UR賃貸で一人暮らしをしている人ってあまり聞かないけれど、実際はどうなのか、疑問に思っている人も多いかもしれません。
ファミリー向けだと思われがちなUR賃貸、一人暮らしには向いているのかどうなのか、少し解説してみますね。
UR賃貸は一人暮らしに向いている?
UR賃貸で一人暮らしを考えているけれど、ファミリー向けで一人暮らしには向かないのでは?と思っている人も少なくありません。
周囲にUR賃貸に住んでいると言う一人暮らしの人が多くないため、「わかんないから普通の賃貸でいいや」と思ってしまっていたら、それはもったいない話です。
メリット
防音しっかり
UR賃貸は防音がしっかりしており、深夜にテレビを見ていたぐらいではクレームなど来ません。
それどころか深夜に洗濯をする人もいるほど、その防音性には定評があります。
一人暮らしの人の中には、友人が集まってお酒を飲む機会が多い人もいますので、そういった人にもUR賃貸はおすすめする事ができます。
駅近物件が多い
UR賃貸は駅に近い物件が比較的多めなので、非常に便利で一人暮らしにはとても向いています。
ファミリーの場合は車を持っていて休日には車でお出かけというケースも多いですが、一人暮らしの場合、車を持っていない人も多く、こうした人にはとてもありがたい条件が揃っています。
無駄なお金がかからない
民間の賃貸物件のように、礼金や仲介手数料など無駄なお金がかかる事がありません。
また、原状回復のガイドラインに沿った退去費用の請求しか行われないため、よほどひどい状態にしない限り、ほとんど敷金から差し引かれるものがないと言われています。
こうしたことから考えると、UR賃貸は一人暮らしの人にも向いていると言えそうですよね。
では逆に、向いていないと言える理由も挙げてみます。
デメリット
賃料が割高
場所によっては、UR賃貸は賃料が割高だと言われています。
その場所の平均的な相場と比べての話なのですが、構造がとても良く、耐震性にも特に大きな問題はなく、防音もバッチリ。
こうした基本的な安心材料があるためか、賃料は若干割高のようで、一人暮らしには負担が大きい可能性もあります。
最新設備はなし
5階建てでもエレベーターがないなど、必要最小限の設備に抑えられています。
最上階に住んでいてエレベーターなしは若い人にも辛い事が多いかもしれませんが、こうした環境なので上階ほど賃料は安い設定になっています。
このように設備が整っていない分、構造の良さなどにつながっており、一人暮らしの人には外観などが「イマイチ」と感じる事は多いでしょう。
また、エントランスなどを見ても、おしゃれさのかけらもありません。
単なる「団地」そのものです。
しかし内装はとても綺麗で充実している住宅が多く、修繕や補修関係は非常にこまめに行われているので、住み心地は決して悪くないようです。
役員が回ってくる
一人暮らしの若い人が入居すると、自治会などの役員に推薦される事が多いと言われています。
UR賃貸にはファミリーや高齢者が多く住んでおり、一人暮らしの若者が入居すると団地全体が若返るとして歓迎されています。
そのためか、役員などに推薦されてしまうケースが多く、負担が増える可能性があります。
一人暮らしの人がUR賃貸に住むのは向かないと思われる点を挙げてみました。
一人暮らしの人がUR賃貸に住むメリットとデメリットを比較してみて、どちらが良いか検討してみると良いでしょう。
結局UR賃貸は一人暮らしにどうなの?
結論から言うと、筆者はUR賃貸は一人暮らしに向いていると考えています。
その理由はこうです。
防犯上の安全面
高齢者が多い、ファミリーが多いと言うことは、比較的治安もよく、人の目も行き届く環境だと言う事です。
昼間は子供が走り回り、見守る大人や高齢者がいる、自治会もしっかり機能して、安全そのものだと言えるでしょう。
無駄がない
礼金や仲介手数料などという無駄なお金がかからない点は、一人暮らしにとってとても大きな要素です。
一人暮らしという事は、これからまだまだ引越しをする可能性もあり、そのたびに無駄な効したお金を払う事は、できれば避けたいですよね。
防音しっかりで快適
アパートに住むと、必ずと言っていいほど騒音トラブルに巻き込まれます。
ことに一人暮らしの若い人は、友達と集まる事も必ず出てきます。
そのたびに苦情が出たのではおもしろくありませんが、UR賃貸の防音性の高さなら問題もなく、自身の楽しみはもちろん、周囲に不快な思いをさせることもありません。
筆者が一人暮らしにUR賃貸は向いていると考える理由はこの3つですが、ほかにも、一人暮らしならそれほど隣近所のファミリーとの関わりも持たなくて済むので気楽な事や駐車場が必要な場合も敷地内に用意されている事がほとんどなので便利な事などがあります。
最近はキャンペーンなども展開している事が多く、一人暮らし向けの部屋や定期借家なども多く見られるので、お勧めなのではないかと思いますが、いかがでしょうか。