いつも一緒にいたいから同棲したいけど、手順がわからない。
ただ部屋を借りて引っ越せばいいだけ?
…何かちょっと違う気がしますよね。
同棲から破局へと向かわないために、しっかりとした手順を追って準備を始めるためのコツやポイントを紹介してみますね。
気持ちの確認と親の許可
どうして同棲しようと考えているのか、お互いの気持ちをしっかりと確認してみましょう。
女性側によくあるのが
- いつでも一緒にいたいから
- 会えないのは寂しいから
といった感情的な理由です。
また、男性側に多いのが
- 会う事の他にも、家の事など楽できるから
- 結婚しなくてもいいし考える期間にできるから
といった現実的な理由です。
はっきり言って、これでは女性側に不利な状況での同棲開始となってしまう事が目に見えています。
そして「それでもいい」と安易に同棲を開始する人の多くは、結局うまくいかず別れているようですよ。
同棲は、
《結婚前のお試し期間》
《結婚費用をためるため》
などの理由で始めたほうが比較的うまくいき、同棲のままズルズル…ということは少ないようです。
そういった事も踏まえて、同棲を始める前にお互いの気持ちをしっかりと確かめて、結婚に向けた気持ちが固まっている事を確認してから行動を開始しましょう。
また、親に同棲することの許可を取る事も、先々のことをしっかりと考えた上での行動だと理解してもらううえでとても重要です。
親の許可を取っているということは、いわば「親公認の仲」。
自分も相手もいい加減なことはできないと自覚が芽生えてくるきっかけにもなるはずです。
貯金を始める
同棲するためには部屋の確保や家財道具の購入、いろいろなところでお金がかかります。
それをどちらか一方が用意するのではなく、お互いの気持ちで同棲するのですから、二人で貯金を始めましょう。
- 部屋の確保に約30万円前後
- 家財道具をそろえるのに約10~20万円前後
これくらいは用意しておく必要があるでしょう。
同棲を開始したら光熱費の支払いなども発生してくるので、その際に使う銀行口座も、この際用意して、そこに二人で毎月少しずつ貯金していくという方法が良いかもしれませんね。
物件探し
二人で暮らす部屋を探しましょう。
同棲を成功させるポイントは、自分の部屋を持つ事。
お互いに部屋が持てるように、2DKなどの間取りがおすすめです。
二人そろって不動産屋へ出向き、予算や間取りの希望を伝えて、ある程度見繕ってもらうと楽ですよ。
その際、車で案内されると思いますが、駅からの距離や街の様子、商業施設などについても案内してもらえるようにお願いしてみましょう。
お気に入りが見つかったら、すぐに申し込みもできるように、前もって必要書類は持っていくと良いでしょう。
住民票、印鑑、収入証明、保証人関係の情報と印鑑証明など、必要と思われるものを準備しておきます。
引越し準備
引越し業者を決めて、引越し準備を開始します。
引越し業者は時期によっては大幅に安くやってもらえるので、複数の業者から見積もりを取ってください。
業者と引越し日が決まったら、それに向けて準備を開始します。
いらない物は処分するなどしたり、実家暮らしなら必要なものだけを持っていくなどしましょう。
同時に、引越し日が決まったら電気・ガス・水道などの使用開始日を連絡し、引越し当日から使えるようにしてもらいます。
家財道具をそろえる
家具類などは部屋を見せてもらうときにサイズを測っておきます。
その上で引越し日に合わせて届くよう、購入しておきましょう。
細かなもの…例えば調理器具や食器などは、デートの際に少しずつ買い揃えて行っても楽しいかもしれませんね。
引越し
いよいよ引越しです。
引越し業者には、立ち寄りプランをお願いして、両方の荷物を一度に運べるようにしておきましょう。
こうすることで引越し費用を大幅に節約することができます。
また、引越しが済んだら、周囲に引越し挨拶に行っておくと、暮らしやすくなります。
手続き関係
住民票や運転免許証などいろいろな手続きが出てきます。
できれば転出も転入も一度に行ってしまうと面倒がありません。
住民票は、まだ結婚しないのであれば「別世帯」として届けを出せば《世帯主は誰?》…といった問題は回避できます。
つまり、同じ部屋に住んでいるけれどお互い自分が世帯主の別世帯…シェアハウスみたいな扱いです。
そうでなければ一方が世帯主、一方は「同居人」という表記になってしまいます。
住民票が移れば免許証の住所変更も行えますので、一気に済ませてしまいましょう。
ほかにも、クレジットカードや通販、銀行や郵便局などさまざまな手続き・届出が必要になります。
こうした手続きや届出には特に書類が必要ということはあまり多くないので、新住所が決まり次第、変更しておくのも良いでしょう。
ただし、クレジットカードは新住所を証明する書類が必要になる可能性が高いので、住民票などを用意してから手続きを行いましょう。