引越しする上で必ずおさえておきたい3つの常識・ルール!

多くの物事に常識があるように、引越しにも常識やマナーが存在しています。

引越しにおける常識やマナーは、地域によっても異なり、マンションなど大規模な集合住宅においてはその住宅独自のルールを設けている場合もあります。

ここでは一般的な引越しにおける常識・マナーについて触れてみます。

引越しの時、常識・マナーを守るのは当然!

引越しの際の常識やマナーは、最近あまり重視されなくなりつつあります。

ですが、地域によってはこうした常識やマナーを守らない事で暮らしにくくなったり、最悪の場合はいじめのような事をされないとも言い切れません。

 

引越したら挨拶を!

最近特に無視されるようになってきているのが、引越しの際の挨拶です。

以前は引越しをしたら挨拶に回るというのは常識中の常識でしたが、今は挨拶に回る人の方が珍しいくらいで、集合住宅などでは「いつの間にか隣に人が住んでいた」…というような状況がごく当たり前になっています。

特にワンルームマンションや学生ばかりが集まるような集合住宅ではそれも珍しくない光景で、ともすればそれが「当たり前」となっています。

しかし一戸建ての住宅が立ち並ぶ地域、昔ながらの住宅街などではまだまだ昔からの慣習に従って、引越しをしたら挨拶に回るのが当然といった雰囲気があり、良く言えば《地域住民のつながりを持とうとする》のですが、悪く言えば《干渉しすぎる》傾向が見られます。

こうした地域では、他人の言動を細かくチェックしている人が必ずいて、ちょっとでも何か変わった事をすればすぐに噂になり、ごく普通の事をしていても話題のネタにされる事があります。

ですので引越し先がどのような地域でどのような種類の住宅なのか…にもよるのですが、学生マンションでもない限り、引越しをしたら挨拶に回っておくのが無難でしょう。

 

深夜の引越し作業は駄目!

こちらも引越し先の住宅の種類や地域によって大きく異なりますが、やはり学生マンションでもない限り、深夜の引越し作業は控えたほうが無難です。

以前はこれも常識中の常識、マナーやモラルの部類にも入る事でしたが、最近はこれもあまり重視されなくなりつつあります。

生活スタイルの多様化…と言ってしまえば元も子もありませんが、それでも夜間や深夜というのは一般的には人が眠る時間帯です。

他人の安眠の妨害となりうる騒音を発生させる引越し作業は、避けるのが常識です。

 

ゴミ出しのルールを守る

引越し作業では多くのゴミが出るものです。

これまでの住宅でのゴミ出しルールはもちろん最後の最後まで守って当然ですが、新しいところでも最初からルール無視はいけません。

特にダンボールが大量に出るはずですので、地域の出し方のルールをきちんと守るようにしてください。

ちなみに筆者宅の地域では、引越しに使ったダンボールを一度に大量に出す事は禁止されています。

とは言え、ダンボールの回収は月に2回しか来ないので、すべてのダンボールを出し終わるまで、筆者宅は半年かかりました。

 

番外編:町内会に入る

これは集合住宅の場合その住宅の住民は加入しない、など独自のルールを設けている場合があるので絶対的なものではありませんが、一戸建てや昔ながらの住宅街などでは加入しておいたほうが無難です。

筆者が以前住んでいたマンションは、マンション単位で町内会への加入はしないという方針だったので、加入していませんでしたが、周辺の地域との関わり自体はあったようで、小学校の集団登校の見守りなどをしてくれていたそうです。

 

これらはごく一般的な常識やマナーと言われるものですが、中には守らないためにいじめの対象になったり、村八分と言ったような事をされる場合もあるので、あまり軽視しないほうが良いでしょう。

地域によっては、一度そういった対象になるとある事ない事噂にされ、本当にそこにすむ事さえできない状況が出来上がってしまいますので、十分に注意してください。

 

常識・マナーを守れば大丈夫?

引越し時の挨拶や、深夜の引越しをしないなど最低限の常識やマナーを守ってさえいればそれで万事うまくいく…と考えたいところですが、なかなかそうもいかないのが現実というものです。

正直、こちらに非がなくても悪者扱いされる事も少なくないのが今の世の中ですから、万が一そういった場所に引越してしまった場合は潔く諦めて引越すしかありません。

筆者は以前、そういった経験をしています。

その地域は昔ながらの住宅街で、いわゆる「部落」と呼ばれるような場所でした。

都会のど真ん中育ちの一家が気に入らなかったのはもちろんですが、母子家庭なのに車が2台あり、休日と言えば子供たちといつも仲良くお出かけをして暮らし、自宅で仕事をしていたので周辺のおばさま方の井戸端会議には出席しない(できない)…そんな筆者が気に入らなかった様子でした。

道であって挨拶をしても無視されるようになり、最終的にはいじめの対象となっていました。

…と、こんな事もあるので、こちらに非がないようにするためにも、引越しをしたら挨拶に回る、深夜など迷惑になる時間帯の引越しは避ける、地域のルールは守ると言った事は徹底して行っておきましょう。

それさえやっていれば、「こちらに非はない」と堂々と言えますよ。