【引越しの荷造り】電球・蛍光灯(照明器具)の梱包方法。処分・買い替えの場合についても。

電球や照明器具類は、引越しの時持って行くべきか置いていくべきか迷う事がありますよね。

もともと設置されていたものを持って行ってしまうのはNGですが、なかった場合、置いて行った方が良いのでは?と迷ってしまったり。

引越しの時の照明器具類や電球などの扱いについて、ちょっと解説してみます。

照明器具類はどうするのが良いの?

引越しの時、電球や照明器具類をどうしたらいいか迷う事ってありますよね。

たとえば新しく引越す先には照明器具が設置されているから今使っている物はいらなくなったという場合や、今住んでいる部屋には照明器具がなかったから自分のを使っていたけれど持って行ってしまったらこの部屋の照明器具はなくなってしまうし…などです。

基本は、自分で持ってきたものは退去の際、すべて持って行く。です。

そうしないと《残置物》として扱われてしまい、場合によっては撤去費用を請求されてしまう事もあるんですよ。

ですが、オーナーまたは管理会社の許可を得ている場合は置いて行く事もできます。

残置物として置いて行く人が多いのは、

  • エアコン
  • 照明器具
  • ガスコンロ

ですね。

これらは次の入居者を募集する際に「エアコン付き」「照明器具あり」「ガスコンロあり」など特典としてアピールできるので、断らないオーナーも多いのが現状です。

とは言え、許可もなしに勝手に置いて行くのだけはやめましょうね。

 

引越し先の照明器具類は自分で用意するのが当然?

引越し先に照明器具類が設置されているかどうかは、物件によって異なります。

新築住宅に入居する場合は、まず設置されていないと考えましょう。

その場合は自分で好きな物を購入してきて設置します。

新築以外の物件の場合、前の入居者が残置物として置いて行っている場合もありますが、自分の物だからと持って行ってしまい、設置されていない場合もあります。

入居の際にすでに設置されている場合はそれを使っても良いですし、使い慣れた自分の物と取り換えて使っても良いですが、退去の際には元に戻し、もともと設置されていた物は置いていきましょう。

ただ、筆者の経験では入居前の内見の際には照明器具が設置されていたのに入居してみたらなくなっていた!ということも実際あります。

3LDKのすべての部屋に直付けのシーリングライトが設置されていたのですが、いざ鍵を受け取って部屋に入ってみると、1つもなくなっていました。

残置物として置いて行かせ、照明器具ありとして入居者を募集し、でも結果的にはオーナーが自分の物として撤収してしまう…そんな現実もあるんです。

このように、照明器具は設置されているから買わなくていい…とのんびり構えていて困ってしまうという場合もあるので、注意してくださいね。

 

電球の扱い方

今はあまり多くありませんが、それでもまだ電球を使っているところもありますよね。

筆者が以前住んでいた古い借家では、廊下に裸電球が天井からぶら下がっているという状態でした。

そんな電球の扱い方について、順を追ってみていきましょう。

 

外し方

一般的な電球は、反時計回りに回していけば外れます。

ただ、このとき注意しなければならないのが、「スイッチを切ってすぐにはやらない事」です。

スイッチを切ってすぐはまだ熱を持っているので手で触るとやけどをしてしまう可能性があります。

また、できればゴム手袋などを使用したほうが安全です。

慣れないと力加減がわからず、つい力が入って割ってしまう事もあるからです。

 

取り付け方

外す時とは逆に、時計回りに回して締めます。

あまり力を入れすぎると割れてしまう可能性がありますので、力加減には注意してください。

この時の注意点は、スイッチがOFFになっていることを確かめてから作業を行う事です。

ONになったまま作業を始めてしまうと、通電した時に急に目の前に明かりが灯り、また、熱くなりますので危険です。

 

梱包の仕方

電球はガラスでできていて割れやすいので、エアパッキンなど緩衝剤で包むことをお勧めします。

そのうえで電球がちょうどおさまりそうな箱などに詰めます。

サイズ的には牛乳パックはピッタリ合いそうですね。

 

