同棲のために賃貸物件を探しているカップルは多いですが、思うように部屋が見つからない・契約を断られる…というような悩みは尽きないものですよね。
そんな悩み多きカップルのために、同棲するならどういった部屋を選ぶべきか、契約で断られないためにどうするべきか等、いくつかのポイントと注意点を紹介していきますね。
目次
カップルで同棲するための部屋選びで重要な3つのポイント
同棲するために賃貸物件探し中…というカップルも、最近は珍しくなくなりました。
別々で暮らすよりも絶対お得!という経済面、そしていつも一緒にいられるという安心感。
そんな理由で同棲を始めるカップルが増えています。
でも、いざ部屋探しを始めると、どんな部屋にすればいいのか、家賃はどれくらいがいいのか等、わからないことだらけでなかなかいい部屋が見つからないなんてことも少なくありませんよね。
そこで、カップルが同棲するための賃貸物件選びで重視すべきポイントを紹介してみましょう。
個々の部屋が必要
ラブラブでいつも一緒にいたい、ず~っと一緒…そんな気持ちもよくわかりますが、ずっとそれでは息が詰まってしまうものです。
別々に暮らしていて時々会う…そんな生活をしていたときは「とにかくいつも一緒にいたい」で良いものですが、いざ一緒に暮らしていく・生活をともにするという形に変わると、《一人になりたい》《自分の時間がほしい》と思うようになるものです。
そのため、同棲する場合の賃貸物件探しでは「自分の部屋」が確保できるような部屋数のある物件を選ぶべきなんですね。
具体的には自分と彼、ともに1部屋ずつ持てる上に一緒に食事ができるスペースがある2DKが理想でしょう。
もう少し予算を抑えるなら2Kという方法もありますし、逆に予算的な余裕があるなら3Kや3DKも悪くありません。
入居者層を確認
2DKでも家族が住んでいる場合もあります。
最近赤ちゃんが生まれた…などのような場合はほとんどがそうでしょう。
ですが、最近まで子供がいなかったのだから子供のいないカップルと生活パターンはさほど変わらないだろう…などと考えてはいけません。
小さな子供がいればいるほど生活リズムに関してはうるさくなるもので、騒音の問題などに敏感になります。
そのため、子供のいる人といない人との間でトラブルが起こることがとても多くなっています。
こうしたことを避けるためにも、できれば不動産屋で入居者層に関して教えてもらい、トラブルが起こりそうな住宅なら避けるようにすると良いでしょう。
家賃で無理はしない
別々で暮らしてきたのだから、家賃は多少高くても大丈夫…なんて思ったら大間違いです。
今まで一人だったのに二人暮らしになると、電気代もガス代も、水道代もすべてが今までよりも高くなり、「こんなはずでは…」といった思いが出てくるものなんです。
また、双方の収入が安定していれば問題ありませんが、一方が仕事を失ったり病気や怪我で仕事ができなくなった場合も想定した家賃の設定をしておくべきです。
人生、一寸先は闇と言います。
生活費の中で最も高額になる家賃の支払いが滞ることのないよう、あらゆることを想定しておく事も必要なんですよ。
これら3つのポイントをおさえて物件探しをしていくと、意外にすんなりと理想の物件に出会えるかもしれません。
また、部屋選びで重要なことは、《譲れない条件》が何なのかを明確にしておくことです。
たとえばキッチンは独立しているのがいい、トイレ・バスは別々がいい、駅から徒歩○分以内がいい…などです。
特に女性の場合は帰宅が遅くなった時の事を考えて、暗く細く人通りのない道を通らなければならないような部屋ではなく、大通りで人通りも多く商店も多いような道を通って帰宅できる部屋を選ぶ、商業施設が近場にある部屋を選ぶなどは重要です。
カップルで同棲する際の賃貸契約時に気をつけたい3つの注意点
一般的な賃貸物件は、カップルで同棲する人たちではなく単身者・家族用として出ているものがほとんどです。
そのためか、結婚していないカップルが同棲するために部屋を借りたいと申し出ても、すんなりと許可してくれる大家さんはそんなに多いとは言えない状況です。
「結婚していない=信用がない」という事なんですね。
いつ別れてしまうかもわからない、その時家賃の支払いはどうなるのか?誰が保証するのか?などいろいろな問題が出てくるだけでなく、結果として大家さん側のマイナスになる場合が多いからなんです。
言葉は悪いですが、社会的信用のない同棲という形での契約を喜んで許可してくれる大家さんはあまりにも少ないといわざるを得ないのが現状なのです。
ただ、そんな中でもいくつかの注意点を理解し、それさえ気をつけておけば意外にも簡単に許可が降りる場合もあるので、いくつか紹介してみます。
婚約中という形にすると無難
同棲します、というと大家さん世代にはあまり良い聞こえはしません。
それだけで契約を断られることも少なくないので、できれば「婚約中」という形で契約を申し込むのが無難でしょう。
あくまでも「婚約中」なので、後にそれが破棄となる可能性も秘めた形での契約ですから、途中で別れてしまうような事があったとしても問題にはなりません。
もちろん、先々のことをまったく意識しておらず、結婚のけの字も考えていないカップルの場合は虚偽ということになってしまうのでおすすめしませんが、いずれ結婚を…という気持ちがあるなら婚約者として入居申し込みをするのも良いでしょう。
契約時の名義は連名
結婚していない、同棲…それだけでも貸す側は嫌がる事が多いものです。
いつ別れて家賃滞納になるか不安だからです。
仮に契約時の名義人が別れて出て行ってしまった場合、残った同居人に支払いを求めることが難しくなるので嫌がられるようです。
こうした理由で拒否されるのを防ぐためには、名義は連名にし、それぞれに支払い義務を持たせる事です。
保証人もそれぞれにつける
契約時の名義と同じく、保証人もそれぞれに個別でつけ、1つの契約に2人の保証人がいるという状態にします。
こうすれば、どちらかが出て行ってしまった場合でも支払い義務および保証人が残るので課す側は安心して許可を出してくれる場合が多いのです。
これら3つの注意点をおさえておけば、契約時の問題はほぼ回避できるでしょう。