意外と知らない?引越しの時の調味料の梱包方法と正しい処分方法!

引越しの時、使いきれなかった調味料を持って行く場合の梱包方法にはちょっとしたコツがあった!?

また、処分する場合もその処分方法には一定のルールが!意外に知られていないけど、でも知ってないと恥ずかしい…そんな、引越しの際の調味料の扱い方を紹介します。

 

引越しまでに使い切れるものは使い切ろう

引越し当日までに、調味料はできるだけ使い切った方が無難です。

というのは、多くの調味料は開封後に冷蔵庫で保管するようになっているのですが、引越しの時、冷蔵庫の電源は抜いてしまう事になるからです。

冬の寒い時期ならまだ良いですが、夏場などはすぐに傷んでしまう可能性がありますので、食中毒防止および無駄にしないためにもできるだけ使い切った方が良いのです。

 

使いきれず残った調味料はどうする?

引越しまでに調味料は使い切った方が無難ですが、一般的な食材とは違いどうしても残ってしまう事が多いものです。

そんな場合は、新居へ運んで持って行くか処分するかのどちらかを選択する必要が出て来ます。

では、何を基準にその判断をするかですが、季節、残量、調味料の種類・保存方法などを主な判断基準にすると多くは間違った判断とならないでしょう。

例えばバターやマーガリンのように熱で溶ける可能性があるものは、夏場は処分したほうが良いでしょう。

また、カビが生えたり腐ったりしやすいものも、処分が妥当です。

逆に、味噌のように傷みにくいものはクーラーボックスを利用するなどして新居へ運ぶことも十分可能です。

さらに、冷蔵庫で保管していない調味料…例えば食用油などはもともとが常温での保存なので特別な処置をする必要もなく、普通に運ぶことが可能です。

このように、調味料の種類やその保存方法の違いもよく考慮したうえで判断すると良いでしょう。

 

調味料の梱包方法とコツ

引越し先に運ぶ事に決まった調味料は、適切な方法で梱包しておきましょう。例えば夏場などは、冷蔵庫に入っていた調味料はクーラーボックスを利用して運ぶのがおススメです。

冷蔵庫の電源を抜いてしばらくは冷気が残っているのである程度は冷やされ続けます。

その間は冷蔵庫に入れたままにしておき、冷気がなくなってきたところで保冷剤と一緒にクーラーボックスに移動しましょう。

また、冷蔵庫で保管していなかった調味料は、普通にダンボールに詰めて運ぶ事ができます。

その際注意したいのは、ビニール袋に入れて漏れを防ぐ事と、倒れたりしないように隙間を作らず荷造りする事です。

とは言え、引越し業者からもらうダンボールだと、小さなサイズのものでも結構余裕があるので、調味料を入れると隙間ができやすいんですよね。

そこで筆者は、スーパーなどで「ペットボトル飲料(2Lサイズ×6本)」の入っていたダンボールをもらってきて、それに詰めて運ぶようにしました。

高さ、ダンボールの強度、容量の全てがピッタリで、しかも持ち手部分が開いているので調味料を梱包するにはとても良いサイズなんですよ。

いずれの方法の場合でも、「調味料が入っている」という事を明確にするために、できるだけ大きく「調味料」と表示してください。

また、「われもの」「取扱い注意」「逆さ厳禁」「天地無用」などを記入し、その取扱いには注意してもらいたい旨をアピールするようにしましょう。

 

処分する場合の正しい方法

一方、引越し先に持って行かず捨てる事になった調味料は処分しなければなりませんが、その捨て方には自治体によって一定のルールや決まりが存在していますのでよく確認してから捨てるようにしましょう。

 

醤油、料理酒、みりんなど粘度の低い液体の場合

粘度が低く、比較的さらっとした液体調味料の場合は、シンクに流して良いでしょう。ただ、流した後で水をよく流し、排水管に残らないよう気を付けるようにするのがポイントです。

排水管はニオイが上がってくるのを防ぐためにS字に曲がりくねった形をしているので、ここに調味料が残ってしまうとニオイの原因になったり、害虫が発生する事にもなりかねません。

 

ソース、ケチャップなど粘度のある液体の場合

粘度が高く、比較的どろっとした感じの調味料は、牛乳パックに新聞紙やキッチンペーパーを詰めてそこに流し入れて吸わせて可燃ごみに出すようにします。

また、牛乳パックをそのように使う事を禁じている地域ならキッチンペーパーなどに吸わせて新聞紙で包んで捨てるなど工夫する必要があります。

 

味噌、マヨネーズのようにかなり固形に近いものの場合

新聞紙に包んで可燃ごみにします。不安なら、さらにビニール袋に入れて口を縛っておくと良いでしょう。

 

粉もの

粉ものも、牛乳パックに入れたり新聞紙に包んだりして可燃ごみに出すのが基本ですが、ここで一つ、とっておきのアイデアを紹介しますね。

粉ものの中でも最も一般的な小麦粉には、油を吸い取ってくれる働きがあります。

ですから、揚げ物の後の油だらけの鍋に小麦粉をまぶしてこするようにしてあげると、鍋の油がきれいに取れて洗うのが楽になるんですよ!

なので、調味料としてはもういらないから捨てると言う場合でも、小麦粉は取っておくと便利に使えますよ。

 

わさび、からしなどのチューブ類

これらも味噌などと同じように、キッチンペーパーや新聞紙で包んで捨てるのが良いでしょう。

いずれの調味料の場合も、捨てる時は可燃ごみになる事がほとんどです。

夏場は傷むのが早く、あっという間にニオイが発生、コバエがわく…などしますから、できればゴミの日の朝に処理をして即、出す!というのが理想でしょう。