自然と涙があふれてくる…引越しで寂しいと感じる5つの瞬間!

引越しが決まってホッとすると同時に、なぜが寂しい気持ちが湧き上がってくる…そんな事、ありますよね。

新しい環境で生活していく事への不安ではなく《寂しさ》。

そんな寂しい気持ちはどこから来るのか、どう対処すればいいのか、案内していきますので一緒に乗り越えましょうね。

寂しい気持ちはどこから来るの?

引越しが決まったとたんなぜか寂しい気持ちに襲われて、新しい生活が始まる事を喜べない…。

ありますよね。

引越しの理由が家族の急な転勤や進学のためだったり、定期借家の期限だったり、はたまた住環境が悪いからというような事だったとしても、いざ引越しが現実味を帯びて来るととても寂しい気持ちになったりするものです。

筆者も、騒音・悪臭・通路を塞がれるなど数々の嫌がらせを受けて引越しを決めた事がありましたが、それでもやはり出て行くと決まった時には不思議と寂しさがこみ上げてきたものです。

引越し作業も終わり、最後に鍵を閉める瞬間などは、涙があふれそうになったものでした。

こうした寂しさは一体どこから来るんでしょうね。

 

思い出がたくさん詰まっているから

長く住んでいた場合、それだけ多くの思い出が詰まっています。

そこに住んでいる間に子供が生まれた・保育園に入った・小学校に入った…など、子供の成長を見守ってくれた部屋だと言う思いがあったり、そこにいる間にできた友達との楽しかった思い出、嫌な思い出もあるかもしれませんが、思い起こせばそれも含めて全てがなつかしいアルバムのようです。

そんななつかしい思い出がたくさん詰まった部屋を去る事は、大切な人と別れる時と同じくらい辛く悲しいものなんですよね。

できる事ならずっとここにいたい、引っ越したくない…そんな気持ちにもなってしまうでしょう。

 

仲良しの友達がたくさんいたから

新しい環境で新しい人間関係を構築していくという事は、たやすい事ではありません。

特に女性の場合は裏表が必ずありますので、本当に信頼できる相手を見つける事はとても難しいものです。

そんな困難をも乗り越えてできた信頼できる友達と別れてしまう事は、どんなに辛い事でしょう。

もうそんな信頼できる友達が見つからないかもしれないと言う不安もあるでしょう。

でもそれ以上に、仲良しの友達と離れたくないという気持ちがとにかく大きくなってしまうんですよね。

 

生活しやすい環境だったから

家の周りには行きなれた店があり、お店の人とも顔なじみになっていて、あそこへ行けばこれが買える・ここに行けば何でも揃う…と、周辺環境を熟知していて生活しやすかったのに、何一つわからない場所に引越す事になると、不安と同時に「引越したくない、ここにいたい」という気持ちに襲われる事があります。

住み慣れた部屋・環境を離れる事は誰もが寂しく思うものですよね。

引越しが決まった時に感じる寂しい気持ちは、こんなところから来るのでしょう。

これまで自分の生活を支えてきた色々なものが「失われる」、そんな思いが根底にあると言えます。

 

寂しいと感じるその瞬間

引越したくないしここにいたい、でも仕方ないと諦めて引越し作業を進めていく…そんな中にも、ひときわ「寂しい!」と感じる瞬間がありますよね。

 

周囲に挨拶に行った時

仲良くしてもらった人たちへのお別れの挨拶に回った時は、お別れが現実のものになったんだという思いから、寂しさがこみ上げてきます。

特に、現実をまだしっかりと把握できていない子供たちの無感情の「バイバイ」を見ていると、無性に悲しく思えてくるんですよね。

 

荷造りをしている時

荷造りの最中に、色々なものを改めて確認したりする事があります。

古いアルバムを開いてみたり、子供が小さなときに着ていた服や家族との思い出の品、色々なものを改めて目にする大きなきっかけになりますよね。

こうした瞬間に、「ああ、ここではこんな思い出が出来たんだ」「こんな事があった」と色々な事を思い出し、楽しかったのに…と寂しい思いが湧き上がってくるのです。

 

