引っ越しに使うだけのダンボールだから、できれば無料で手に入れたい!…これって多くの人の本音ですよね。引っ越しが終われば捨てるだけの運命なんだから、そこにお金をかけるなんてイヤなはずです。そこで、そんな人必見の、スマートなダンボール調達術を教えちゃいますね。
目次
自分の引っ越しに必要なダンボールの数とサイズを知ろう
自分の引っ越しに必要なダンボールの数やサイズを正確に把握している人は、どれだけいるでしょうか。おそらくほとんどいないと言ってもいいくらい、把握できていない人は多いものです。でも、それが普通なんです。
一般に、3LDKくらいの部屋に家族で住んでいた場合の荷物量は、3~4tクラスのトラック1台分に相当します。この場合のダンボールの数は平均して50個前後と言われていますので、それを基準に比較してみると良いでしょう。
次にダンボールのサイズですが、引っ越し業者がくれるものは大きなものが100~120センチサイズ、小さな物が100センチサイズ前後というのが一般的です(縦×横×奥行)。大きなダンボールの方が良さそうに思えますが、あまりに大きさがあると運ぶ際に底が抜けてしまう事があるのです。
そのため、引っ越し業者がくれるダンボールはこのくらいの大きさが相場となっているのです。
引っ越し用のダンボールを調達する方法は?
引っ越し用のダンボールの調達方法には、いくつかの方法があります。まず、最も一般的なのが引っ越し業者から無料でもらう方法です。
引っ越しを業者に依頼すると、無料で段ボールやガムテープといった梱包資材を用意してくれます。段ボールは大小合わせて最大50枚、ガムテープが2個~3個までといった数になるのが通常です。
ただ、引っ越し業者への依頼を、ダンボールをもらった後で取りやめた場合、送料負担で返送するか購入して買い取らなくてはならないので、契約は慎重に行ってください。
その場合の価格は引っ越し業者によって異なりますが、大きなサイズの物が1枚400円前後、小さな物が1枚300円前後になる事が多いです。もちろん、契約に変更がなければダンボール代もガムテープ代も一切かからず無料のままですので心配はいりません。
引っ越し業者に依頼する場合はダンボールが無料でもらえますが、自力でやる場合にはそれがありません。その場合はスーパーなど近所のお店で無料でもらってくるという方法があります。
この時、できるだけ大きさの揃ったダンボールを集めるのがポイントです。頑丈で底が抜けにくいのはペットボトルなど飲料の入っていたダンボールや缶詰の入っていたダンボールです。特にペットボトルの入っていたダンボールは両脇に持ち手となる穴があるため、運びやすいという利点があります。
また、できるだけ同じサイズのダンボールで揃えたほうが運びやすいため、大きさが不揃いになるスーパーでもらうダンボールではなく、ホームセンターや運送会社などで購入してくると言う方法もあります。
ホームセンターなら1枚100円くらいから購入できるので激安で段ボールを揃える事が可能です。ただ、あまり強度がないものもあるので注意する必要があります。
運送会社で段ボールを購入する場合、これもやはり会社によって異なりますが、例えばヤマト運輸なら最も大きなサイズの120センチクラスでも1枚400円弱です。引っ越し業者をキャンセルしたときに買い取る金額と比べたらずいぶん格安で済むといった印象です。
もちろん運送会社で使っているダンボールなので、強度は十分です。
このように、引っ越し用のダンボールの調達方法は、無料、有料含めて色々ありますので、引っ越しの方法に合わせて選んでみると良いでしょう。
荷造り終了!あまりの段ボール、どうしよう?
引っ越し業者から無料でもらったダンボールが、荷造りを終えてみたらあまってしまった!…なんて事もよくあります。この場合、引っ越し当日に業者に渡せば引き取ってくれますので心配はいりません。相手も無料で配った物ですから、あまった分は返してもらえれば他で使えますので喜んで引き取ってくれるわけです。
もし自分で用意したダンボールがあまった場合は、無料のものだったのならゴミの日に出しても惜しくありませんが、購入してきたものだったのなら、新居での荷物整理に使っても良さそうです。いくらなんでも返品はできませんから、有効活用できる方法を考えましょう。
引っ越し終了後、使い終わった段ボールの処分方法
引っ越しが終わった後、その処分に困るのがダンボールです。荷造りの際にはとてもありがたい存在だったはずのダンボールも、引っ越しが終わればただただ邪魔な存在になってしまうのです。
使い終わった段ボールの処分方法ですが、大きくは2つあります。
引っ越し業者に引き取ってもらう方法
引っ越し前は無料でくれましたが、使用後のダンボールの回収は有料…というところも多いので、よく確認しておくようにしましょう。ちなみに業界最大手S社では、使用後のダンボール回収を1,000円でやっています。
資源回収に出す方法
地域によって回収のルールがあるので一概には言えませんが、紙ごみやダンボールなど資源を回収する日にまとめて出すのです。ただ、地域によっては「引っ越しの段ボールなどは一度に大量に出してはいけない」などのルールが設けられている事もありますので、よく確認してから出すようにしてください。