調理器具をはじめとするキッチン用品は、引越しの時に最も梱包や荷造りに時間がかかるものですよね。
細かいし壊れやすいし、中には危険なものもあるし、そして大きくてかさばるものも多いし…。
でも生活には欠かせないものばかりだから、上手に運ぶためのコツを知っておきたいですよね。
ここでは、調理器具の荷造り方法や処分方法について一つ一つ解説していきます。
目次
梱包・荷造りが面倒な調理器具類
引越しの荷造りの中で最も面倒だと感じるのが調理器具です。
形状が丸っこいものが多かったりして梱包しにくいし安定もしない…ダンボールに詰めてもなんだか無駄な隙間ができたりするし、本当に厄介です。
かといって、面倒だからと適当に詰めておくと破損の原因になったり、下手をすれば怪我してしまう可能性もないとは言えません。
今回は、調理器具の種類ごとに梱包や荷造りの仕方を紹介してみますね。
フライパン
金属製なので割れる心配はありません。
大き目のダンボールに入れ、複数あって重なる場合は間に新聞紙を入れて当たらないようにしておくと良いでしょう。
処分する場合は、自治体によって扱いが異なりますがたいていの場合不燃ごみで大丈夫でしょう。
ただ、中には横浜市のように金属類は別で回収する自治体もあるので、確認が必要です。
中華鍋
中華鍋もフライパンと同様の扱いで大丈夫です。
金属製なので割れる心配はありませんから、大き目のダンボールに詰め、ほかのものと一緒に詰める場合は当たらないように新聞紙で保護します。
処分する場合は、フライパン同様に不燃ごみ扱いとなる事が多いですが、自治体によっては金属類は金属類として回収しているところもあります。
やかん
やかんも金属製なので割れることはありませんが、場合によってはへこむ可能性もあるので注意します。
フライパンなどを入れたダンボールに入るスペースがあれば、そこに詰め、隙間を埋めるようにしていきます。
処分はやはり不燃ごみとして出す方法が一般的ですが、自治体によっては金属類は金属類として回収しているところもあります。
鍋
鍋は大きさがいろいろあるので、大きなものに小さなものを入れていき、できるだけかさを小さくします。
その際も、金属同士が当たって塗装がはげてしまうことのないように、新聞紙などを挟んでいくと安心です。
処分はフライパンなどと同様に、不燃ごみとして出す方法が一般的ですが、自治体によっては金属類は金属類として回収しているところもあります。
まな板
まな板はダンボールの底に敷くようにして入れます。汚れが心配なら新聞紙で包んでから入れると良いですよ。
処分はまな板の材質によって異なり、最近多く出回っているプラスチック製のものなら不燃ごみ、昔ながらの木製のものなら可燃ごみというのが一般的です。
自治体によって扱いが異なるので、確認しておいたほうが良いでしょう。
ざる・ボウル
ざるやボウルは金属製のものやプラスチック製のものなどいろいろありますが、ざるとボウルを重ねてコンパクトにまとめます。
まとまったらダンボールにそのまま詰めてOKです。
処分方法は、不燃ごみとして出すのが一般的となりますが、自治体によっては金属類は金属類として回収しているところもあります。
ミキサー
本体とカップ部分を沸け、新聞紙やエアパッキンなどで包み、割れないようにします。
ダンボールに詰め、隙間ができないように新聞紙などを詰めていきます。
処分は大きさによりますが、おおむね50センチを超えるものは粗大ごみ扱いとなりますが、ほとんどのミキサーは50センチを越えることはないので、不燃ごみとなるのが一般的です。
ただ、金属類を別で回収している自治体の場合、カッター部分は金属の回収に、ガラスやプラスチック部分はまた別の回収に…と細かく分別する必要がある場合もあります。
ポット
ポットはエアパッキンで包んでダンボールに入れます。
動かないよう、隙間を埋めるように新聞紙やエアパッキンで保護します。
ダンボールには「取り扱い注意」「ポット」と目立つように記入しましょう。
処分は、50センチ未満のものは不燃ごみ、50センチを超えるものは粗大ごみとして出します。
包丁
包丁は新聞紙やタオルで刃の部分を丁寧にくるみ、テープで留めて開かないようにしておきます。
その上でさらに全体を新聞紙やエアパッキンで包み、外側に「包丁」と記入し、わかりやすくしておきましょう。
ダンボールに入れる際は、できるだけ一番上のわかりやすい部分に乗せておくと、忘れていて怪我をするということが少なくて済みます。
おたま、菜ばし、フライ返し、ヘラ、キッチンばさみなどの小物類
これらキッチンツールは、ビニール袋にまとめて口を縛っておきます。
スーパーなどでもらえるあのレジ袋で十分です。
その上で、鍋などを入れたダンボールの隙間に入れます。
処分は、金属製のものは不燃ごみ、自治体によっては金属類、木製のものは可燃ごみで大丈夫です。
このほかにも、はかりや軽量カップ、泡だて器などいろいろありますが、基本的には小さなものはビニール袋などにまとめて鍋などの中に入れて梱包してしまうと楽です。
また、処分は不燃ごみまたは可燃ごみとなることが多いですよ。