家賃が無料だったらどんなにいいだろう…誰もが一度は考えた事がありますよね。
現実はなかなかそうもいかないものですが、それでも工夫次第で家賃を無料にする事もできるんですよ。
今回は、家賃を無料にして生活する方法をいくつか紹介してみますね。
実家で暮らす
家賃をタダにする方法と言って真っ先に思いつくのが、《実家で暮らす》事です。
無理に一人暮らしをしなくても、実家にいれば家賃はかからない・食事もついてくる・掃除や選択もやってもらえる…と、至れり尽くせりです。
唯一、手に入らないのが「自由さ」くらいで、何時に帰ってくる?とかどこに行く?とかいちいちうるさく聞かれる事があったり、一人になりたい時間があっても誰か家にいる…といった事があるというデメリットはあります。
それでも、家賃が無料になるメリットの大きさと比べたら、そんなデメリットはごく小さな事のように思えないでしょうか?
住み込みの仕事をする
ホテルや旅館の従業員、マンションの管理人などの募集では、よく《住み込み可》といったものを見かける事があります。
こうした働き方をする事で家賃を0円にする事も可能になります。
もちろん、お給料から住居代がいくらか引かれているのかもしれませんが、アパートを借りて家賃を支払うよりはずっと格安で、何よりも大きなメリットは住居と《職場がほぼ同一の場所にある事。
多少寝坊をしてもまったく問題なさそうですね。
移住する
過疎地など若者が少なく高齢者ばかりになりつつ地域では、移住を積極的に支援する動きが見られています。
こうした移住支援の策のひとつとして、家賃無料で住宅を貸し出すという事も行われています。
ただ、そうした地域の多くは車がなくては生活できなかったり、不便な場所である事も多いので、そうした条件も覚悟の上で移住する必要があります。
また、地域によっては家賃無料の期間が限定的な場合もあるので、良く調べてから実行しなければ後で「話が違う」という事になる可能性もあります。
知人等のつてを利用する
インターネットや住宅情報誌などからの情報収集は一切不可能な方法です。
都会に住んでいながら、地方都市の土地や建物を相続などによって手に入れている人も実は多くいます。
ですが自分は都会で生活しているためその土地や建物が放置状態にある…そんな事も少なくありません。
こうした人たちは「水道光熱費や自治会費など、生活に必要な費用を自分で払って、普通に生活してくれるならタダでもいいから貸し出したい」と思っている事が実は多いんです。
ですが、インターネットなどで募集をするとどこの誰かもわからない、素性の知れない人からの応募があることは目に見えていますし、万が一不法に占拠などされたら後が大変なので安易には貸せないと考えているのです。
もし知人等にこうした物件を持っている人がいたら聞いてみたり、つてを利用するというのも良いでしょう。
まったく知らない人に貸すよりも安心して貸してくれるはずです。
居候をする
友人宅に居候という方法も、家賃をタダにするには有効です。
ただし、長期間は無理だと思ってください。
正式に同居という形を取るなら不動産会社に連絡をしなくてはなりませんし、そうなったら家賃は折半にしなければ相手との間で問題が起こってしまいます。
一時的な居候なら友人も許可してくれる可能性がありますので、友人宅への居候なら短期間しか無理だと理解した上で実行しましょう。
もしくは、家賃は払ってもらう代わりに食費はこちら持ち…など、別の部分で負担が出てくるので、結局は同じになってしまうかもしれません。
家を買ってしまう
究極は、家を買う事です。
ローンの支払いがあれば家賃と変わらない!と思うかもしれませんが、今ある貯金だけで買える物件を手に入れるのがポイントです。
場所にこだわらなければ、100万円くらいでも購入できる物件は結構あります。
ただし、マンションを購入すると管理費や修繕関連の積立金が必要になるので、結局は支払いが出てきます。
会社の家賃補助を活用
会社によっては、福利厚生の一環として住宅手当を支給している事があります。
その額は会社によって異なりますが、多いところでは数万円になる事もあります。
そうした住宅手当よりも安い家賃のところを選べば、家賃は0円になったと同じですよね。
一人暮らしの場合はこの方法も使える可能性があります。
家賃無料も案外現実的な話
家賃がタダだなんて夢のような話ですが、4のような都会に住んでいて田舎の土地建物をもてあましている…という話は現実に豊富にあります。
実は筆者の実家にも、まだ築浅のとても綺麗な物件が余っています。
以前筆者が1年半ほど無料で貸してもらって住んでいましたが、それ以降誰も住んでおらず、時々親が手入れをしているだけになっています。
2階建てでIHのシステムキッチン、2畳ほどの広さがあるバスルームに、トイレと洗面所は2箇所。
以前、民宿として利用するために建てたので入り口を入ると事務室まであり、外トイレもついています。
こうしてあまった家を所有している人からすれば、家は人が住まないと傷んでくるので、無料でもいいから誰か住んでほしい…と思うのが正直なところでしょう。
筆者の親も「こっちへ移住してきなさい」とよく言っています。
このようなあまった家を家賃無料で貸してもらうには、現地へ行って顔見知りになっておくと話が進めやすいので、「ここに住みたい」と思う場所があったら、足しげく通って顔見知りになり、そういった情報をもらうというのが良さそうですね。
家賃無料には注意点もある
家賃無料の住宅を借りる際には、いろいろな注意点がある事を忘れてはいけません。
家賃がタダ・無料という場合は、特殊な事情が背景にある事も多く、一般的な賃貸借契約ではないので想定外の事が起こる可能性も秘めています。
例えば
- オーナー側から一方的に契約解除を申し入れてくる
- 設備等の管理や維持は借主が行う
といった事も当たり前とされています。
つまり、ある日突然「来月で出て行ってもらえるかな?ちょっと使いたいから」と言われる事もないとは言えないのです。
また、「給湯器が壊れた?じゃあ、新しいのに買い換えておいてくれる?」なんて事もありえます。
通常の賃貸借契約では、退去してもらうためには6ヶ月以上前に通知をする必要があり、設備の故障に関してもオーナー側の負担で修理・交換等してくれるのが一般的です。
ですが家賃無料の特殊形態の契約では、こうした不測の事態が起こる事も想定しておく必要があるんですよ。