引越し時の口座・銀行関係の手続き!住所変更や支店変更は必要?

引越しをしたら銀行関係も住所変更をする必要があります。

とは言え、遠方に引越してしまった場合はどうすればいいのか?などわからない事はたくさんありますよね。

そこで今回は、引越しに関わる銀行関係の手続きの疑問にお答えしてみますね。

引越したら銀行もやっぱり住所変更する必要がある?

引越しをしたら銀行にも住所変更の手続きを行う必要があります。

厳密に言えば住所が変更になったのですから届出を行うのが当然なのですが、実際はやらなかったとしても大きな問題が発生する事はあまり多くありませんし、いつまでにやらなければならない…などの期限も特にありません。

ただ、例えば定期預金などの満期の通知や、インターネットバンキングに使うワンタイムパスワードの機器送付が受けられなかったり、窓口での手続きの際に本人確認書類と内容が相違するなどの問題が発生するという問題はあります。

また、郵便物の転送届を出してあれば銀行からの書類も転送されてきますが、忘れてしまっていた場合、他人の手に銀行関係の書類がわたってしまうなどという最悪の事態になりかねません。

ですから、引越しをしたら自分の財産を守るという意味でも、銀行関係への住所変更の届出は確実に行うようにしてください。

 

銀行関係への住所変更の届出はどうやるの?窓口へ行かなきゃダメ?

引越しをしたら銀行にも住所変更の手続きが必要なのはわかるけど、でも暇がない、時間が取れない…そんな人も多いですよね。

役所と同じく平日しか窓口は空いていませんし、しかも銀行は午後3時には閉まってしまいますしね。

でも大丈夫なんです。

最近はインターネットで何でも手続きができるようになりましたし、郵送で可能な銀行もとても多くなりました。

これなら時間も曜日も気にせず住所変更の手続きが行えますよね。

インターネットの場合は、インターネットバンキングの利用登録をしている事が前提となります。マイページにログインして、登録情報の変更を行うのが一般的です。

また、郵送の場合はATMの周辺に専用の用紙が置いてあったり、窓口においてあったりしますので、何かのついでに何通か取っておくと便利です。

郵送の場合、記入例に従って住所・氏名などを記入した後、登録してある印鑑を押して、ポストへ投函すれば済みます。

ちなみに、口座を作った支店の窓口へ行かなければできない手続きは、印鑑の変更や満期を迎えた定期預金の解約などぐらいでしょう。

通帳がいっぱいになってしまった時に新しい通帳を発行してもらうのは、口座を作った支店に限らず、どの支店でも行えますし、預金の引き出しや預け入れ、振り込みなどはどこでも行えます。

 

支店は変わるの?口座も移すの?

引越しをしたからと言って、銀行口座を移したり支店を変更したりする必要はありません。住所変更を行えば、それで済みます。

口座を移す、支店を変更するというような事をするのには一度解約をしなければならず、口座番号からカードまで全て1からやり直しとなってしまいますので、逆に多くの手間がかかってしまいます。

ですので、引越しをした場合は住所変更の届けを出すだけで良いのです。

ただ、例えば遠方へ引越してしまって、引越し先にその銀行がないというような場合は少し違ってきます。

引越した先にその銀行がない場合、使いたくても使えませんので、必然的にその口座は使わなくなってしまいますよね。

そのため「もうこの口座はいらない」というのであれば、引越す前に解約しておいた方が良いでしょう。

そのまま放置されていると一定期間経過後には自分の物だと主張できなくなる可能性があるからです。

また、その銀行はないけれどコンビニエンスストアのATMでお金をおろす事が出来る場合もありますが、手数料がかかってしまいます。

その都度手数料を支払ってお金をおろすのはとてももったいない話ですよね。

筆者も実はその経験があります。

神奈川から一時的に山形へ移った際、メインとして利用していた銀行は当然なく、コンビニエンスストアのATMでお金をおろすという場面が何度もありました。

また、都会ではどこにでもある都市銀行もあちらにはなく、その土地に根付いた銀行のみしかありませんでした。

ですから、神奈川の銀行にお金を送ろうとすれば他行からの送金となり、高い手数料を支払う事になるわけです。

比較的近場での引越しなら特に大きな問題はないのですが、遠方ともなると、こうした問題が多く発生してくるのです。

 

口座引き落としは継続される

引越しをして銀行に住所変更の手続きをした場合も、それまで口座引き落としになっていた取引は「中止」の申し入れをしない限り問題なく継続されます。

例えば電気、ガス、電話などの料金支払いや、クレジットカード利用料金の引き落としなど、引き落とし口座の変更を申し入れない限りそのまま引き継がれますので特別な手続きは必要ありません。

ただ、引っ越しを機に、その口座を使わなくなってしまう可能性があり解約するという場合は、口座引き落としを利用している所にその旨を連絡したほうが良いでしょう。

「引き落としができなかった」という事になると信用情報として記録される場合もありますので、前もって支払い方法を変更する旨、連絡しましょう。