単身の引越しならダンボールのみの引っ越しも考えますよね。家具なし、家電なしで身軽な引っ越しだからできるだけ安く済ませたいですからね。引っ越し業者に頼むのは高くつきそうでもったいないけど実際どうなのか、もっと安くできる方法はないのか。ダンボールだけの引越しについて解説していきます。
目次
ダンボールの数によって選べる方法が3つある
家具や家電なしでダンボールのみの引っ越しをしたい場合、引っ越し業者に頼むよりも宅配便を利用したほうが安くなる場合もあります。
ゆうパック(宅配便)を利用する方法
例えばゆうパックなら、100センチサイズのダンボールを同一県内に複数送ると、通常ならば1個につき1,130円かかりますが、窓口への持ち込みで1個につき120円の割引、さらに複数割引または同一あて先割引の利用で1個につき60円が割り引かれますので、実質950円で送る事ができてしまいます。これなら仮に20個送ったとしても2万円かからない計算になります。
引っ越し業者の単身者用プランを利用する方法
引っ越し業者の単身用の引っ越しプランも最近は格安で用意されていて、2万円以下というものも珍しくありません。こうしたものを上手に利用すれば、家具なし、家電なしのダンボールだけの引っ越しはとても安く済ませる事ができてしまうのです。
運送会社を利用する方法
大手運送会社などでも単身用の引っ越しパックが用意されています。ダンボールの数がとても多く、単身用の引っ越しパックを使ったほうが安くなる場合は、そちらを選ぶと良いでしょう。
宅配便のような形で段ボールを送った方が安上がりか、運送会社の単身引っ越しパックを利用したほうが安上がりか、はたまた引っ越し業者の単身用の引っ越しプランを利用したほうが安上がりかは、送りたいダンボールの数量によって違ってくるので、細かな計算をして比較してみると良いでしょう。
普通に引っ越し業者にダンボールだけで頼んだらいくらぐらいになる?
普通に引っ越し業者にダンボールのみの引っ越しを頼んだ場合、いくらぐらいになるのかは、引っ越し業者によって異なります。
基本的に引っ越し業者の見積もりでは「距離」「作業員の人数」「荷物の量(トラックのサイズ)」が引っ越し料金を決める大きな柱となっています。ですから、ダンボールの数が多ければ作業員が増える可能性もありますし、トラックのサイズも大きくなります。
さらに移動距離が長ければ料金もそれだけかかってきます。ですが、通常の引っ越しよりも人員は少なくて済むのでダンボールだけなら安くなる事は間違いありません。
このように、運送会社などの宅配便やゆうパックなどではあまり大きく影響しない要素が、引っ越し業者では影響を与えていたりもします。
ただ、最近では引っ越し業者でも単身用の小さな引っ越しプランを用意している場合が多く、運送会社でよく使われるカゴ車のようなものに積めるだけ積んで運んでくれる事があります。
また、同じ方面へ引っ越しする人が他にいた場合、一緒に荷物を積んで運んでいく、相乗りのようなプランを用意しているところもあり、こうしたものを利用すると格安になるという場合もあります。
ただし、いずれも具体的に「いくらになるか」は、見積りをしてみなければわからず、ホームページなどを見てもはっきりとした金額を知る事はできません。仮に「○○円~」のように非常に安く出ていても、実際に見積もりをしてみたら全く違った!という事も少なくありませんので、そういった表示はあくまでも最低金額の目安にとどめておくようにしましょう。
引っ越し業者に頼んだ場合のメリット・デメリットは?
ダンボールのみの引っ越しを、引っ越し業者に頼んだ場合のメリットとデメリットについて、見てみましょう。
まずメリットは、その日のうちに荷物を転居先で受け取れる事です。もちろん距離があまりにも離れている場合は翌日になってしまう事もあるかもしれませんが、基本は当日中でしょう。
また、宅配便のように送り先を間違われてしまう事がまずない事も大きなメリットです。さらに補償もありますし、ダンボールも無料でくれる事がほとんどですから助かってしまいますね。
逆にデメリットは、ダンボールの量と距離によっては料金が高くなってしまう事がある点でしょう。他には、ダンボールだけで依頼した場合、他に同じような依頼をした人がいれば荷物を一緒に運んだり、その都合上荷物の到着が当日中でなくなる事もある点です。
これは絶対にそうなるというわけではなく、経費を抑えて料金を安く済ませるための方法として提案される事があるというだけですが、そういった可能性もあると言う点をおさえておきましょう。
引っ越し業者に頼んだ場合のメリットとデメリットは大きなところではこんな感じでしょう。
宅配便を利用した場合のメリット・デメリットは?
一方、宅配便を利用した場合のメリットとデメリットも見てみましょう。
宅配便を利用する一番のメリットは、料金の安さです。もちろん、ダンボールの量によっても異なりますが、50個も100個も送るのでなければ圧倒的に安くなると言えます。また、例えば一度に全部送らず数回に分けて送る事もできるので、荷造りの都合に合わせる事ができます。
逆にデメリットとなるのは、荷物の到着が数日後になる可能性がある事です。距離によっても異なりますが、翌日、あるいはそれ以降というのが通常です。また、まれに送り先を間違われる事もあったり、破損が生じる事、荷物が行方不明になる事もあります。もちろん補償はありますが、気分の良いものではありませんね。
さらに、一度に大量に送ると荷物の到着に時間がかかったり数回に分けられたりする可能性もあるので、嫌がられないために初めから数回に分けて送るなどの工夫が必要な場合もあります。
宅配便を利用する場合のメリットとデメリットはこのようになります。
結局どうするのが一番安く済むの?
ダンボールのみの引っ越しをする場合、どういった方法を取るのが一番安く済むのでしょうか。
結局は、ダンボールの数がどれくらいになるのかと移動距離がどれくらいなのか、その2点が結果を大きく左右すると言えますので、まずはダンボールの数を正確に把握したうえで宅配便ならいくら、という数値をはじき出しておきましょう。
これは運送会社のホームページで確認する事ができますので、ダンボールの数と大きさ、行き先がハッキリしていればいつでも計算する事ができます。
その上で引っ越し業者に見積もりを依頼して、どちらがより安く済むかを判断すれば良いでしょう。もちろんこの時、安くしてもらうための交渉もできますので、最終的に安く済み、引っ越し準備などの都合と照らし合わせて自分の都合にピッタリ合う方を選択するのが良いでしょう。
ただ、運賃だけでなくその他の部分もトータルで考慮して考えてみるようにしましょう。例えば宅配便だとダンボールを自分で用意する必要が出て来ます。買う事もできますが、結構なお値段です。
引っ越し業者の場合でも、通常の引っ越しならダンボールは無料でくれますが、格安の単身用プランだとダンボールは有料という事もあります。スーパーなどでもらってくると言う方法もありますが、それも結構大変な作業ですよね。
もし、移動距離がそれほどでもなく、家具も家電もないダンボールだけの引っ越しなら、自分の車あるいはレンタカーで休日などを利用して自力で運ぶという事も、アリかもしれませんね。