家賃交渉はその方法やコツを知っていないとうまくいかないものです。
いくらお金を払っても自分のものにならない賃貸住宅だからこそ、可能な限り家賃は安く抑えたいもの。
希望に違い物件を予算の範囲内で借りるために必要な家賃交渉の上手な方法とコツを、こっそり教えちゃいますね。
目次
家賃交渉に関するよくある質問
賃貸住宅を借りる際、家賃の交渉はほとんどの人がしています。
ただ、その方法や交渉の仕方によっては成功しない場合もありますので、失敗しないための交渉の仕方やコツを知っておく必要があります。
ここでは、家賃交渉に関するよくある質問を集めてみました。
家賃交渉のタイミングと言い方には何かコツがありますか?また、成功率はどれくらいですか?
家賃交渉は、実際に物件を見せてもらった後のタイミングでするのが常識です。
部屋を見せてもらったら気に入らなかったという場合も、ないわけではありませんよね。
また、不動産屋側も「本当に借りてくれるのかわからない」という段階で大家さんに家賃を下げて星と頼む事はできないからです。
また、言い方は《実際に物件を見て気に入ったから申し込みたい》《でも家賃が予算を超えているので少し下げてもらえたらすぐにでも申し込みたい》…というような言葉で家賃交渉をするのがもっとも良い方法で、成功率も高くなります。
このように、《ここに住みたい!》という前向きな姿勢を見せる事で、ほとんどの場合家賃交渉は成功します。
筆者の経験では、こうした方法で100%成功してきています。
実際に可能な値下げ幅はどれくらいですか?
実際の値下げ幅は大家さんの考え方によって異なります。
筆者の経験では、もっとも下げてもらえた時の金額が5,000円でした。
次に3,000円、2,000円などでした。
おそらく一般常識的には5,000円未満の下げ幅だと言えるのですが、1,000円でも下がれば家賃交渉は成功したと言えるようです。
家賃交渉は誰に対して、どのような方法でするのが普通ですか?
家賃交渉の窓口は不動産屋です。
決定権は大家さんにありますが、あくまでも窓口となって大家さんに交渉してくれるのは不動産屋です。
だからこそ、不動産屋での第一印象は非常に重要なんですよ。
問い合わせ時点でいきなり「安くならないか?」などのメールをしたり、電話だけで交渉使用とするのは大きな間違いです。
不動産屋は「人を見る商売」なので、誠実な態度・姿勢を持った人にはどこまでも力を貸してくくれたりもします。
ですがそうでない場合は協力してくれる事はないんですよ。
契約して済み始めてから家賃を下げてもらう交渉はできますか?
住み始めてからの家賃交渉は不可能です。
住み始めてから家賃に不安が出てくる可能性があるなら、契約前に交渉をお願いしてみましょう。
家賃交渉に失敗しない方法はありますか?
100%絶対に成功するという方法はありません。
ただ、ここに住みたいという前向きな姿勢を見せ、誠実な態度で交渉していく事で成功する確率は上がります。
複数の不動産屋を利用したほうが家賃交渉には良いですか?
複数の不動産屋を利用するという方法はあまりおすすめできません。
不動産業界は横のつながりを強く持っていますし、大家さんへの家賃交渉が何度も行われる事になりますので、カンの良い大家さんならぴんと来るでしょう。
もちろん、最初から「家賃交渉は無理です」と交渉の余地はないと言い放つような不動産屋なら見限ってほかの不動産屋をあたる方法も良いでしょう。
家賃交渉後にキャンセルはできますか?
可能です。
あなたの申し込みに対して家賃の値下げを許可しただけであって、まだ契約もしていません。
さらに言えば、ほかの人からの申し込みに対してその値下げ後の家賃が適用されるわけではないので、ほかの人からの申し込みに対してはゼロからやり直しになるだけです。
家賃交渉は賃借人の権利
賃貸物件を借りる際、家賃の交渉を行う事は借りる側に許された大きな権利です。
ですので、賃貸住宅を借りるほとんどの人は契約前にできるだけ家賃の値下げ交渉をして、納得のいく内容で契約を行うようにしている事でしょう。
不動産屋側もそれを重々承知しているので、迷っている客を見て「家賃の交渉はできますから」と言ってくれることもあります。
ところが、中にはまだこちらが何も言っていないのに「家賃の交渉は無理」「これがめいっぱい」と牽制してくる不動産屋もいるのが現実です。
正直、借りる側の気持ちとしては、こういう牽制の仕方は気に入りません。
借りる側の大きな権利を認めないという事ですから。
筆者はそういう態度をとる不動産屋とは契約した事が一度もありません。
すべてお断りしているからです。
最初の段階、いえ、まだ契約すらしていない状況でそれでは、その先どんなにイヤな思いをするか目に見えますよね。
それこそ退去の際のトラブルまで入居前から想像できてしまいます。
不動産屋が客に対して見た目などでいろいろ判断するのと同じく、客側も不動産屋のそういった態度でその先を判断する必要があります。
たいてい、第一印象というのはそれほど大きく外れてはいないものなんですよね。
誠実な対応をしない不動産屋とかかわりを持つ事は、悪夢の始まりとさえ言っても過言ではないと筆者は思っています。