基本は当日配送だが例外あり?引越しの配送日数について解説!

引越しの荷物は当日配送されるのが当たり前だと思っていたけれど、そうじゃない場合もありますよね。

それってどういう場合にそうなるの?

また、その場合って荷物がないから生活はどうすればいいの?引越し荷物の配送に関する様々な疑問や不安にお答えしてみますね。

引越し荷物はいつ来るの?

引越しの荷物は、特別な契約内容になっていない限り当日配送になるのが基本です。

これが引越し業者を利用する最大のメリットと言えます。

ダンボールに詰めた荷物を、宅配便などを利用して引越す…という方法も流行っていますが、到着は早くて翌日となるのが一般的なので、当日配送が基本の引越し業者を利用する事には大きな意味がありますよね。

また、特別な契約内容とは、例えば「前日に荷物の積み込み作業をして、翌日に新居で下ろす」というような場合を言います。

筆者もよくこうした内容で契約する事がありますが、引越し費用を安く抑えるために有効な場合が多いです。

 

当日配送にならない場合は?

引越し荷物が当日配送にならないのは、次のようなケースです。

 

1.引越し費用をおさえる場合

引越し費用を極力抑えるために、当日配送は控える場合があります。前日に荷物を運び出し、翌日以降に新居へ搬入してもらいます。

例えば午後から他の引越し作業の予定が入っている場合などは、午前中に搬出だけとりあえずやってしまえば済む…のようなケースです。

引越し業者側の都合になるので、引越し費用を抑える事が可能になるんですね。

 

2.遠方への引越しの場合

引越し先が遠方の場合、荷物の搬出日と新居への搬入日が別になるのが基本です。移動距離にもよりますが、早くて翌日、遅いと数週間という事もあります。

引越し荷物が当日配送にならない主な理由はこれらですが、共通して言えるのはどちらも《引越し業者側の事情》が大きく関与しているという事です。

 

当日配送じゃない理由は?

引越しの荷物が当日配送にならない理由はさまざまですが、遠方への引越しの場合を解説してみますね。

遠方への引越しでは、荷物を積んだトラックがそのまま新居へ運んでいくという事がありません。
どういう事?と思いますよね。

実は、お部屋から荷物を運び出す際に使ったトラックは、引越し業者の営業所に戻り、混載便の大型トラックに積みかえられる場合があります。

例えば自分が神奈川から大阪へ引越すとしましょう。

同じように、同じ時期に他にもう1人神奈川から大阪へ引越すという人がいたとします。

この場合、荷物を積んだトラックがそれぞれに出発して高速を使って荷物を届けに行った場合、2台分のトラックの費用と人件費がかかります。

ですが、どうせ同じ方面に行くのだから大きなトラックに積みかえて1台で行けば車両代と人件費がずいぶんと浮くわけです。

このように「全ての同じ方向行きの荷物が集まったら出発」という方針なので、日数がかかるんです。
ですから、この場合の荷物の到着は本当に日数がかかる事が多いんです。

例えば1週間や2週間という事もあります。

それでは困る、無理、という場合は混載便ではなく積み込んだトラックで搬入先まで行ってもらえるように相談してみると良いでしょう。

値引きは難しくなるので費用はその分割高になってしまう可能性がありますが、それでも早く荷物が届くので生活に支障はないですよね。

こうした混載便を使ったた引越しは、学生や単身者など比較的自由の利く人たちに多く利用されています。

費用面で言えば、《驚くほど安くなる》というのが一般的で、20万円以上かかるはずの引越しが4万円程度で済んだという例もあります。

 

配送方法の違いによっても日数は異なる

引越し荷物が当日配送にならない事は、配送方法の違いによっても発生します。

引越し先によってはトラックによる陸送ではなく、空路、航路という可能性もあります。

例えば本州以外の場所、沖縄や北海道に荷物を運ばなくてはならない場合などに空路や航路が利用される場合があるんですよ。

当然ですが、これらの場合には当日配送をする事が不可能なので、それなりの日数が必要となってきます。

荷物の到着に日数がかかると予測される場所への引越しは、前もって準備を整え、余裕を持った日程で引越しをする必要があるでしょう。

また、荷物が届くまでの間、生活して行かれるだけの身の回り品を少し残しておき、荷物の到着までしのげるようにしておきましょう。

 

荷物到着までの生活

引越し荷物が新居に到着するまで日数がかかる場合、生活に必要な荷物がない状態である程度の日数を過ごさなくてはなりません。

ホテル住まいなら必要な物はある程度揃っていますし、ウイークリーマンションという手もありますね。

また、その間は実家に身を寄せるなどもありますが、遠方への引越しで、現地で荷物を待たなくてはならない場合はそうはいきません。

ですので、最低限必要となる身の回り品、例えば着替えや化粧品、学生なら学習道具や洗面用具などは一通り手荷物として持っておく必要があります。

とは言え、家族連れの場合は結構な量になりますので、ダンボール詰めにして宅配便で新居へ送っておく事をおすすめします。

引越しの荷物は届くまでに日数がかかったとしても、宅配便の荷物なら早ければ翌日には届きます。

遅くとも翌々日には届きますので、そうした方法を使って何とかしのげるようにしておきましょう。