不要品を処分する時

引越し先に持っていけない物を処分する時も、それにまつわる色々な思い出がめぐってきます。

特に、その部屋に合わせて購入したもの・その部屋で必要だとして購入したものならなおさらです。

そこで作った思い出を捨てるようで、寂しい思いもひとしおです。

 

荷物が搬出されていく時

思い出の詰まった部屋に山積みになった荷物が少しずつ運び出されていき、部屋を契約した時のようにがらんとした姿になってくると、全てが失われて白紙にもどってしまったかのような寂しい気持ちに襲われます。

つい昨日までここで生活していたのに、今はもう何もない…そんな気持ちはたまらなく寂しいものです。

 

最後に鍵を閉める瞬間

荷物の搬出が終わり、最後の掃除を終えて忘れ物がないか確認をし、本当のお別れになる最後の施錠。

この瞬間ほど寂しいものはありません。

筆者の息子たちは、教えたわけでもないのにこの瞬間には部屋に向かって「今までありがとう」とお礼を言って部屋を後にしています。

そんな言葉を聞くと、つい涙ぐんでしまいます。

 

こんな風に、寂しい気持ちが湧き上がってくる瞬間は、たくさんあります。

筆者も色々な思いをもって引越しを経験してきました。

結婚や離婚で強制的な引越しをした事も、住環境が悪すぎて嫌で引越しをした事も、です。

それでもいつも部屋を去る時には寂しい思いを持ったものでした。

 

寂しさはどう乗り越える?

住み慣れた部屋・環境を離れてしまう事から来る寂しい気持ちは、どうすれば解消できるんでしょうね。

引越しを取りやめにすれば解消できる事は確かですが、転勤などの場合、そうもいかないですよね。

そこで、筆者がこれまでにやってきた方法を紹介してみますね。

筆者独自の方法なので、絶対!ではないですが、参考にしてもらえたらと思います。

 

思い出は失われない

引越す事で、そこで作った思い出が全て失われてしまう感覚になり寂しさを感じている場合、部屋の中で家族揃って写真を撮ったり、ビデオに残しておくと良いですよ。

特にビデオはお勧めです。

動く映像として思い出を残す事ができるので、「失われた」という気持ちはかなり軽減されます。

 

また行けばいい

仲良しの友達との別れが寂しい場合、引越した後もまめに連絡を取り合えば良いのです。

県外などの遠方だとなかなか会うことはできなくなりますが、メールやライン、電話といった色々なツールが今は充実していますよね。

また、それほど遠くでないなら時々会う事もできますので、それまでと同じお付き合いが出来る可能性は高まります。

住環境が変わる事が寂しさの原因なら、やはり同じように、それほど遠くないなら行けばいいんです。

筆者は片道40~50キロ程度の距離なら「ちょっと買い物」と言って普通に行きます。

現在の家に引越してきた時も、周辺の店に納得ができず、それまで住んでいた地域で通っていた商業施設まで行っては買い物をするという生活をしていました。

もともと車好きで運転が苦にならないからなんですが、そんな生活をしながら少しずつ周囲の環境に自分を慣らすと同時に、好きだった場所を訪れる事で引越して離れてしまったという寂しさを少しずつ解消していきました。

もしも遠くてそれが出来ない場合は、周辺地域の探検と称して、自分が納得できる店探しから始めてみても気分転換になります。

そこでピンと来る店が見つかったときの喜びは、とても大きいんです!

筆者も神奈川から山形へ一時引越した時、そんな事をやってストレス解消していました。

 

どの場合の「寂しい」にも共通するのは、《引越す事で自分の大切にしてきたものが失われるわけではない》という事です。

失われるのではなく、新しいものがさらに上乗せされていくんです。

1だったものが失われて0になるのではなくて、上乗せされて2になるから1が見えなくなっただけなんですよ。