回ってから訪問者というのは、迷惑になる可能性が高いと言えますよね。
ほとんどの人がお風呂に入っているであろう時間ですので、パジャマ姿で玄関先に出なきゃならない…なんて、やはり迷惑です。
また、子供のいる家庭などは、寝かしつけているところかもしれません。
せいぜい夕飯の時間帯、夕飯が終わった頃の時間帯までが限度なのではないでしょうか。