引越しで使えるレンタカーの種類とサイズ一覧!おすすめも紹介!

レンタカーを借りて自分で引越しをする人も、3月あたりはとても多くなります。

費用の節約にもなりますし、都合どおりの引越しができるので、荷物の少ない単身者や学生には支持されている引越し方法だと言えます。

ただ、トラックを借りるにあたっての注意点やどんなトラックを選べばいいのか、サイズなどもよくわからない場合が多いですよね。

そこで今回は、レンタカーのトラックについて、紹介してみますね。

引越しに使えるトラックの種類とサイズ一覧

自分でレンタカーを借りて引越しをする場合、荷物の量や移動距離、自力での引越し作業に慣れているか否か等を総合的に考えて車種を決定する必要があります。

レンタカー会社で借りることができるトラックには色々な種類・サイズのものがありますが、ここでは一例としてニッポンレンタカーのトラックについて紹介します。

 

標準トラック(平ボディー)

平ボディーとは、荷台が箱型になっておらずオープンな形状のトラックを指します。

農業用に使われる事が多い軽トラなどでよく見られる形です。

 

軽トラック

  • 積載量:350kg
  • 乗車定員:2名
  • 荷台サイズ:1,940×1,410
  • 料金:(一般料金)「3時間まで4,968円(税込)」「6時間まで6.048円(税込)」等

 

1t車

  • 積載量:850kgまたは1t
  • 乗車定員:2名または3名
  • 荷台サイズ:2,470×1,600
  • 料金:(一般料金)「3時間まで5,508円(税込)」「6時間まで6,588円(税込)」等

 

2t車

  • 積載量:2t
  • 乗車定員:3名
  • 荷台サイズ:3,115×1,615
  • 料金:(一般料金)「3時間まで8,100(税込)」「6時間まで9,829円(税込)」等

 

2tロング車

  • 積載量:2t
  • 乗車定員:3名
  • 荷台サイズ:4,350×1,790~2,070
  • 料金:(一般料金)「3時間まで10,908(税込)」「6時間まで13,068円(税込)」等

 

ドライバン(箱型)

ドライバンとは、荷台部分が箱型の荷室になっている形状のトラックを指します。

運送会社などでよく使われている形の車です。

 

2tレンタホール

  • 乗車定員:3名
  • 荷台サイズ:3,145×1,770×1,885(長さ×幅×高さ)
  • 料金:(一般料金)「3時間まで10,908(税込)」「6時間まで13,068円(税込)」等

 

2tロングレンタホール

  • 乗車定員:3名
  • 荷台サイズ:4,310~4,480×1,760×2,075
  • 料金:(一般料金)「3時間まで13,068(税込)」「6時間まで15,768円(税込)」等

 

2tワイドロングレンタホール

  • 乗車定員:3名
  • 荷台サイズ:4,310~4,480×2,065×2,075
  • 料金:(一般料金)「3時間まで13,608(税込)」「6時間まで16,308円(税込)」等

 

以上が、ニッポンレンタカーで借りる事のできるトラックの一例です。

料金については、時期やプラン・予約の仕方などによって多少の変動があり、会員(メンバー)になっていれば割引料金が適用されます。

 

乗り捨てについて

多くのレンタカー会社では、乗り捨ての扱いも可能となっています。

乗り捨てとは《車を借りた営業所以外の営業所に車を返却する事》を指し、自分の都合の良い場所に放置すると言う意味ではありません。

ニッポンレンタカーを例に挙げると、乗り捨てで車を借りたい場合は「ワンウェイ・レンタル」という利用の仕方となり、事前の予約が必要になります。

この時、返却予定の営業所を指定する事になるのですが、地域によっては乗り捨てが利用できない場合もあります。

例えば離島、冬の豪雪地域などでは利用不可または条件付となる事があり、事前に相談が必要です。

乗り捨ての利用料金は、

  • 車を借りた営業所と同一都道府県内の指定エリア内なら無料
  • 同一都道府県内の、一部指定エリアをまたがった利用なら有料
  • 他府県をまたがっての利用なら有料

と、3種類に分けられており、車種や乗り捨ての場所によって異なります。

例えば神奈川県・桜木町駅前で借りて静岡県・伊豆高原駅前に返却した場合、ワンウェイ・レンタル料金は14,000円となります。

ここで注意したいのは、この料金がレンタルすべての料金ではなく「乗り捨て手数料」のみであるという点です。

ですので、トラックをレンタルする料金は別途必要となります。

また、乗り捨ての予定ではなかったのに急遽乗り捨てにしなければならなくなった場合は、車を借りた営業所の許可が必要となり、手数料が発生します。

この場合、本来は乗り捨て料金が無料の区間だったとしても、急遽変更となった場合は手数料が発生してしまうので注意してください。

 

