引っ越しの時、人形やフィギュアの荷造りはどうやるのが正しいのか、また、処分する場合はどういった方法を取るのが良いのか…?
これから引っ越しを控えて荷造り方法で悩んでいる方に、おススメの方法を紹介しますね。
人形やフィギュア、ぬいぐるみの基本的な梱包方法
人形やフィギュアを引っ越し用に荷造りする時、元箱があればそれに入れると壊れにくく、運びやすくなります。
その時ただ単に箱に戻せば良いのではなく、箱の中で人形やフィギュアが動いてしまわないようにエアパッキン(プチプチと呼ばれるものです)を入れて隙間を埋めるようにします。
また、細い部分…例えば手足や首などは少しの衝撃でも折れてしまう可能性がありますので、箱に戻す前に一度エアパッキンを巻いておくと良いでしょう。
元箱のない人形やフィギュアの場合は、何か適当な箱を用意し、同じ要領で荷造りしていきます。この時、人形やフィギュア入れる前に箱の中にエアパッキンを敷き詰めるようにします。
そして人形やフィギュアは立たせた状態で箱に入れ、周囲をエアパッキンで埋め尽くします。隙間があると動いてしまい破損に繋がりますので、隙間をくまなく埋めるようにしてください。
ガラスケースに入っている人形などは、ケースから出せるものは出し、ケースと人形を別々に梱包し、運ぶのが理想です。
また、分解できるものは分解したほうが安全です。
ケースから出せないものは、中の人形の周囲にエアパッキンや新聞紙を詰め、硝子にぶつかり破損しないよう丁寧に梱包していきます。
ぬいぐるみの梱包方法は、人形やフィギュアのように難しくありません。
基本的に柔らかい素材の物がほとんどなので、ダンボールに詰めても良いですし、筆者の良くやる方法「ゴミ袋に入れる」でも問題ありません。
ただ、ゴミ袋だと破ける可能性はありますが、荷物の下の方に積まれる事はありません。
人形、フィギュア、ぬいぐるみ…どれをとっても大切なものであれば、基本は箱に入れてエアパッキンで動かない状態を作る、という事になります。
エアパッキンが手近になければ、キッチンペーパーや新聞紙でも代用可能ですし、キッチンの排水溝の袋によく使われている不繊布でも可能です。
最後に、箱に大きく「われもの」「天地無用」「下積厳禁」と大きく書きましょう。
さらに、引っ越し業者には「壊れやすい人形が入っている」としっかりと伝え、丁寧に扱ってもらえるようお願いしてください。
もしそれでも心配な場合、人形やフィギュアなどの数がそれほど多くないなら、梱包したうえで自分で運ぶというのも良いでしょう。
捨てるのはちょっと怖いから安心できる処分方法が知りたい!
引っ越しの荷造りで出てきたぬいぐるみや人形、フィギュアの処分方法については、念を持っているからきちんと供養したほうが良いと言う意見や、塩で清めれば良いと言う意見など、さまざまあります。
念を持っていると感じ、後で何かあっても嫌だ…と思う場合、人形供養を行うと良いでしょう。
お寺などで行う事が多いので、費用や日程について問い合わせてみると良いでしょう。
お寺によっては、人形1体につきいくら…という場合や、箱に詰めて1箱いくら…という場合があります。
処分したい人形やフィギュア、ぬいぐるみの数が多い場合はその費用も気になるところですよね。
最近では、宅配便などで送っても供養をしてくれるところもありますので、費用が安く済むのなら近所のお寺だけでなく、遠くのお寺でも調べてみる価値は十分にあるでしょう。
また、塩で清めれば大丈夫と感じる場合は、ゴミに出す前に塩で清め、きれいな布や袋に入れてそっと出しましょう。
その時、「捨てる」という意識を持つのではなく、「今までありがとう」という感謝の気持ちを忘れないでください。
もっとも、そういった事を全く気にしないでゴミに出してしまう人も少なくはありません。
何を隠そう、筆者も普通に燃えるゴミに出していました。
ちなみに、処分=捨てるとだけ考えるのではなく、ぬいぐるみのようなものは保育園などの施設に寄付すると言う方法も選択肢としてはアリでしょう。
もちろん、あまりにも汚れていたり壊れているものは無理ですが、比較的きれいなものなら喜ばれる場合もあります。
大事にしてきた人形たち、綺麗だけど売るなんて無理?
引っ越しの荷造りで不要となった人形やフィギュア、ぬいぐるみを、捨てるのではなく売りたい場合、持ち込むべき先は基本的にはリサイクルショップです。
特に、人形やフィギュアはリサイクルショップで買い取ってくれる事が多く、フィギュアに関してはお宝ショップなどでも喜ばれます。
ただ、ぬいぐるみは残念ながら、買い取ってくれるところはほとんどありません。
ぬいぐるみはその素材上、いくら綺麗に保管してあったとしても「不衛生である」と判断されやすく、買い取ってもらう事は極めて困難なのです。
ですが、とても価値のあるテディベアのようなものなら、買い取ってくれる場合もあります。
また、新品未開封品などであれば買い取ってくれる可能性もあります。
ですが、それ以外はほぼ買い取ってもらう事は無理なので、中古品だった場合は「売る」事は諦めるのが賢明なのです。