午前便・午後便・フリー便の3種?引越しの時間指定は可能か解説!!

引越しを時間指定でやってもらいたいけれど、そうでない場合と比べて何か違いはあるものなの?

それとも早い者勝ちで時間指定できたりするの?

引越しの時間帯に関しては、基本的には自由がきかないと思っている人も多いんですが、実はそうでもなかったりするんです。

今回は、引越しの時間帯による違い、時間指定について少し紹介してみます。

引越しの時間帯は3種類

引越しを時間指定でやりたいけれど、そんな事が可能なのか悩んでいる、そもそもそんな事ができると思っていない、という人も多いでしょう。

しかし実際は、時間帯によって時間指定ができる場合もあるんですよ。

引越しの時間帯は、大きく分けて3種類になります。

 

■午前便

午前中に作業が開始される便です。

この便なら事前に他の引越しが入っていない事がほとんどなので、ほぼ確実に予定していた時間に作業が開始されます。

他の作業に左右されないので時間指定には適していますが、引越しの時間帯の中では最も料金が高い便になります。

多少料金は高くてもいいから都合通りに引越したい、他の作業に影響するのは困るから時間指定を、という人には最適の便です。

 

■午後便

午後から作業が開始される便です。

午後からと言っても13時からなど時間が確定的ではなく、午前中の作業の捗り具合に左右されるので《おおよそ》となる場合がほとんどです。

そのため時間指定はかなり難しくなるので、料金は抑え気味になります。

作業時間が全く分からないのは困るし、料金が割高なのも困る、という人に最適の便です。

 

■フリー便

午前、午後などの指定がなく、引越し業者の都合のみで作業が行われる便です。

この便の場合、時間指定はほぼ無理で日にちだけが確定しているという作業になります。

しかも作業時間はその日にならなければわかりませんが、それでもたいていは「だいたいこのくらい」といった連絡はもらえる事が多いです。

この便は業者側の都合を最優先にした便なので、実際は手が空き次第・その日の最後の作業…になる事が多く、その分料金は最も安くなります。

夕方から、夜からなどの場合もありますが、時間なんてどうでもいいからとにかく料金を安く!という人に最適の便です。

 

時間指定で引越すには

引越しを時間指定でやってもらうのに1番良い方法は、午前便を指定する事です。

引越し作業の時間帯は、午前便、午後便、フリー便の3種類にわかれている事がほとんどですので、これらの中から《午前便》を選択します。

たいていは午前便を選択すると8時から作業開始…のような形になりますので、「もう少しだけ遅い時間にしてほしい」「少し早目に」など相談しやすくなります。

この午前便は、その前に他の引越し作業が入っていない事がほとんどですので、時間の融通が利きやすく、時間指定でやってもらうには最も適しているんですよ。

ですから、引越しを時間指定でやりたい場合は、午前便を選択すると良いでしょう。

ただ、繁忙期は午前便でも時間指定が難しくなる場合もありますし、逆に午後便でも閑散期なら時間指定に応じてくれる場合もあります。

また、単身者の引越しに関してですが、時間指定を売りにした引越しサービスも登場しています。

ヤマトホームコンビニエンスには「単身引越ジャストサービス」と呼ばれるプランがあり、これは急な単身赴任などに対応できるとして人気を集めています。

このサービスは、一般の宅配便の荷物と一緒に輸送する事で時間やスペースの無駄を省いているので、時間指定が可能になっています。

しかも、600km圏内なら翌日配送が可能、さらに午前9時から午後6時の間で時間指定もできるので、深夜になってしまう心配もなく宅配便感覚で引越しができてしまうんです。

単身者の急な引越しなら、こうした時間指定サービスの利用も選択肢に入れてみて良いでしょう。

 

時間指定料金

引越し業者各社の「時間指定」による料金は、繁忙期なのか閑散期なのか、荷物の量や移動距離はどうなのか、等に影響されるため、一概には言えない面があります。

そのためか、各社のホームページ等で確認する事は出来ない場合がほとんどです。

ですが一般的には、時間指定をした場合の料金は、時間指定をなしの場合と比べておよそ2~3割高くなると言われています。

特に繁忙期はただでさえ料金が高く設定され、割引もほぼ皆無といった状態になりますので、そこに時間指定の料金が加算されるとなると、金額にして数万円は差が出ると考えられますので負担は大きくなるばかりです。

また、時間指定がしやすい午前便は通常でも少し料金が割高ですので、さらに時間指定の料金が加算されれば痛い出費となります。

一方の閑散期でも、時間指定をした場合は別料金が加算される事になりますので、予定していた費用内での引越しは難しくなる場合もあります。

ただ、閑散期は割引率も大きくなりますので、交渉次第では安く済ませる事も可能です。

 

時間指定をしながらも安く引越すコツ

時間指定をしていながらも安く引越すコツは、やはり繁忙期を避ける事です。

  • 閑散期を選ぶ
  • 平日を選ぶ
  • 仏滅などを選ぶ
  • 月末よりも月初~月中を選ぶ

こうした条件が揃えば、時間指定をしても安く引越す事が可能になります。

また、可能なら午前便ではなく午後便で時間指定と相談してみましょう。

さらに安くなるはずです。