搬出、搬入の作業時間はどれくらい?引越しにかかる時間を解説!

引越し当日の荷物の搬出、搬入等全ての作業にどれくらいの時間がかかるか、ある程度把握できていないと後々の手続きや他の作業にも影響が出てしまいますよね。

そこで、こうした作業にかかる時間がだいたいどれくらいなのか、手早く済ませるコツはあるのか…等について、紹介してみますね。

引越し当日の作業時間

引越し当日の作業にかかる時間は、荷物の量、移動距離によって大きく異なります。

一般的な引越し当日の作業内容は、

  • これまでの部屋からの荷物の搬出・積み込み
  • 新居への輸送
  • 新居への荷物の搬入

となり、当然ですが荷物の全体量によってかかる時間に差が出ます。

単身者のように荷物が少ない引越しなら、搬出・積み込みともにそれほど時間がかからないため、搬出・積み込みは1時間~1時間半ほど、搬入はもう少し短い時間があれば完了してしまう場合が多いです。

もちろんこれは荷造りや梱包が完璧に完了している場合の話で、荷造りから全て引越し業者に依頼している場合は倍くらいの時間がかかる可能性もあります。

家族の場合は、もっと多くの時間が必要になります。

例えば筆者宅のように4tロングのトラックを使用するような荷物量だった場合、搬出・積み込みだけでも2時間前後、搬入には1時間~1時間半前後かかるなど、単身者の場合と比べて倍程度の時間がかかります。

当然これは荷造りが完璧に終わっている場合の話ですので、荷造りから全て引越し業者に依頼する場合はやはり1.5~2倍の時間をみておくと良いでしょう。

また、単身者・家族ともに新居への輸送にかかる時間は、その距離に応じて異なります。

こればかりは○時間、というようにハッキリとした数値を言えない面もありますので、具体例にしてみます。

横浜から米沢まで高速道路を使って深夜に輸送した場合、途中何度か休憩を取りながら走ったとしても、およそ5~7時間程度かかります。

さらに、横浜から四国まで高速道路を使って深夜に輸送した場合も、途中で何度か休憩を入れて走ったとして、およそ10時間…筆者はかかりました。

昼間の時間帯や休日、連休等なら渋滞も考えられますのでさらに時間がかかるでしょう。

このように、引越し先までどのくらいの距離なのかによって輸送にかかる時間は異なる事を考慮しておきましょう。

 

荷ほどきにかかる時間は?

引越し当日、新居への荷物の搬入が済んだ後、荷ほどきにかかる時間はどれくらいだと考えたらよいでしょうか。

これも荷物の量によって大きく異なりますが、実は荷物の量だけでなく、事前の準備がどれくらい出来ているかにもよるんですよ。

例えば筆者の場合は、荷物を収納スペースなど押入れに入れる前に、徹底的に掃除を行い、防虫シートを敷き詰めておく…という作業を行います。

自分にとって必要となるこうした準備を事前にしっかり行っておけば、荷物が搬入された後は手際よく収納スペースに収納していけますし、荷ほどきも行っていけるわけです。

また、大型家具などの設置が完了していればいつ荷ほどきを行っても収納する場所が準備できているので効率よく片付いていきます。

こんな風に事前の準備さえできていれば、荷ほどきにかかる作業時間は予想以上に短く済む可能性があります。

ただ、忙しかったりしてなかなか手を付けられない場合もあるので、一概には言えません。

ちなみに筆者宅は、もっとも最近の引越しの際、なかなか片付ける時間がなく、全て片付くまでにはトータルで1ヶ月ほどかかりました。

とは言え、作業にかかった実質の日数は3日程度です。

手を付けたら一気に片づける!というタイプなので、1ヶ月放置していたものの実質は3日間ほどで片付ける事ができてしまいました。

このように、片付けるという作業に取り掛かる時間があるかないかによって、荷ほどきにかかる時間にも違いがあります。

そういったことを除外して考えた場合、単身者なら1週間程度、家族なら1ヶ月程度が平均的です。

 

最も時間がかかるのは荷造り

これまでの部屋からの荷物の搬出、新居への搬入など、引越しには色々な作業があり、それぞれに時間がかかります。

ですが引越し作業の中で最も時間がかかるのは、荷造りです。

全ての荷物をダンボールに詰めて梱包するという作業は、想像以上に大変で時間のかかるものです。

それこそ、引越し作業全体の8割が荷造り・梱包に費やされていると言っても過言ではないくらいです。

特に食器類は他の物と違い一つ一つを確実に包んでいかなければ割れてしまう可能性が高いため、慎重に行う必要があり、ひどく時間のかかる作業なんですよ。

また、梱包する物によってダンボールのサイズを考える必要があったり、詰め方を考えなくてはならなかったりと、荷造り作業は本当に神経を使うものなんです。

例えば食器類や書籍類は、重量があるので小さめのダンボールに、あまり詰め過ぎないようにするというのもポイントです。

こうしておくのは、運ぶ際の負担を小さくするため、運ぶ際の底抜けなどによる破損を防ぐため、そして荷ほどきの際にわかりやすくするためでもあります。

荷造りを手早く終わらせるためにも、あまりあちこちの物をあれこれ一つのダンボールに詰めこむのはやめて、できるだけ小さなダンボールに、同じ場所の物を詰めていく…わかりやすくしておくというのが大切ですよ。