手続きはこれで完璧!引越しの際の必要書類まとめ!

引越しをすると色んな方面でいろんな手続きが必要になります。

その際必要になる書類は、実はそんなに多くなく、大体決まった種類の書類だけで済んでいたりするものなんですよ。

そこで、引越しに関わる各手続きに必要な書類にはどんなものがあるか、どんな場面で必要になるか等、紹介していきますね。

必要書類の代表格は住民票

引越しのさまざまな手続きにおいて必要書類とされるものはいくつかありますが、その代表格とも言えるのが《住民票》です。

住民票は、公的証明書としても使える、とても出番の多い書類です。引越しに伴って住民票が活躍する場面には次のようなものがあります。

  • 部屋の契約
  • 運転免許証の住所変更
  • 車・バイクの住所変更
  • 児童福祉手当など福祉関係の申請

引越しの際に本籍も同時に移した場合、運転免許証の住所および本籍地変更の手続きに必要になる住民票は本籍の記載があるもの、になります。

運転免許証の本籍地の記載は廃止になりましたが、内部の情報として登録されます。

住民票の使用用途は主に「住所の確認」といった側面を強く持っていますが、この住民票を使って住所変更した運転免許証などは、本人確認書類として大きな効力を発揮しています。

引越しに伴い、前住所地の役所で転出関係の手続きを済ませ、新住所地の役所で転入の手続きが完了すると、住民票はその場ですぐに発行可能な状態となります。

引越しが済んだ後、住民票が必要になる場面はとても多いので、この時必要と思われる枚数を取得してしまっておけば、後で改めて役所を訪ねる必要もなく便利ですよ。

また、必要枚数がハッキリしない場合もありますが、運転免許証の住所変更では提出した住民票は地域によっては返してもらえませんし、車の住所変更の際も提出した住民票は返してもらえないので、ここだけでも最低2枚は必要になると思ってください。

 

役所の手続きでは課税証明書が必要になる場面も多い

子どもがいる家庭の引越しでは、課税証明書が必要書類となる場面も多いです。

  • 小中学校の就学援助申請
  • 児童福祉手当など福祉関係の申請

この他にも、義務教育以外の学生を対象とした奨学金の申請などにも必要になる事が多いです。

このように、さまざまな支援や援助、手当関連の申請には、収入を証明するための書類として課税証明書が必要とされる事が多く、引越しをした場合たいていは前住所地の役所で取得しなければならなくなります。

ですので、転出関係の手続きのために前住所地の役所へ行った際、ついでに何通か取得しておくと良いでしょう。

遠方へ引越してしまった場合、郵送という形で前住所地から証明書を取り寄せる事も可能ですが、それだと時間がかかってしまう事、料金の支払い方法が少額小為替など面倒である事を考えると、事前に何通か取得しておけば必要な時にすぐ使えますし手間が省けて良いと言えます。

(※少額小為替とは、郵便局窓口で販売してくれる小切手のようなもので、役所関係の書類の郵送でのやり取りには多く使われている料金支払いの形です。郵便局の窓口に行かなければ入手できないので手間がかかります。)

 

確定申告の控えなどの書類

お部屋の契約の場面では、収入を証明する書類として、課税証明書ではなく源泉徴収票の提出を求められる事が多くあります。

会社勤めをしている人は良いのですが、自営業などの場合はそれがありませんので、確定申告の控えなどを提出する事になります。

部屋の契約がまだ済んでいない場合は、こうした書類も用意しておくようにしましょう。

 

書類以外に必要な物は?

役所関係の手続きやお部屋の契約手続きなど、色々な場面で住民票や課税証明書などが必要となりますが、こうした書類以外にも必要になる物がいくつかあります。

代表的なものが、印鑑、そして本人確認書類(主に運転免許証や健康保険証)です。

印鑑と本人確認書類はどんな場面でも必要になる事が多いので、バッグの中に必ず1本入れておくと便利でしょう。

また、福祉関連や手当関連の手続きの場面では、口座番号の分かる物として通帳が必要になる事も多いです。

 

引越しの場面で印鑑証明は出番がない

引越し関連の必要書類はここまでに挙げた物が代表的なものとなります。

大事な契約の場面に出てくる事が多い印鑑証明書は、実は引越しの場面ではその出番がない事がほとんどです。

引越しに関連して出てくる事がある印鑑証明書は、自分の物ではなく保証人の物…であることが多いのです。

 

銀行やクレジットカードなどの手続きには書類不要の場合もある

銀行やクレジットカードの住所変更などには、特に書類を必要としない事が多くなりました。

以前は銀行などは住民票を持って手続きに行くというのが主流でしたが、最近はそういった証明書類が無くても住所変更を行う事が可能です。

クレジットカードも、マイページから変更が可能なものも多くなりました。

ただ、ゆうちょ銀行の口座の住所変更には、身分証明書などが必要になり、運転免許証または健康保険証の提示を求められます。