【引越しの荷造り】化粧水などの化粧品類の梱包方法。処分方法も。

女性にとっては欠かすことのできない化粧品類。

瓶や割れ物、チューブなども多いので引越しの荷造りの際にはとても神経を使いますよね。

また、海外への持ち出しに際してはいろいろな注意点も多いのが化粧品類なので、今回はそれらについて解説していきますね。

化粧品類の基本的な梱包方法

女性の引越し荷物の中でも化粧品類は、瓶やチューブのほか割れ物、液体などが多いので荷造りにとても神経を使うものです。

購入時の箱やケースが残っていれば梱包に苦労することはありませんが、化粧品類の元箱を保管している人はほとんどいないので、引越しの際には破損のないように注意して梱包する必要があります。

 

化粧水など液体のもの

ふたをしっかりと締め、液漏れのないようにしておきます。

容器がガラス製の瓶ならエアパッキンやタオルで巻き、ビニール袋に入れて口を縛っておくと安心です。

最近は容器がガラス製ということは少なく、ほとんどの物がプラスチック製なので割れる心配は多くはありませんが、重量物が載ったりした場合は割れる事もあるので、念のため、厳重に梱包しておきます。

 

クリームなど

ふた付きの容器に入ったものは化粧水などと同じように梱包します。

横向きになるとふたの内側にべったりとクリームがついてしまうので、ダンボールに入れる際は上向きにして、できるだけダンボールの底の方に入れるようにします。

 

チューブ式のもの

チューブ式の美容液やクリームなどはいくらエアパッキン等で梱包しても押されたら意味がありませんので、何かの空き箱などを利用します。

たとえばティッシュペーパーの箱やお菓子の空き箱で良いので、こうした箱に、ビニール袋に入れたチューブ式の化粧品類を収め、できるだけ押されないようにダンボールの隅に、高さのあるものに紛れるように入れると良いでしょう。

 

化粧道具類

化粧道具類はポーチなどにまとめ、重量物が載らないようにするため化粧品類を入れたダンボールの一番上に入れましょう。

もしそれでも破損が心配な場合は、チューブ式の化粧品類と同じように、空き箱などを利用してその中に収めると安心です。

 

ネイル用品

ネイル用品はとても細かいので、空き箱やタッパーなどの容器を利用します。

中で動かないようにエアパッキンで軽く包んで詰めたり、ハンカチなどに包んで詰めると安心です。

空き箱やタッパーのふたをしたら開いてしまわないようにセロテープ等でしっかり留めて、できるだけダンボールの上のほうに入れるようにします。

マニキュアなど瓶のものはエアパッキンで1つ1つ丁寧に包みましょう。

 

女性の必需品、化粧品類の梱包方法はこのようになります。

最近はあまりガラス製の化粧品類は多くないので比較的荷造りは気楽に行えますが、ダンボールへの詰め方を間違うとプラスチック製でも破損につながりますので、《たいていの化粧品類は立てて詰める》事を基本にしてください。

 

化粧品類の処分方法

引越しの際にこれまで使っていた化粧品類を処分する場合、種類によってその方法は異なります。

 

化粧水や乳液など液状のもの

化粧水、乳液などは普通に洗面所やトイレに流して大丈夫です。

お肌につけて良いものなので、流したからといって悪影響が出るものではありません。

流した後、よく水を流すようにしてください。

 

クリームやマニキュアなど粘度の高いもの

ティッシュや新聞紙、キッチンペーパーなどに含ませて可燃ごみとして出します。

 

化粧道具

自治体によって異なりますが、可燃ごみまたは不燃ごみとなります。

 

化粧道具をはじめ、化粧品類の容器の処分方法については、自治体の取り決めによって大きく異なるため一概には言えません。

たとえば、「プラ」と表示のある容器類はプラスチック容器類として、瓶なら瓶、わかりやすいのでこの部分に関しては問題はないでしょう。

ですが、「プラ」の表示のないプラスチック製品の場合、自治体によっては可燃ごみ扱いになったり、不燃ごみ扱いになるなどさまざまです。

化粧道具類のほとんどはこうしたプラスチック製品なので、処分する際は自治体のルールに従うようにしてください。

 

海外への引越しの場合

海外への引越しの場合、機内へ持ち込める荷物や預けることができる荷物には制限が設けられています。

化粧品類もそういった制限のある品物に含まれているため、注意が必要です。

 

100ml(g)を超える液体物は機内持ち込み不可

化粧水や乳液など液状の化粧品類、クリーム、ヘアスプレーやネイル用品などは、制限量を超えて機内へ持ち込むことはできません。

ただし、容量1リットル以下の透明プラスチック製の袋の中に、100ml以下の容器に詰め替えた化粧水等を入れてある場合は1人1つに限って手荷物として機内へ持ち込むことが可能です。

この際の透明プラスチック製の袋のサイズは、縦20センチ以下、横20センチ以下のもので、マチ付きは容量を超えてしまうので使用できません。

また、1容器100mlを超える場合でも、スーツケースに入れチェックインカウンターに預けた場合は禁止対象となりません。

こうしてみると、一般的に使われている化粧品類で機内持ち込みが絶対不可となっているものはほぼなく、規定の容量以下の容器に入れた一定量のものであれば機内持ち込みも可能となっています。

また、スーツケースに入れてチェックさえ受けていれば規定以上の容量のものでもOKとなっています。

 

新品はだめな場合も

新品の化粧品を大量に持ち込む事はできない場合があります。

新品だと、海外へ行って転売を行う可能性があるとみなされるため、持込不可となることがあると言われています。

そのため、中にはパッケージをはがして新品だとわからないようにして持ち込むという人もいます。

また、同じ種類の化粧品類は持ち込める数量に制限があり、それを超えると課税されます。

機内への持込に関してはテロ対策が主な理由ですが、新品の化粧品に関しては商業用とみなされることが理由のようです。

海外への引越しの場合、これまで使ってきた化粧品が同じように手に入るかわからないという不安もあり、できるだけ持っていきたい…と思ってしまうのもわかりますが、なかなか思うようにいかないものですね。