引越しの手順や段取りには一定のルールや決まり事があります。
これを守らないと後で思わぬトラブルの原因にもなりかねませんので、何から手をつけていいかわからないという場合は、チェックリストを活用すると良いでしょう。
どんな引越しにも対応できる一発解決チェックリストを用意しましたので、ぜひ活用してみてくださいね!
目次
引越しには決まった手順があった
引越しには一般的な手順や段取りがあります。単身での引越しでも家族での引越しでも、どちらにも共通するもので、ルールにも似たものになります。
引越しをするうえでの常識とも言えるものですから、覚えておくと良いでしょう。
1.退去の通知
引越し先が決定したら、今住んでいる部屋の管理会社に退去の通知を行います。
一般的には「1か月以上先」を退去日として通知しますが、それより前に退去したい場合は1か月分の賃料を支払う事で退去が可能になります。
ですから、無駄なく引越しを行うためにはできるだけ早めに退去通知を行い、無駄な賃料を払わなくて済むように計画しましょう。
2.電気やガス会社への連絡
電気・ガス・水道・NTTなどへの転居の連絡も早めに行いましょう。
特にNTTは時期によっては開通に時間を要する事が多いので早めの手続きがおススメです。
3.引越し業者の選定
引越し業者選びも早めがおススメです。というのは、時期によっては引っ越し日を選べなくなってしまう事があるからです。
特に2~3月あたりは最も引っ越しが多くなるハイシーズンですので、土日を選ぶ事はほぼ無理となってきます。
希望通りの引越しをするためにも、そして少しでも引っ越し費用を安く済ませるためにも、早め早めの手配が功を奏します。
4.荷造り開始
普段あまり使っていない物や収納スペースにしまわれているものは、どんどんダンボールに詰めて梱包していく事を開始しましょう。
5.学校などへの連絡
学校へ通っている子どもがいる場合は、転居先とその日程が決定した時点で連絡しておきます。
転校の手続き、そのタイミングなどを相談する必要があるからです。
また、受け入れ先の学校との連携も必要になるのでできるだけ早めに行動するのがベストです。
6.役所での手続き
転居の手続きは、おおむね1週間前から行う事が可能です。ただ、平日しか窓口が開いていない事が多いので、タイミングを見て早めにやっておくと良いでしょう。
遠く離れた地域に転居する場合、引越し後ではなかなか都合がつきにくい事もありますので、理想は引越し前…でしょう。
7.粗大ゴミの処分
転居が決定した時点で、不用品と思われるものは早めに粗大ゴミの手配をしましょう。粗大ごみは回収日が地域ごとに決められていますので、いつでも出せるわけではありません。
その日を逃したらゴミなのに新居へ運ばなければならない…という事態になりかねませんので、早めに行動しておきましょう。
8.引越し作業当日
荷物の搬出が終了したら今度は新居へ向かい、搬入を見守ります。同日中に今までの部屋が退去になる場合は、荷物の搬出後に軽く掃除をしておくと印象は良いでしょう。
また、鍵の返却は最初にあずかった全ての鍵を揃えて行います。管理会社へ持って行き返却する場合と、退去の立ち合いを行うのに管理会社の人が訪ねてくる場合とがありますので、事前に確認しておくと良いでしょう。
ざっと引っ越しまでの手順をリスト化してみました。何から手を付けていいかわからない事も多く、やる事がたくさんありすぎるので忘れてしまう事もないとは言えません。
そんな時のために、こうしたリストを活用するようにしてくださいね!
チェックリストを活用しよう
先に挙げたリストを、チェックリスト化してみましたのでぜひ活用してくださいね。
- 保険会社への退去通知も同時に
- 電気
- ガス
- 水道
- NTT
- 携帯電話
- プロバイダ
- 郵便局
- NHK
- カード会社
- 収納スペース
- 和室
- 寝室
- リビング
- 子供部屋
- キッチン
- 洗面所
- 玄関
- その他
- 転校
- 口座の停止(口座振替だった場合)
- 学用品費の精算
- 転出
- 国民健康保険(必要な場合)
- 国民年金(必要な場合)
- 手当関係(子ども・必要な場合)
以上の手続きは引越し前の居住地で行うものになります。他にも、転居先でやらなければならない手続きも同じく、たくさんあります。
例えば車を所有しているのなら住所変更が必要になったり、そのためにはまず車庫証明を取得する必要があったりと、引越しにまつわる手続きは山ほど残されています。
それらを滞りなく済ませるためにも、引越し前に行うべき手続関係は、取り残す事なく確実に済ませておきましょう。
後で「あれも必要だった」「これもだった」となって、元の居住地を何度も訪問しなければならなくなる…なんて事も実は少なくありません。
比較的近い地域で、行くのにそれほど苦労しない場所ならいいですが、県外などだった場合はなかなか簡単に行く事ができなくなってしまいますので、注意が必要です。
特に課税証明書等の書類は新しい地域で必要になる事が多いので、多少お金がかかると感じても多めに取得してから転居するのも一つの方法です。