処分の仕方

自治体によって扱いは異なりますが、多くの場合《不燃ごみ》として扱われています。

筆者の住む地域でも不燃ごみとして出す事になっていますが、電球のようなガラス製で危険なものは紙や布で包んで出すというルールがあります。

また、電球型LEDは包んだ紙や布に「LED」と記載する事になっています。

地域によって違いがあるので、自治体のごみ回収のルールを確認してください。

 

蛍光灯・蛍光管の扱い方

昔ながらの1本ものの蛍光灯と照明器具に使われる蛍光管は次のように扱います。

 

外し方

蛍光灯

蛍光灯は左右どちらかにひねると外せるように、両端に切り込みが入っています。

ひねって緩んだら、そのまま引っ張れば外せます。

この時の注意点は電球の時と同じく、熱くなっているのでスイッチを切ってすぐではなく、時間をおいてから作業する事です。

 

蛍光管

蛍光管へ電気を送る配線が照明器具の内側から出ているので、それを外します。

蛍光管を支えている金具をずらせば取れるようになっています。

注意点は蛍光灯と同じです。

 

取り付け方

蛍光灯

外す時と逆の手順で取り付けます。

両端の切り込みに合わせて蛍光灯をはめ込み、左右どちらかにひねると固定されます。

注意点は、スイッチがOFFになっていることを確認してから行う事です。

特に蛍光灯は、両端の金属部分がとても熱くなるので注意が必要です。

 

蛍光管

外す時と逆の手順です。

蛍光管を支える金具にはめ込み、配線をつなぎます。

内側と外側の蛍光管を両方とも取り付ける場合、内側の径の小さいほうを先に取り付けるとやりやすいです。

 

梱包の仕方

エアパッキンで包むのが最も安全です。

ない場合は布でも良いですが、蛍光灯や蛍光管が入っている事がわかるようにしておくようにします。

包んだら段ボールに入れ、エアパッキンや新聞紙、布などで動かないように隙間を埋めます。

 

処分の仕方

蛍光灯も蛍光管も、ガラス製で割れると危険なので新聞紙や布に包んで出します。

蛍光灯型LEDは、包んだ紙などに「LED」と書きます。

筆者の地域では、割れていない蛍光灯や蛍光管はスプレー缶や乾電池などの回収の日に出し、割れている物は不燃ごみの扱いになっています。

自治体ごとに違いがありますので、必ず確認するようにしてください。

 

照明器具の扱い方

照明器具を自分で用意する場合、取り付けも取り外しもやらなくてはなりませんね。

 

外し方

ペンダントタイプ

天井からぶら下がっているタイプのごく一般的な照明器具です。

天井についているアダプタに引っ掛けてひねってあるので、「しめる」「ゆるむ」などの表示に従ってひねれば外れます。

この時注意するのは、照明器具をしっかり支えておく事です。

ひねって外れると急に落下するので、しっかり支えながら作業してください。

 

シーリングタイプ

直付けの照明器具です。

カバーを左右どちらかにひねって引っ張り、外します。

アダプタから出ている配線コネクタを抜き、本体を引っ張るまたは左右どちらかに回して外します。

(これは種類やメーカーによって仕様が異なります。)

天井のアダプタに取り付けていた引掛けシーリングと呼ばれる器具を取り外し、終了です。

 

梱包の仕方

どちらもかなり大きさがあるので段ボールに入らない可能性があります。

ただ、ペンダントタイプの場合は、カサ部分と本体が分かれ、本体は比較的小さく作られているので、布や紙などで隙間を埋めながら段ボールに詰める事ができます。

カサ部分はエアパッキンや布で保護して段ボールに詰めます。

大きくてふたが閉まらない場合も、箱に入れておくほうが安全です。

シーリングタイプの場合は、すべてが大きく、段ボールはふたが閉まらない可能性がとても高いです。

段ボールのふた部分をガムテープなどで補強し、高さのある段ボールに加工するなどして入れます。

 

処分の仕方

自治体によってことなりますが、いずれも蛍光管・電球部分はそれぞれの処分の仕方、本体やカサ部分は不燃ごみや粗大ごみの扱いとなる事が多いです。

筆者の地域では、45Lのごみ袋に入らないものは粗大ごみ扱いという、なんともアバウトなルールがありますので、無理矢理でも45Lのごみ袋に入れれば不燃ごみで出せてしまいます。