【引越しの荷造り】グラス・ガラス(割れ物)の梱包方法。処分方法も。

引越し時の梱包で気を使うのが、グラスなどガラスでできた物。

ちょっとした衝撃でも壊れてしまう可能性が高い物だから、慎重に扱いたいですよね。

そこで、グラスをはじめとするガラス製品の安全な梱包方法を紹介してみますね。

グラスなどガラス製品の基本的な包み方と梱包方法

引越しの準備をしていて改めて「ガラス製品が意外に多い」と気がつく事があります。

これらガラス製品は包み方や梱包方法をしっかりしておかないと引越し作業中に割れてしまう事が多いので注意が必要です。

 

ガラスのグラス

新聞紙を広げ、グラスを横置きにして端からくるくると転がしながら巻いていきます。

この時、グラスの上の部分(ふち側)に新聞紙を押し込んでいくようにします。

グラスの底側の紙も、転がしながら内側へ折り込んでいくときれいに仕上がります。

基本はこうした方法ですが、筆者はグラスの内側へ押し込むのは最後にしています。

こうすると、巻き終わった時に紙がはがれて来る事なく、しっかり止まってくれるんですよ。

ダンボールに詰める時は、ふち側を上にして並べていきます。

また、できる限りグラスはグラスだけのダンボールに詰め、ほかのものを一緒にしないこともポイントです。

 

ワイングラス

基本はグラスと同じですが、ワイングラスの場合は足の周りに新聞紙を巻くという作業があります。

新聞紙またはキッチンペーパーなどを細く折りたたみ、足に巻きつけていきます。

それから新聞紙の上に横置きにしてグラスの時と同じように転がしながら巻きつけていきます。

底側を折り込みながら、そしてふち側へ押し込みながら巻きつけます。

ダンボールに詰める時は、グラス同様に、ワイングラスだけのダンボールを作り、ほかのものと一緒にしないようにします。

 

マグカップなどコップ類

持ち手がついているマグカップなどは、持ち手部分をキッチンペーパーなどで包んで保護してからグラスと同じように包みます。

新聞紙を広げてその上にマグカップやコップ類を横置きにして、回転させながら巻いていきます。

底部分、ふち側もグラス同様に折り込んだり押し込みながら包んでいきます。

ダンボールに詰める時は、ふち側を上にして並べていきます。

持ち手部分が目立つように包んであるので、持ち手部分同士を並べるようにすると無駄なスペースができません。

 

ガラス製の皿・食器

皿は新聞紙1枚に皿1枚…で包みます。

慣れた人は複数舞を一度に包んでしまいますが、不安がある人は1枚ずつ包むようにしてください。

新聞紙の上に皿を置き、端から皿全体を包み込むように巻いていきます。

鉢などの食器も同様に、新聞紙1枚に食器1個で包みます。

皿と同様に、端から全体を包み込むように巻いていきます。

ダンボールに詰める時は、皿はすべて立て、食器類はふち側を上に向けます。

この際、皿の向きに大きなポイントがあります。

ダンボールには長い面と短い面がありますよね。

基本は長い面に平行な向きに並べると良いんです。

長い面に平行?どういう意味?…と思いますよね。

ダンボールの長い面に対して平行というのは、簡単に言えば《ダンボールの短い面に皿の背を向ける》形です。

つまり長い面には皿の横の部分(ふち)が当たるように、です。

こうすると、引越し作業中にダンボールの扱いが乱暴だったとしても割れにくくなるんですよ。

 

その他のガラス製品の梱包方法

グラス類以外のガラス製品で多いのがガラステーブルやガラスケースです。

インテリア的な意味合いで増えてきているガラステーブル、五月人形などが入っているガラスケースなどです。

 

ガラステーブル

ガラステーブルは、ガラス部分が外せるものは外し、ダンボールを1枚に広げて丁寧に包みます。

ガラス部分が外せないものは、ガラスの部分をダンボールで包み、その他の部分は毛布などで覆うように包みます。

ガラステーブルは、ガラス部分に少しでも衝撃が加わる事でひびが入ったり割れてしまったりする原因になりますので、そうならないように厳重に包みます。

 

ガラスケース

元箱がある場合は元箱に入れ、ない場合はダンボールを1枚に広げて覆い包むようにしていきます。

その際、中身が動いたり破損したりしないようにエアパッキンで包み、さらに隙間がないようにエアパッキンや新聞紙で埋めていきます。

また、ガラスケース自体もエアパッキンで包んでおくとより安心です。

 

ガラス製品を処分する場合

グラスなどのガラス製品を引越しを機に処分する場合、その種類によって方法が異なります。

 

小さなグラスなど

グラスや食器などの小さなガラス製品の場合、ほとんどの場合自治体の不燃ごみとして処分できます。

新聞紙や布などに包み、中身がわかるように記入して不燃ごみ回収の日に指定の場所に出すのが一般的です。

ただ、自治体によっては出し方が異なる場合もあるので、自治体ごとの出し方のルールに従うようにしてください。

 

ガラステーブルやガラスケースなど大型のもの

大型のガラス製品は、粗大ごみ扱いとなる場合が多いです。

自治体によって異なりますが、1辺が50センチ以上となるものは粗大ごみ…としている自治体がほとんどです。

粗大ごみとして出す場合は、ガラス製品だからと言って新聞紙に包むなどの処置は不要というのが一般的ですが、自治体によっては特別なルールがある可能性もあるので、自治体ごとのルールを確認して出すようにしましょう。

 

これらの処分方法はガラス製品をごみとして出す場合に限定していますが、リサイクルショップに売ったりオークションに出すなどの方法もあります。