選び方のポイント

引越しに使うトラックは、さまざまな条件を総合して決定する必要があります。

例えば引越しを予定している日の天候、移動距離、行き先の環境、自力での引越しに慣れているか否か、と言う点はとても重要です。

天候については1週間程度の予報が確認できるのであらかじめおおよその判断はできますが、それでも急な変化は避けられないものです。

明らかに晴天・快晴だとわかりきっている場合は費用を節約するために平ボディーのトラックを借りても良いでしょうが、不安がある場合は箱型のバンを借りた方が安全です。

また、移動距離が長い場合は高速道路を使う事もありますので、走行中の衝撃などによっては荷崩れを起こしたりする可能性もあり、荷物が散乱してしまっては一大事です。

荷物が破損するだけではなく一時通行止めになるなど多大な迷惑をかける事にもつながってしまいますので、移動距離がある場合や高速道路を使う場合は平ボディーより箱型のほうがおすすめです。

もちろん自力での引越しに慣れている人なら積み方も問題はないですが、そうでない場合は積み方が悪く、途中で荷崩れを起こす事もないとは言えません。

そうしたトラブルにも対応できるのが箱型のバンなので、慣れていない人は特に、平ボディーは避けたほうが良いでしょう。

いずれの場合も、一般的な乗用車よりトラックは車高が高く、車体は長く幅も広いのが通常なので、大き目の車に慣れていない人は注意する必要があります。

また、最近はトラックでもAT車が増えていますが、中にはMT車しか用意されていない場合もありますので、AT限定の免許しか持っていない人は事前に相談しておく必要があります。

さらに、所有している免許証の種類によっても、運転できるトラックには制限があります。

法改正後の運転免許証(平成19年6月2日以降のもの)の場合は、それ以前の免許証とは違い、運転可能な範囲が狭まっています。

自分の所有している免許証の範囲に見合ったトラックを借りる必要がありますので、荷物の量とトラックのサイズ、それで大体何時間くらいかかるか…等をよく計算しておきましょう。

 

平成19年6月2日以降に取得した普通免許で運転できる範囲

平成19年6月2日以降に取得した普通免許で運転できる車両には制限があるため、トラックをレンタルする場合は注意が必要です。

2016年3月現在、平成19年6月2日以降取得の普通免許では次のような条件を満たす車両に限って運転が可能です。

  • 車両総重量が5t未満の車両
  • 最大積載量が3t未満の車両
  • 乗車定員が11人未満の車両

例えばニッポンレンタカーのトラックを例に挙げると、箱型の荷室がついていない平ボディーの標準トラックならT-Hクラス(軽トラ)~T-Cクラス(2t)までは運転可能ですが、その上のT-Dクラス(2tロング)は運転する事ができません。

また、ドライバンと呼ばれるいわゆる箱型の荷室がついているトラックなら、R-Dクラス(2t)のみ運転可能となっています。

近距離で荷物が少なく、且つ天候に問題のない日に引越し作業をするなら平ボディーの標準トラックでも問題ありませんが、そこそこ距離のある引越しや天候に不安がある日の引越しなら、箱型のドライバンの方が安心・安全なのでおすすめです。

しかしそうなると、現在の普通免許で運転できるトラックは比較的小さめのものに限定される場合が多いと言えます。

ただし、平成19年6月2日以前に取得した普通免許なら

  • 車両総重量が5t以上8t未満の車両
  • 最大積載量が3t以上5t未満の車両
  • 乗車定員が11人未満の車両

が運転可能なので、一般的なレンタカー会社のトラックの中で運転できない車両はほぼありません。

ニッポンレンタカーでは、平成19年6月2日以前に取得の普通免許で運転できないのはマイクロバスのみ、中型免許および大型免許を取得していればすべての車両が運転可能となっています。

ちなみに筆者は大型免許を所有しているのでどれでも運転できてしまいますが、引越し作業は荷物の搬出や搬入の作業がとても大変なので、いくら運転が可能でも自力での引越しは避けてしまう傾向が年々強まっています。

 

激安レンタカー

レンタカーを借りて自分で引越しをする時、気になるのがトラックのレンタル料金です。

大手レンタカー会社で借りれば、サイズにもよりますが6時間程度借りただけでも簡単に1万円ぐらいは飛んでいってしまいますよね。

移動距離が長かったり荷物の量が多かったり、さらには人手が足りず搬出や搬入に時間がかかってしまえば料金は加算されていく一方です。

ですので、できれば激安レンタカーなど料金の安い所でトラックを借りたいと考えている人も多いのではないでしょうか。

そこで、利用料金の安いレンタカー会社をいくつかピックアップしてみましたので、参考にしてみてくださいね。

 

ジャパンレンタカー

2tアルミバン

  • 6時間:8,800円
  • 12時間:9,800円
  • 24時間:11,800円等

 

パワーゲート付アルミバン2tロング

  • 6時間:12,800円
  • 12時間:13,800円
  • 24時間:16,500円等

 

アルミバン4tロング

  • 6時間:11,800円
  • 12時間:12,800円
  • 24時間:15,500円等

 

他にもサイズ、仕様の異なるトラックが多数あります。

 

日進レンタカー

2tアルミバン

  • 1日:11,000円

 

2tロングアルミバン

  • 1日:14,000円等

 

料金が安いだけでなく、大手レンタカー会社では見かけることが少ない4tトラックのレンタルをしているところもあり、自分でトラックを借りて引越しをしようとしている人にとっては大きな魅力ですね。