引越しの時に忘れ物をして新居で困った…そんな経験を持つ人は実はとても多いんです。
普段何気なく使っているアレや、あって当たり前のような存在のコレ。
そんな空気みたいな存在だから、本当は引越しの時にも絶対に忘れたくないはず。
今回は、引越し時にありがちな忘れ物トップ3を紹介しながら、忘れてしまったときの対策について解説しますね。
忘れ物トップ3はコレ!
引越しの時に多い忘れ物は、あまり使用頻度が高くない物…ではなく、実は毎日のように使っているものばかりなんですよ。
《1位》物干し竿
あー!わかるー!と思ったあなた。
忘れたことがおありですね。
引越しの荷造りに必死になりながらも、あまり意識が行かないのがベランダやテラスです。
言ってみれば「部屋の外」になるので意識が行かないのも納得できるといえばできますが、毎日洗濯物を干すなどしてかなり使用頻度は高いはずなのに見落とされている物干し竿はなんだか不憫ですよね。
筆者は物干し竿を忘れるのを防ぐために、引越し作業が始まったらとにかくまずベランダの窓を開けて物干し竿を部屋の中に半分入れた状態を作ります。
こうしておくと、「作業が終わった、窓を閉めて」となったときに、物干し竿が邪魔で窓が閉まらないので忘れずに済むんですよね。
あとは、引越し当日に洗濯をする事はほとんどないと思うので、前日のうちに部屋の中に入れてしまうというのもひとつの方法です。
前日の洗濯物を取り込む際に、物干し竿も入れてしまう…これなら忘れずに済みますよ。
《2位》照明器具
筆者も忘れかかった事があります。
すべての荷物を搬出し終わってから、照明器具が外せていないことに気がつき、隣の部屋の人にいすを借りた経験があります。
普段あるのが当たり前で、毎日必ず使っているはずなのにその存在を忘れているんですよね。
そんな事を防ぐために、筆者は前日には1箇所のみを残してすべて照明器具は外します。
照明器具自体の梱包もしておきたいですし、たまった埃をきれいに落とすチャンスでもあるので前もってほとんどやってしまっています。
照明器具をほとんど外してしまっても、キッチンの明かりや廊下の明かりなどで結構過ごせるものです。
《3位》工具類
引越し作業の中で、工具を使う場面は意外に多くあります。
たとえば洗濯機のアースを外したり、ホースの接続部分を外したりで工具が必要になるんですよね。
引越し作業の中でそれほど目立った出番はないものの、なければ困るので荷物にいれずに置いておいて、そのまま忘れてしまうというパターンが多いようですね。
対策としては、できるだけ小型のものを使い、その辺に置くのではなく常にポケットに入れておくといったところでしょうか。
また、引越し前日までに工具類が必要になりそうな家電などはすべて外して準備しておけば、引越し作業当日には工具は不要で済みますよね。
筆者は以前は「あ!工具がない!外せない!」と困った事が何度もあったので、それ以来は常に前もって工具が必要な作業が済ませておくようにしています。
ほかにも、ベランダ用のサンダルやお風呂のふた、突っ張り棒や突っ張り式の棚なども忘れがちですよね。
こうした忘れ物をしないためにも、引越し荷造りには時間の余裕を持って、全体を見渡すことも忘れずに行うようにしてくださいね。
忘れ物をしてしまったら
引越しが終わってから忘れ物に気がついた場合、とにかく早い段階で以前の不動産会社に連絡してみましょう。
まだ退去予定日に到達していない、鍵の返却をしていない状態なら、以前の部屋に戻って忘れ物を取ってくる事も可能ですし、この場合は特に不動産会社に連絡を入れる必要もありません。
ただ、車を持っていない場合は忘れ物を取りにいくことも困難になるので、友人などに協力を頼むしかありません。
もし、退去日を過ぎていて鍵も返却しているのなら、以前の不動産会社の対応次第という事になりそうです。
たとえば着払いで送ってくれる、取りに行くのに同行してくれるなど親切な対応をしてくれるところなら良いですが、中にはそうでないところもあるので問い合わせてみるしかありません。
また、遠方への引越しだった場合は取りに行くことは不可能になるので、着払いで送ってもらうか、潔くあきらめるかのどちらかでしょう。
照明器具は忘れていったとしても残地物として次の入居者に対するアピールになるので、撤去代金の請求などはほとんどないと思われますし、工具なども不動産会社で処分したところで費用がかかるわけではないので問題はありません。
しかし物干し竿は撤去費用請求の対象になる可能性があります。
次の入居者へのアピールとして物干し竿というのは一般的ではなく、筆者もかなり数多くの引越しを繰り返していますが、一度も物干し竿が置いてある部屋に当たったことはありません。
ですので、物干し竿を忘れた場合は不動産会社で処分するなどの対応をしているのだと思いますが、あのサイズのものは通常のごみではなく粗大ごみ扱いになりますので、費用を請求される可能性もないとは言い切れないでしょう。